元々印象派の絵画が好きなのですが、その流れでナビ派も好きな私。
ナビ派が一堂に会しているなんて、垂涎もの!という訳で、根津美術館の燕子花図展に続き、こちらも駆け込みで、東京駅からほど近い三菱一号館美術館で開催されている、「オルセーのナビ派展」へ行って来ました。
パリのオルセー美術館にあるナビ派の作品が中心となっている展覧会です。
ナビ派の中でも、とりわけピエール・ボナールが描くぼんやりとした輪郭、絶妙な色彩などの雰囲気が何ともいえなくて、私は好き。TOP写真の「格子柄のブラウス」も、ボナールの作品です。
80作品以上を堪能して、心に残った作品のポストカードを購入しました。
右下:エドゥアール・ヴュイヤール「八角形の自画像」
左下:ピエール・ボナール「黄昏(クロッケーの試合)」
左上:モーリス・ドニ「テラスの陽光」
特にヴュイヤールとドニの二作品は、対象物が色合いも形も程良く抽象化されていて、部屋に飾っていても絵が目立ち過ぎる事なく、インテリアにすんなり馴染んでくれそうでお買い上げ。
借りたオーディオガイドの解説にあった、「見えたままを描くのではなく、自分がどんな風に、何色に見えたか」に重きを置いて描いているのがナビ派の特徴だそうです。
写実的な絵よりも、印象派やナビ派に自分がひかれるのは、より画家の感情や個性が作品に描き込まれているからなのかもしれない、と初めてその理由が、ほんの少し分かったような気がしました。
三菱一号館美術館を出ると、薔薇が咲いていました。
ざっと雨が降った後だったので、花も葉も雨露できらきらと。
オルセーのナビ派展は、明後日21日までです。
気になった方は、丸の内ショッピングがてら、ぜひ。
オルセーのナビ派展
http://mimt.jp/nabis/
なごみ
39歳/夫・娘(1歳)/料理部・美容部/書くこと、おしゃれ、音楽にアート、美味しいもの、インテリアが好きですが、一番は娘を愛しているなごみです。良き日も、そうではない日も、私のページが誰かの心をゆるます場所になれたら嬉しいです。Instagram:@nagomioo5
この記事へのコメント( 0 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。