前回のブログ【宝塚ぶらり散歩】の続きです。

【兵庫県・宝塚】鉄板焼きランチとぶらり散歩

ランチとお散歩の後はこちらへお邪魔しました。

宝塚市立手塚治虫記念館

火の鳥が出迎えてくれるこちらの記念館、地元の方にはお馴染みの場所でしょうか。

夫は小学生の頃、遠足で訪れたそうで今回約３０年ぶりの再訪となりました。

私はちょうどその頃テレビアニメで「三つ目がとおる」を毎週楽しみにドキドキしながら見ていたことを記憶しています。

「鉄腕アトム」「ジャングル大帝」「火の鳥」「ブラック・ジャック」などに代表される手塚作品はなんと約７００タイトルを超えるそうです。ページにして約１５万枚という驚きの数！

さて、５歳から上京するまでの２０年間を宝塚で過ごしたという手塚治虫先生。

手塚作品のテーマである「自然への愛」「生命の尊さ」は、この宝塚という自然豊かな地で熱中した虫探しを通して生まれたことだそうです。

中学生の頃に書かれたという昆虫日記は必見です！

まずは入り口の床と天井画にご注目！

館内に入るなりこの素敵な装飾に心奪われた私。

早速受付の方に撮影・掲載許可を頂きました。

「リボンの騎士」企画展

今回は宝塚歌劇の影響を大いに受けたというリボンの騎士の企画展が開催されており、貴重な原画を数多く目にすることができました。（２０２３.６.２５まで開催）

▲主人公サファイアは宝塚市の特別市民であり、観光大使でもあります。

「リボンの騎士」の雑誌掲載が開始された昭和２８年当時、少女向け雑誌は「あんみつ姫」に代表されるような笑いのある読み物が中心だったそうです。

そんな中「リボンの騎士」のような波乱万丈、毎回ドキドキするストーリー漫画の登場は読者の心を鷲掴みにし、その後誕生する少女漫画家たちへも多大な影響を与えたそうです。

「リボンの騎士」が最初に描かれたのは今からちょうど７０年前。

▲「なかよし」の表紙絵。肩の部分のホワイトを見て「うわぁ〜本物だああ」と感激。

美しく色褪せない作品の数々が、惜しげもなくたっぷりと展示されており、心ゆくまでその世界を堪能させていただきました。

漫画の世界を芸術として世に広めるきっかけを作った手塚作品を、大人になった今改めて手に取ってみたいと思いました。

ゾートロープを作ろう！ワークショップに参加

私が伺った日はゾートロープという、アニメーションの原理を生み出すきっかけとなった装置を作れるワークショップが開催されていました。（要予約、参加費２００円）

まずは連続した動きの１０枚の絵に色塗りをします。

次にはさみで切り離し、

順番を間違えないように糊で貼っていきます。

完成したのがこちら。

ドラムをくるくる回転させながら隙間から中を覗くとペンギンがジャンプしているように見えるのです。面白い！

こちらは展示品のゾートロープ。

興味津々で覗き込んでいます。

こんなふうにアニメの世界が始まったんだなぁと思うと感慨深いですね。

「アニメ工房」にてオリジナルアニメ作りに挑戦！

２コマの絵を自分で書くことができ、完成するとスタッフの方が画像を取り込んでくださります。

自分専用の画面に、自分の書いたアニメーションが映し出される特別感が嬉しい！

長男は羽が開いたり閉じたりするクワガタを、

次男はアイスクリームが溶ける様子を書きました。

（こちらのコーナーは開始時間が決まっていたので、あらかじめ希望時間を予約してから他のコーナーをまわりました。）

ジャングル大帝休憩コーナー

お疲れになりましたらこちらへどうぞ。

▲靴を脱いでくつろげる休憩コーナー。

葉っぱの椅子のかわいいこと。

こちらでは、手塚治虫作品のほとんどが揃ったライブラリーの本（書籍約２０００冊！英語、中国語、ハングルなどの外国語版、点字書籍もあり）を座って読むこともできます。

ミュージアムショップも充実！

他にも見どころがたくさん！

写真がなく紹介しきれていませんが、ミニシアターでオリジナルアニメを楽んだり、アニメ検索機で手塚作品のほとんどのアニメを観ること！などもできます。（時間が許せばずっと見ていたかった…！）

手塚少年が小学生の頃書いた紙芝居や、愛用品の展示などもありどれもとても興味深かったです。

正直、手塚作品を知らない子どもたちと行っても楽しめるのかな？と少し心配していたのですが体験コーナーが多く楽しめる工夫がそこかしこに、子どもたちも大満足でした。

見て、触れて、感じる、手塚治虫の世界！

ぜひ遊びに行ってみてくださいね。

むぎちゃん