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【読書記録】ヤングケアラーの僕が東大に合格するまで

  • TB あお

2026.10.17

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タイトルを見て、少し重いテーマかな?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

この本は家族の介護や世話を日常的に担う「ヤングケアラー」として過ごした著者が、過酷な環境や孤独と葛藤しながらも、自らの力で東京大学合格をつかみ取るまでの実話です。

ニュースや特集などで「ヤングケアラー」という言葉を耳にすることは増えましたが、当事者の置かれた具体的な日常や、その胸の内にあるリアルな葛藤にここまで触れられる本は、そう多くないと感じます。

「学び」は現状を変える唯一の手段、並大抵ではない努力の凄み

彼にとって勉強は、単なる受験対策ではなく「置かれた環境や現状を変えるための唯一の手段」でした。

どんなに過酷な状況であっても「環境のせいにせず、諦めない」という強い意志。そして何より圧巻だったのが、その圧倒的な努力量です。 高校受験ではテキストが真っ黒になるまで勉強をし、東大の過去問50年分を3周解き明かすなど、想像を絶するような学習をやり切る執念には、言葉を失うほどの凄みを感じました。

「できない理由」を探すのではなく、「今できること」に全力を注ぐ姿勢に深く胸を打たれます。

周囲の小さな関わりや言葉が持つ「大きな力」

過酷な孤独の中にいた彼の支えは周囲の人々との関わりでした。

どんな成績でも彼の決めた進学先を応援してくれる学校の先生、辛いときにさっと励ましてくれる友人、そして警察官から掛けられた一言。何気ない小さな一言や関わりだったかもしれません。しかし、それが苦しい状況にある彼にとっては、落ち込んでいるときも、もう駄目だと諦めそうになりそうなとき、それが励みになっていました。

私たち大人や身近な存在が掛ける言葉ひとつにも、誰かの力になる可能性が秘められていることを教えられます。

言い訳をせず、どんな状況も全力を尽くし楽しむ姿勢

大変な環境下にありながらも、彼は決して投げやりにならず、置かれた状況の中で「できること」を一生懸命にやり遂げていました。

学校の先生に自分からアプローチして勉強のアドバイスをもらったり、文化祭の実行委員を務めて学校生活そのものを楽しもうとしたり。さらには、妹さんの受験を全力で応援する温かいお兄ちゃんでもありました。

制約が多い毎日の中でも言い訳をせず、目の前の日常や役割を最大限に楽しもうとする姿には、人としての本当の強さを感じずにはいられません。

読み終えたあと、ただ「感動した」「凄かった」という言葉だけでは片付けられない、引き締まった気持ちが残りました。

自分が置かれている環境に感謝し、言い訳をせずに目の前のことへ一生懸命に向き合うこと。そして、周囲の人々に温かい眼差しや言葉を向けること。

日々の暮らしの中で、自分にできることを丁寧に重ねていきたいと思わせてくれる大切な一冊になりました。

子育て中の方はもちろん、何かに対して壁を感じている方や、毎日に迷いがある方にもぜひ手に取ってみていただきたいです。

TB - あお

会社員 / 埼玉県 / LEE100人隊トップブロガー

40歳/夫・息子(14歳・8歳)/フルタイムの会社員、ワーママ歴は13年目に突入。39歳でリモートワーク中心の会社に転職しました。平日はとにかく質素に疲れないように過ごし、土日は子ども達の試合を見に行ったり、カフェに行ったりアクティブに過ごしてます。趣味は読書、料理、インテリア。特技は家計管理。日々、自分の心と身体を整えるために、ジャーナリング、読書、ヨガ、ウォーキングや筋トレに勤しんでいます。骨格ストレート、イエベ秋。身長153cm。

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