こんにちは。りーぬです。
先日、思い立って気になっていた美術展に行ってきました!
六本木
森美術館にて開催中!
ロン・ミュエク展

オーストラリア生まれ、英国在住の現代美術作家、ロン・ミュエク氏の、大小様々なリアルな人体彫刻が展示されています。
会場は平日でも多くの人で賑わっていて、性別や年代も様々な様子。
5月頃に当日フラッと立ち寄ったら、満員で入れなかったので、今月やっと、当日チケットをWEBで購入して入場することができました。
驚愕!
まるで本物!
細部まで緻密な人間の描写

Woman with Sticks(2019)
実際に作品を見ると、肌の色や質感のリアルさに驚愕します。
その生きたような眼差しや表情を見ていると、「人間とは何か」作品に問われているような気持ちになります。

In Bed(2005)
展示されている作品は、女性・老人・子供・作者自身など、どれも他人に見られているとは思えない素の表情で、決して目線は合いません。
どこか物憂げな視線を投げかけます。
目を背けたくなる
シワ、毛穴、たるんだ肌
これは私かもしれない

Woman with Shopping(2013)
スーパーのレジ袋を両手に持ち、赤ちゃんを抱っこ紐で抱え、虚な表情の女性。

自らの役割の重さと疲労で疲れたような表情は、定時で仕事を終えて、ダッシュで保育園へお迎えに行っていた頃の自分自身を重ねてしまいます。

Mask II(2001-2002)
こちらは、作者本人の巨大な顔の自画像。
肌や体毛の質感が、ものすごくリアル。
朝起きて一番最初の景色、夫の寝顔に少し似ていて親近感を感じます。
唇の皺、髭、まつ毛、弛む肉、毛穴、鼻毛など…
均等に生える髭の位置までがどう見ても本物にしか見えません!
マスクなので、裏側は空っぽ。
リアルな人間さと、そうでない人形のような面が作品には備わっていて、その違和感に不安や恐怖さえ感じます。

巨大な100個の頭蓋骨も。

マス(2016-2017)
巨大な頭蓋骨がぶっきらぼうに転がっている作品は、まるで人間ではない何か小さな動物になって、人間を他人事のように見ている感覚になります。

頭蓋骨の上部を裏側からみたり、頭蓋骨の耳や食道の穴、歯が一部あったり無かったり…その付け根を眺めたり。
人間の肉体や、死や、命について、考えさせられます。
人間とは何か?
作品は全て撮影可能で、スマホを片手に、好きな角度からアートを撮影できるのが面白かったです。

Chicken / Man(2019)
館内を歩いていると、作品と観客がアートになり、人間すら全て作品に見えてきます。

気持ち悪さもありながら、親近感もあったり、
あまりに滑稽で笑えたり、共感しすぎてゾッとしたり。

Ghost(1998)
会場では、作品の制作過程を撮影したドキュメンタリーも放映されていたのですが、
一体一体、髪の毛を縫ったり、肌の色を緻密に塗る様子は、作者がまるで人間を作る神様のようにも見え、肉体とは何か?不思議に感じ、自分自身の肉体も繊細に観察したくなりました。

爪の先まで、まるで本物…
目を背けたくなるような人間の老いや醜態も、まざまざと突きつけられますが、それが人間。
人間をこんなにも観察し、深く再現する作者の執念を感じます。
作品を見ていると、自分の肉体や命の有限、儚さや無力さを実感する反面、一人一人の人間は生きていて、懸命に生を全うしようとする強さにも目を向けたくなりました。

森美術館のある53階からの眺めも絶景でした!
ロン・ミュエク展は9月23日まで。
TBりーぬ
TB - りーぬ
会社員 / 東京都 / LEE100人隊トップブロガー
46歳/夫・息子(17歳)・娘(15歳・10歳) /手づくり部・料理部/ 高校生、中学生、小学生3人の育児と仕事に奮闘中。健康のために、野菜多めの食事やヨガ、ピラティスで心身を整えています。インテリアやファッション、カフェでお茶する時間も好きです。日々を大切に、好奇心を忘れず、家族や周囲を笑顔にできるような暮らしまわり、体づくり、料理、働き方などのライフスタイルや感性をLEEで勉強中。自分自身が「いいな」と思ったことを人に伝えることが好きです。読者モニター経験、LEE100人隊7年目。身長162cm。
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