高雄らしいものを求めて
せっかく高雄に来たので、その土地らしいものを食べてみたいと思い、調べてみたらどうやら「汕頭火鍋」というのが名物だそう!言ってみたのは、ステンドグラスで有名な美麗島駅のすぐ近くにある「汕頭泉成沙茶火鍋」。創業はなんと1943年。80年以上続く、高雄を代表する老舗の火鍋店です。
老舗!
🍲高雄で80年以上続く
老舗の「汕頭泉成沙茶火鍋(シャントウ・チュエンチョン・シャーチャー・フオグオ)」。「泉成」がいわゆるお店の名前、ブランドです。老舗のお店がいくつかあるなかで、この「泉成」も有名だそう。

「汕頭」は実は台湾ではなく中国の広東地方の地名。「沙茶」は調味料の名前です。潮汕地方の調味料である「沙茶」の食文化が台湾に渡り、台湾独自の火鍋文化として定着していったそうです。最初は、なぜ中国の地方の名前はついているのに高雄のローカル飯なんだろうと不思議でしたが、歴史を紐解くと面白いです。
TIPS
高雄で育った「汕頭沙茶火鍋」|「汕頭沙茶火鍋」は、中国・広東省東部の潮汕地方から台湾へ渡った人々の食文化をルーツに、高雄で独自に育った鍋料理。港町・高雄には潮汕出身者が多く暮らすようになり、故郷で親しまれていた沙茶を使った牛肉料理や鍋が広まりました。それから扁魚の旨みをきかせた澄んだスープで肉や野菜を煮、濃厚な沙茶醬につけて食べる現在のスタイルに。つまり「汕頭」と名前についていても、実は台湾、とりわけ高雄で発展したローカルフード。汕頭泉成は1943年創業で、その歴史を今に伝える老舗のひとつです。
魚のスープとキャベツの甘み
🐟スープは意外なほどあっさり!
火鍋なので、まず鍋のスープ(鍋底)を選びます。麻辣味など色々ありましたが、まずはこのお店の伝統の「汕頭扁魚鍋」を選びました。「扁魚(ビェンユー)」は干した魚の旨みをきかせたスープ。具材を煮るほど肉や野菜の旨みも加わっていきます。キャベツもたくさん入っていて、甘みもどんどんスープに溶け込みます。

欠かせない!
自家製の「沙茶醬」
そして汕頭火鍋に欠かせないのが「沙茶醬(shā chá jiàng/シャーチャージャン)」。

「沙茶醬」はぱっと見、ねりごまのような見た目。魚やエビに、ニンニクや香辛料などを合わせて作るガツンと濃厚な調味料です。一般的な台湾の沙茶醬にも、魚乾や蝦米、扁魚などの海の旨みが使われています。中国の潮汕や福建、台湾など中国南部から台湾にかけて広く親しまれているそう。特に火鍋では定番のつけダレで、上海の火鍋店でもよく見かける存在です。
「沙茶」はいわゆる「サテ」ソースがルーツ。東南アジアへ出た潮汕や福建の人々がこれを故郷へ持ち帰り、中国南部の味覚に合わせて改良しました。「茶」とありますが、お茶は関係ないソースです!
このお店では、卵黄と「沙茶醬」、ネギとニンニクを混ぜるのがおすすめのツケだれ。
タレとスープ
あっさりとコッテリの組み合わせ!
面白かったのは、鍋そのものの味が思った以上にあっさりしていること。火鍋というと、とても辛い鍋が定番ですが、これは本当にあっさり!でも魚の出汁で美味しい。

扁魚の旨みをきかせたスープで肉や野菜を煮て、そのまま味わったり、沙茶醬につけたり。濃厚な沙茶醬も鍋に合います。具材から出てくる出汁で、どんどん美味しくなるのも面白いところ。
具材の定番は、まずは薄切りの牛肉。そこに、魚のすり身を包んだ「魚餃」や魚団子、豚肉入りの「福州丸」、湯葉、白菜やキャベツ、きのこ、豆腐などを加えるのが定番だそう。
私たちも「魚餃」や揚げた湯葉、海鮮なども入れました。
高雄で火鍋を食べるなら
台湾で火鍋というと、麻辣鍋が定番ですが、高雄で出会った汕頭火鍋はまた全然違うもの。高雄に来たらぜひ試してみてください!

上海のトレンドを発信!
お店の方に掲載の許可はいただいています。謝謝🐼
043 - ひろぱんだ
会社員 / 中国 / LEE100人隊
40歳/夫・息子(7歳)/料理部・美容部/上海で暮らしています。現地採用で上海で働きはじめたワーママ。ファッションもコスメも、インテリア、料理もなんでも好きなミーハー迷子になりがち。趣味はおいしいものを食べて飲むこと。旅行、お出かけも大好きです。上海で見つけた素敵なコト、モノを発信していきます。身長168cm。
この記事へのコメント( 0 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。
















