父と母と私の3人で旅行をしました。
行き先と目的は、新潟県の越後湯沢にある宿「里山十帖」へ泊まること。
「提案型施設」「体感するメディア」として宿泊施設としては初めてグッドデザイン賞のベスト100に選出されたこちらの宿。
オープン以来、「泊まってみたいね」と、母と共に憧れており、3年越しでその夢を叶えました。
新潟駅から新幹線で約40分、乗り換えの電車を待つ間、越後湯沢駅の「越後十日町 小嶋屋」で、新潟名物へぎそば。
へぎとは、この木の器のことで、ふのりという海藻がつなぎとして使われているのが新潟のお蕎麦の特徴です。
私は「新潟のお蕎麦は甘い」と感じており、その甘みが故郷の味だと、大人になって思うのです(あくまで私比)
揚げたての天ぷらもサクサクで、美味。ここで満足して帰りそうな勢い…(!)
と言いながらも、ローカル電車に乗り換えて最寄りの駅まで移動。
今どき珍しい無人駅に降り立つと、無人駅に似つかわしくないスーツでパリッと決めた男性が、
ホームで可愛い傘を持って車でお迎えに来てくださっていました。この感じが既にワクワク。
山道を10分ほど走ると、何とも趣のある日本家屋が現れ、グレーのサラッとしたワンピースを着た宿のお姉さんたちが、
笑顔で出迎えてくださいました。
建物の中に入ると、高さ10メートル程もある巨大な吹き抜けと切り株のオブジェが。
早速、ウェルカムドリンク(ビールをチョイス!)と酒粕のケーキを出していただきました。
ここでもだいぶ満足。
電車を降りたってまだ15分というのに、既に魔法にかかったかのような、言葉にならない感動が止まりません。
お隣のテーブルの方々のお話しに耳を傾けると「2回目」「今回は2泊」などなど、魅了されるのがよく分かる!
さて、お待ちかねのお部屋。
早めに予約をしていたお陰で、一番人気という露天風呂付きのメゾネットのお部屋に宿泊させていただきました。
売店で1,000円で販売もしている備え付けのオーガニックタオルは「持ち帰り自由」。
ピープルツリーの部屋着やオーガニックのアメニティ等、どれを取っても優しさとサービス精神が旺盛。
あいにく2日間とも天気が悪く、百名山「巻機山」は見えませんでしたが、それだって自然。
澄んだ空気に包まれ、また、温かいお湯に浸かり、心が解放される贅沢を味わうことが出来ました。
売店、というよりも、ライフスタイルショップに並ぶ品々も厳選されていますし、
ラウンジ等に設置された館内のあらゆる椅子やテーブルが厳選されたデザイナーや職人の作品なのです。
長くなるので、食事は次回へ続きます。
タミオ
35歳/二人暮らし/心の豊かさを求め、北海道の田舎へ移住して10年以上が経ちました。出張や旅行で国内を飛び回っており、各地の味覚に巡り会うことが元気の源です。仕事中心の日々ですが、おしゃれやお買い物も更に充実させたいです。
この記事へのコメント( 8 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。
タミオ