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シュタイナーのにじみ絵

  • さと

2017.04.06

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庭の桜も開花しはじめ、春の気配が広がってきました。短い短い春休みは、娘と一緒にいちごのジャム作りをしたり、少し遠くの図書館へ行って今まで借りたことのない本を手にしてみたり、ちょっと美味しいものを2人で食べに行ったり…。なんだかんだと、毎日ささやかながらも小さな楽しみをみつけて過ごしていました。

そんな中、春休みになったらしたいことのひとつだった、にじみ絵。ご縁あって半年足らずほど、シュタイナーの幼児教育や芸術療法を専門とされる、としくらえみ先生のにじみ絵教室に通っていたのですが、3月で京都での教室がなくなってしまったため、以降家庭でも出来るように、にじみ絵の全ての道具がセットになっているものを木のおもちゃ カルテットさんというお店で注文させて頂きました。

こちらは娘が教室で体験したもの。
にじみ絵の描き方はこんなふう。水彩画用紙をたっぷりの水で濡らし、スポンジで余分な水分を拭き取り、水で薄めた発色の良い水彩絵の具を、濡れた紙の上に落としていきます。ゆらゆらと漂う色彩が、じんわりと紙に染み込んでいき、さらに色を塗り重ねては、色彩の織りなす意外な展開を楽しみます。

にじみ絵は、出来上がったものそのものより、描いているその時間、色に浸りきるその時の心のゆらめきのようなもの、目に見えない感覚を大切にするのだそうです。ただただ、色と対話をする。短い時間だけれども、濃密な時間。それがいつしか無意識の根底に落ちていって自分の糧になる…。目には見えないけれど確かにそこにあるものを、シュタイナーの哲学は説いてくれています。

まだまだ勉強途中なため、上手く説明することもままならない状況ですが、家ではじめてにじみ絵をしてみて、そのあとの時間の娘の遊びかたや、心の落ち着き具合が、なんとなくいつもと違うふうに感じられたこと、娘の周りにとても穏やかな空気が漂っていたことが私にとって大きな学びとなりました。

にじみ絵は芸術療法にも取り入れられているそうで、心の治癒に効果的だというような文書を読んだことがあるのですが、本当にそうなのだなぁと体感しました。新学年が始まり、クラス替えもあり、不安定になりがちな春。娘の様子を見ながら時間を見つけて、にじみ絵を定期的にしたいなと思っています。なにより娘が大好きな遊びのひとつでもありますしね!

さと

32歳/夫・娘(6歳)/手づくり部・料理部/庭の桜を眺めながら、家族とともに過ごす日々。わが家の暮らしのもの・ことを、気ままにゆるゆる綴っていきたいと思います。どうぞよろしくおねがいします。

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