愛媛から茨城へ
夏がはじまる少し前に、夫の転勤に伴い愛媛県から茨城県へ引っ越しました。
あっという間の2年半でした。
愛媛に初めてきた日、生後5ヶ月の娘を抱え親も友人もいない土地での子育てが心細くて、高速道路から見える景色が涙で滲んでいたのを覚えています。
ですが、不安は杞憂に終わりました。
私が子どもに見せてあげたかった景色、食べさせてあげたかったもの、体験させてあげたかったことは、すべて愛媛にありました。
ゆっくりとした耳心地のよい伊予弁。冠雪する山々の稜線を眺めながら家で飲むあたたかいコーヒー。風を感じながら自転車をとばして海辺の市場に行き、つやつやした氷の上に並べられている新鮮なお魚を買う日常(鯛のお刺身が300円くらい!しかもびっくりするくらいおいしい!!)。
そして毎日きらきらした目で保育園に通い、野球グラウンドのような広い敷地を走り回る娘の姿を見るのが何よりも嬉しくて。
宝石みたいに輝く瞳ってこの世に本当にあるんだな、と笑ってしまうほどでした。
私たち家族にとってはご褒美のような時間でした。
愛媛で子育てをするという機会を与えてくれた夫と夫の会社関係者には、一点の曇りもなく、心から感謝しています。

最後の1ヶ月は寂しさのあまり荷造りしながら涙を流す始末。
大人なのに、親なのに、と情けなくなりましたが、大人になってからの方が涙を堪えるのが下手になった気がします・・・・・・
その土地で根を下ろして暮らすことと、期間限定で暮らすこと。
それらはまったく違うものです。
このさみしさは無責任なものだと言われたらそうかもしれません。
だけどこのさみしさこそが、私の愛媛での暮らしが幸福に満ちていた証でした。
お世話になったすべての方々に「さようなら」と告げると、もう二度と会えない気がして、私は必ず「どうかお元気でいてください」と伝えるようにしていました。
愛媛だけでなく、これまでの人生でお世話になった方々にはどうかこの先ずっと元気でいてほしい。
今、この文を綴りながら想いを馳せています。
「暮らし」とは何なのか、深く考えるように

これまで「暮らし」って衣食住のことでしょ、快適に、安全に、無駄がないように、失敗しないように、恥をかかないように整えればいいものでしょ、と漠然と思っていました。
でも愛媛での「暮らし」は、そこにいるだけで五感が満たされるものでした。
その土地に居を構え、その土地でしか食べられない食べ物を食べ、その土地でしか見られないものを見て、その土地でしか出会えない人と大きな声を出して笑い合う。
「暮らし」の捉え方は人それぞれ、正解はないものだと思っていますが、私にとってはこれこそが「暮らし」の本質なのではと思うようになりました。
快適さや安全面が保証されているのを前提とすると、「暮らし」は「生き方」そのものに近いのかもしれません。
憧れの暮らしは、憧れの生き方。
今後の長い人生の中で、もっと深く考えていければと思います。
これから私ができる小さな恩返し

これから私が愛媛に恩返しのためにしていきたいことは沢山ありますが、その中の一つがふるさと納税です。微々たる額ですが、納めたお金がお世話になった市の子育て支援に充てられたら嬉しいなと。娘の保育園のお友だちが、息子の同級生たちが、安心して成長できるように支援してほしい。
これは私の労働意欲にも繋がります。
最後に、愛媛県の100人隊の同期のNo.021バスチーさんとNo.057まゆまるさんへ(ご覧になっているかしら・・・・・・)
柔らかな雰囲気をまとうお二人のブログは、私が出会った愛媛の方々のお人柄そのものだと思っています。いつかどこかで会えたときには、お声がけさせてください。
なんだかいつも以上に脈絡のない文、しかも湿度100%の記述となりましたが、一言で言えば「愛媛最高!絶賛ロス中!」です。今すぐにでも、飛んでいきたいです~。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
No.066 あまなつ
066 - あまなつ
会社員 / 茨城県 / LEE100人隊
36歳/夫・娘(2歳)・息子(0歳)/手づくり部・美容部/育児休暇取得中の会社員です。好きなことは、読書、観劇(お休み中)、国内の史跡めぐり。LEEで紹介される丁寧で上品な暮らしが、永遠の憧れ。現実は毎日くたくたになり、ひーひー言いながら生活をまわしています。家族の笑顔が何よりの活力です。LEE100人隊でのご縁を大切に、みなさまの暮らしに少しでもプラスになる情報をお届けできるよう、精一杯努めてまいります!身長158cm、骨格はストレート。
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