何でしょう、この年になると、以前は何気なくこなしていたものにイチイチぶつかって、それはイチイチイいまいちで。
はい、えらいこと長く、ファッションと顔が迷子です。
20代はその若さと思い込みで、それが正解かはさておき、ある意味幸せな勘違いをできていたので迷子どころか暴走特急かの如く直進していたのに。アラフォー、長期間に渡っての迷子です。何を着てもイマイチで、自分の顔を見ては「長いーーーー。薄いーーーー。」と、数十年付き合ってきたはずの我が顔の面長&線でできた目&その薄さにお手上げです。いや、諦めたら、受け入れたら楽になるんでしょうけど、面長&顔薄は、面長&顔薄なりにまだあがいているんです。どこかに逃げ道があるのではないかと。
ちなみに、この年で顔迷子になるその原因のひとつはやはり年齢によるものらしいです。ひとつはというか、その原因の多くは、ですよね。(涙)
たるみ、しみ、くすみ、むくみ・・・。(なんか全てに「み」がついてますね。憎き、「み」!!笑)
知らぬ間に勢力を増したこれらが、数十年付き合ってきた私たち(顔と心)を仲たがいさせ、「違う。違う。何か違う!」と、彷徨い始める原因となっているのでしょうね。
全てを一気に解決できる魔法はないので、この薄顔と毎日向き合う上で少しでも気分をあげるため(心を慰めるため)、今月は誕生月だし(←誰かに対する言い訳。笑)、以前からいつかきちんと習いたいと思っていた、眉毛のレッスンに行ってきました。
面長&顔薄の私は、とにかく顔の余白が多いので、濃く太くできて、それ以外を存在感のなさを誤魔化せる眉毛、いや、もうこの際、眉毛様と呼びましょう(笑)、眉毛様の正解をずっと探ってきたのです。若かりし頃は、妙に角度のついた、カマキリの前足?みたいな眉毛の時代もありましたし(敵をどんどん威嚇しちゃうぞー!シャーッ!)、眉マスカラが出始めた頃には、ただでさえ薄顔なのに明るめのマスカラを乗せ、もはや顔の存在感ゼロ!?な時期も、濃い太い眉が流行れば、濃すぎて「え?マリモ2つ、くっ付けちゃった!?」なこともありました。眉毛の歴史、薄顔との格闘の歴史・・・。
雑誌でお勉強などもしてみましたが、果たしてそれが私の顔にあっているのか、正解なのか、その答えを求め、美容のカリスマ、神崎恵さんの眉毛レッスンの門をたたきました。
お洒落な壁紙の個室で行われたレッスンは、小人数制で神崎さんが個々に眉毛の悩みを聞いて下さり、それぞれにあった眉毛を片方だけ描いて下さいます。それを見ながら、もう片方の眉毛を自分で描きます。出来たら、神崎さんにチェックをして頂いて、描いた眉毛を消して、また練習。これを何度も何度も繰り返します。最終的には左右とも自分で描く練習をします。
生まれてこの方、こんなに長い時間自分の眉毛と向き合ったことがあったでしょうか。レッスンが終わるころには、眉毛と私はもはや戦友、互いの健闘を称えあって握手したいほどの気持ちになりました。「私の薄顔の未来は君に任せたぞ!」的な?「え?そんなの荷が重すぎますわぁ。」的な?(笑)
肝心の眉毛ですが、まず始めに自分が描いていったものを見て下さった神崎さんに、「正解が見えません。」と申し出ると、「それも(←今の眉毛の形)1つの正解だよ!」とおっしゃって頂けて、なぜかホッとしたのを覚えています。もちろん、そこからプロのご指摘をたくさん頂き、それは私の眉毛の形・顔に合わせたものなので、手直しして頂くたびに、ほほぅ!と唸ることばかりで、直接習うことの重要さを実感しました。
レッスンの最後には、神崎さんがメイクのお直しをして下さって、レッスンは終了。レッスン中、勉強することに必死&美しすぎて直視できなかった神崎さんのお顔を「今しかない!」とじぃ~っと見つめました(笑)。本当に見惚れるとはまさにこのことね!と言う程、美しかった!!いつまでも見ていられる!!綺麗という言葉より、「美しい」を連呼したくなるほどで、なおかつ、かわいい!!こんだけ見つめたら少しくらい、私の顔にその要素がコピーされたらいいのにと心底思い帰宅しましたが、家の鏡に写った現実はそりゃもう、相変わらずの面長&顔薄でしたがね。ちーーん。(笑)
その後の眉毛。習ったことに忠実に、まだまだ練習あるのみですが、レッスンに行った前と比べると、日によって仕上がりが微妙に違うということが少なくなり、かなり安定してきました。私の眉にはここが足りないということを教えて頂いたので、それを補うにはこうして・・・と、感覚だけでなく頭で眉毛を描くようになったからでしょうか。
私の顔迷子は、眉毛レッスンを通してひとつ解決策を頂きました。私の中では大きな一歩。まだまだ顔は薄いけど~。(笑)
神崎さんがメイクのお直しをしてくださった際に、つけて頂いたリップがCelvokeディグニファイド リップスの9番。テラコッタというお色です。オレンジ味が強い色で、自分では決して選ばないお色だったのですが、「1年中使える色だし、お勧めだよ!」とのお言葉を頂き、そりゃもう、入手ですよ。(笑)
新しい眉と新しい色を迎え入れ、迷子から少し脱出。
すっぴんは、相変わらずの「どちらさん?」ですが(笑)、受け入れるべきところは受け入れ、抗うところは抗い、逃げ道があるならそこに逃げ込み、年齢による変化を少しでも楽しめたらいいなぁと思います。
これ以上、顔が薄くなるのはできたら避けたいけど。(笑)
PANSY
40歳/夫・息子(8歳)・娘(6歳)/手づくり部/時間に追われる毎日ですが、その中に小さな楽しみを見つけて暮らしています。
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PANSY