里田まいさんといえば、明るいオーラと周りをハッピーにする笑顔が印象的。
でも、日々の生活の中では、笑顔でいられないような大変なことも、少なからずあるはず……。
妻として、母として、女性として。前向きな心でいるための秘訣を教えてもらいました!
撮影では、鮮やかな春色のアイテムにも負けない、華やいだ笑顔を見せてくれた里田まいさん。里田さんといえば、にこにこと笑っている表情が思い浮かぶほど、輝く笑顔がとても印象的です。
「そんなに意識しているわけではないのですが、よく笑ってるねとは言われます。人と会うことや話すことが好きだし、テレビのバラエティ番組を見て爆笑することも。いつも楽しいポイントを探しているかもしれません」
ハッピーオーラ全開の里田さんは、私たちのように落ち込んだり、イライラすることもないのでは……?
そう問いかけてみると、「そんなことないですよ! イライラしまくりです(笑)。特に、育児では壁にぶつかって落ち込むことが多いです」と、意外な答えが。
マンハッタンの街中で息子のイヤイヤが炸裂!
里田さんの息子さんは、この2月で2歳になったばかり。1歳半頃からイヤイヤ期が始まり、この半年間は、大変だと感じる機会が増えたと言います。
道端で騒いでいては危ないからと抱っこひもをしたのですが、暴れて体がのけぞって抱っこひもからはみ出し、バタバタと大きく動かす手が私のあごに当たって痛いし……。これはどうしたものか、と途方に暮れました。
泣き声が迷惑にならなさそうな広場に連れていき、とにかく気が済むまで泣かせましたね。でも、だんだんと、このぐらいの年齢なら普通のことで、私が慣れていないだけなのでは、と考えるようになったんです。
なるべく息子のイヤイヤレベルを抑えられるように、グズりそうになったらおやつをあげたり、早めに寝かしつけをしたり、先手を打つようにしています。
息子が不機嫌にならないようにと、友達を呼んで一緒にランチをすることは、私自身の気分転換にもなりましたね。激しいかんしゃくで暴れる息子を抱っこしている姿を、通りすがりのニューヨーカーに記念撮影してもらったことも(笑)。
これからもいろいろと試しつつ、息子のイヤイヤ期を乗り越えたいと思います」
気持ちをぶつけたら、素直に謝って助けてもらう
産後すぐの子育て1年目には、情緒不安定になったことが。泣きながら、夫(ニューヨーク・ヤンキースの田中将大さん)に訴えたこともあったそう!
「産後って女性ホルモンのバランスが崩れることもあってか、すごく不安定ですよね。アメリカではほぼ子どもと2人きりでいるので煮詰まってしまい、イライラと怒っては、夫にぶつけてしまうことが頻繁にあって。自分が自分ではないような感覚になり、『私こういう性格になっちゃったのかな……』と落ち込むことがたくさんありました」
夫は仕事柄、家をあけることが多いので、つい孤独を感じてしまうのですが、私ひとりで悩んでいるんじゃないんだなと思うと心強く感じました。
当たってしまったと思ったら、私も素直に謝って、『ごめん、今イライラしてもっとイヤな言葉をかけちゃうかもしれないから、少し寝てきていい?』と自分から助けを求めるようにして。大変なときも、できるだけ夫婦で気遣い合って、前向きな言葉をかけていきたいなと思いますね」
会話したり、料理をしたり。ふたりの生活が楽しい!
夫の田中将大投手とは、今年で結婚7年目。いつも仲がよさそうで、おしどり夫婦のイメージもすっかり定着していますが……。里田さん自身は、何やら警戒している様子!?
実際に、毎日の生活はごく普通なんです。夫は物静かで淡白なほうだと思うので、例えば記念日にサプライズで贈り物をするとか、愛情を言葉で表現することはまずないんですよ。大ファンのアイドルには、あんなにもにこやかに思いを伝えているのに(笑)。
でも、それこそテレビを見ながら好きなアイドルの話をしたり、お互いに食べることが好きなので、今度これを作ってみよう、お取り寄せしようという相談はよくしていますね。
一緒に料理をすることも多くて、シーズン前のキャンプ先でラーメンをだしからとったり、いちご大福を皮から作ったこともありました。彼との日常が、それはもう、すごく楽しいんです。悔しいけど、やっぱり仲はいいんだと思います(笑)」
ステーキで元気を補充!夫のサポートはパワー勝負
何気ない日々を心から楽しむことが、田中家の円満の秘訣のよう。
とはいえ、夫はメジャーリーグで活躍するトップアスリート。調子がいいときと、あまり振るわないときの波もあるはず。パートナーをサポートするうえで、心がけていることはありますか?
そこで強く思ったのは、『私がまず元気じゃないとダメだ!』ということ。家庭に元気のない人がふたりもいても仕方ない。自分がパワーをつけないと、人のサポートなんてできないと思ったんです」
スタミナをつけて、『凹むのは今日で終わり! 明日から切り替える!』と気合いを入れて夫を迎えていましたね。
不調なとき、気を使われていると思うと夫もイヤだと思うので、できるだけいつもと変わらず、でもやさしさはプラスして。このときばかりは育児のストレスはぶつけず、息子が癒しになるように努めました。
その加減が難しいなといつも悩むのですが、できるだけ家が居心地のいい場所になって結果につながれば、彼も喜ぶはずだし、私も本当にうれしいんですよね。
『私はこの勝利のためにこれまで頑張ったんだ……!』と、耐え忍ぶ“おしん”のような気持ちになってしまいます(笑)。
彼がいい結果を残せれば、家庭も明るくなるので、これからも、少しでも力になっていければと思いますね」
撮影/菊地 哲(MUM) ヘア&メイク/TOMIE(nude.) スタイリスト/福田麻琴 取材・原文/野々山 幸
詳しくは2018年3/7発売LEE4月号をご覧下さい。
LIFEの新着記事
この記事へのコメント( 0 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。