霜月
二十四節気は霜降。朝晩の寒暖差か、夏の疲れが出た頃か、息子は風邪っぴきで看病が続く。思うように身動きが取れない日々に溜息が混じるけれどできることをできるぶんだけ淡々とやってゆくしかない。マイペースにいけいけゴーゴー!
秋口に蒔いた種たちがわさわさしてきた
種を蒔いた大根、白菜が少しづつ「らしく」なってきた。大根の葉っぱがバンザイをしてくるくる回っているようで見ていて嬉しくなる。苗から植えたきゃべつとブロッコリーは虫がちみちみと食べていくものだから、頻繁に様子をみに行き、ぺっぺとはらう。わたしは虫や生き物が好きな方で、それは母が虫や生き物に苦手意識がなかったからで、よく蝉やてんとう虫を捕まえて見せてくれた事を思い出す。たぶん母は情操教育だとかなんだとか考えずにそうして生き物を見せてくれたり捕まえ方を教えてくれていたのだけど、今、ものすごく感謝している。息子の友達に虫を採ってみせたりすると目を輝かせて喜んでくれて、ちょっと、わたしヒーローじゃんか、と調子が良くなってしまう。笑



愛らしいローゼル、はじめまして。
そんなわたしの昆虫採集自慢はさておき、ばーっと種を蒔いた葉物もだんだんと芽がでてきた。芽が出てきたのはいいのだけど、何植えたっけ?とすぐ忘れる。メモにとイラストで植えたものを描いておいておいたけど、何度見てもすぐ忘れる。今日もまたこれなんだっけなーと思いながら水やりをしていたらお隣さんの畑に可愛らしいお花が咲いている事に気づいた。淡いうすピンクでオクラの花のような大きさ形。赤ワインのような深い生命力のある色をしたガク。なんだろうなあ、と見ているとお隣さんがやってきた。いつも気さくに色々と教えてくれるお隣さん。伺ってみると「ローゼル」だという。素敵だな、わたしも来年育ててみようかな、と伝えるといくつかガクを取りわたしの手にくださった。なんと。わたしにとってのヒーローはここにいた。

温かい飲み物であたたまろう。
「3.4個入れてハーブティーにするといいわよ。酸味があって美味しいの。」直径2センチ程のプクッとしたガクはスーパーボールくらいの固さ、ゴムに付けて髪飾りにして遊んだらチャーミングだななんて思った。お礼を言って家路につき、すぐにティータイムに。温かい飲み物で
疲労回復に美肌効果!フレッシュなローゼルティーで心身すっきり
しっかり水洗いした「ローゼル」にお湯を注ぐと透明なお湯がだんだんとと鮮やかな紅梅色に染まっていった。嘘みたいな発色のよさにどきっとした。5分ほどおいて飲んでみると、すっぱい!レモンやラズベリーを思わせるすっきり酸味のあるお味。ハーブな香りのなかにややフルーティーな印象がある。疲れが取れるような、身体全体がさらりと巡るような感じがする。カフェインもなくリラックスタイムにぴったり。

東京の畑は隣の人との距離が近い。物理的にも、心理的にも。わたしはその恩恵を存分にいただいていてありがたい限りで、こんなにいただいてばかりでいいのかな?とそわそわしてしまうこともある。いつか、わたしも「ローゼル」を分けられる人間になりたい。
008 - つかごん
主婦兼イラストレーター / 東京都 / LEE100人隊
33歳/夫・息子(2歳)・ミニチュアダックス/手づくり部・料理部・美容部/描いたり、つくったり、伝えたりのお仕事をしています。ゆるっと子育てをしながら暮らしと表現のあいだを探る日々を送っています。自分の感覚を大切に「LOVE!」と思った物事を気張らずに綴ってゆければと思っています。つくり手やデザイナーさんの想いがこもっている物や作品が好きです。身長160cm。
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