1ヶ月ほど前に、坂本龍一さんの「KAGAMI+」へ行ってきました。
「KAGAMI+」とは?

「KAGAMI+」は、坂本龍一さんとプロデューサーのTin Drumさんが、坂本さんの人生最後の4年をかけ、共に構想し制作したプロジェクト。(書くのが遅くなったため開催は終了しています。ごめんなさい!)
坂本龍一さん自身が名付けたもので、自分自身の「写し鏡」という意味が込められているそう。
また2023年のニューヨーク世界初演以来、世界各国で上演されてきた「KAGAMI」が大阪での日本公演を行うにあたって、音響や映像などがさらにバージョンアップ&拡張されたために「+」が加えられたとのことです。
100人隊同期のバマちゃんに教えてもらって、一緒に行きたい!と訪れた「KAGAMI+」。予習なしでの体当たり。(本当はもっと音楽聴いておけば良かったと後悔。。)ですがその世界に踏み込んで一気に引き込まれました。
目の前に現れた姿と奏でられるピアノ
メインは、ヘッドセットを装着して体験するバーチャルコンサート。
準備されているヘッドセットを装着すると目の前に坂本さんが存在し、ピアノを奏でている姿が現れました。
驚いたのがなんと言ってもその距離感!すぐ手が届きそうなほどのところに坂本さんが現れ、自分の目の前でピアノを奏でているのです。
表情や指づかい、髪の毛が動く様子までも感じられるほどの距離感にはじめは戸惑いましたが、映像と音楽と演出と、包み込まれているその全てに身を任せて全身で聴いていました。

またバーチャルコンサートの他にも、演奏データをグランドピアノで再現した自動演奏やインスタレーション、写真や言葉や映像など、本当に盛りだくさんな内容で。
そのすべてを噛み締めようとしてみたものの、理解できるものもあれば想像や理解を遙かに超えて受け止めきれないものも。
けれどどこまでも繊細で切なくて、心にスーッと染み込んでくる音楽がとても印象的でした。
そして思ったのです。本当にすごい人は自分なんかの想像を遥かに飛び越えて、いろんな人に優しいのだということを。坂本さんが生み出し、奏でる音楽にきっと世界中の人が救われて力をもらっているのだなと。

またその熱量も!坂本さんと、この企画に関わった様々な方たち、そしてここを訪れたたくさんの人の熱量にあの時私はきっと圧倒されていたのだなと、後からそのことに気づきました。
心を落ち着かせるためにランチ休憩を。
そして会場を後にしたのですが、しばらくの間興奮がおさまることはなく。心を落ち着かせるためにランチ休憩へ。smørrebrød KITCHENさんへ行きました。
先程までの興奮そのままにいろんな話をバマちゃんと。

バマちゃんとはゆっくり話がしたかったので、この時間が嬉しかった。
穏やかでやさしい空気感で話をしてくれる&聞いてくれるバマちゃんに自然と気持ちがほぐれました☺︎
オフィシャルショップで知ったあたらしい音の世界
その後は「KAGAMI+」のオフィシャルショップへ。
店員さんにレコードの視聴をすすめてもらって聴いてみたのですが、そこでまた驚きが。
レコードならではの響きとヘッドホンで一気にすごっ!となり、バマちゃんと音楽っていいね、すごいね!と良い刺激をもらい(語彙力が乏しくうまく表現できないのがとても悔しい)先程とはまた違った音楽の楽しみ方に触れることができて再び興奮気味に。
知らないことばかりの音の世界にもっともっと触れてみたいなと、良いきっかけをもらいました。
余韻を楽しみながらついた帰路
そしてお茶しよっか〜とお店探しを。なかなか座れるお店が見つからず…でも勘に頼って見つけられたお店にホッと一安心。昔ながらの喫茶店という雰囲気にのんびりゆったりとまた楽しんだお喋り。
けれど楽しい時間は瞬く間に過ぎ去り、あっという間に帰りのバスの時間に。バマちゃんに見送ってもらって帰路に着きました。
大阪から徳島までの時間は2時間半ほど。いつもは本を読んだりぼーっとしたり眠ったりしながら過ごすのですが、この時ばかりは坂本龍一さんの音楽を聴く以外にない!と夢中で聴いていました。こんなにもじっくりと音楽に耳を澄ませて聴いたのはかなり久しぶりで、いつもの道のりや時間があたらしい音楽に出会えたことで贅沢な時間に。
またこの日は雨が降っていたこともあって、窓から見える霞がかった景色が坂本龍一さんの繊細な音楽と重なってなんとも美しく、今日のことを思い浮かべながら自分の中に刻み込んでいくような時間になったことも忘れられない思い出になりました。
暮らしにできた、音楽に心を傾ける時間。
またあの日坂本龍一さんの音楽や音の楽しみ方と出会ってから変わったのは、毎日のように音楽を聴くようになったこと。
特に変わったのは聴き方。何かをしながら聞いたりとりあえず流しながらというのではなくて、この曲を聴こうと決めて心を向けて聴く時間が暮らしの中にできたのが一番の変化でした。
1日のはじまりや心を落ち着けたい時、そして寝る前に。目を閉じると見えてくる坂本龍一さんのピアノを弾く姿とあの日見た景色から、静かに、でもじんわりと心に響くものをもらっています。

そんな特別な時間を一緒に過ごすことができて、感じたことを共有できて、本当によかった。素敵なきっかけとあたらしい音楽との出会いをくれたことに感謝です。
バマちゃん、ありがとう!また会いましょう☺︎
【070.おーたむ】
070 - おーたむ
自営業 / 徳島県 / LEE100人隊
44歳/夫・娘(11歳)・息子(9歳)/料理部・手づくり部・美容部/趣味は読書と散歩。素朴で美味しいもの、自然の中で過ごす時間が大好きです。自宅は古いビルのワンフロアをリノベーション。身近にあるわくわくを見つけながら地方暮らしを楽しんでいます。視野を広げつつ自分に正直に、あそびを大切に。心が動いたことをシェアしながらLEE100人隊3年目も歩んでいきます。
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