おでかけ部

半世紀を前に、私の『アナザースカイ』へ。サンフランシスコ4泊5日の旅①

  • 016 Umi

2026.09.01

  • 2

この記事をクリップする

『アナザースカイ』というテレビ番組、ご存知でしょうか。

海外にある“第2の故郷”を訪れながら、その場所とともにゲストの人生を振り返っていく番組。

ゲストの思い出や人生に心を巡らせながら見ているうちに、ついつい考えてしまうのは…

「もし自分だったら、アナザースカイはどこだろう?」妄想癖がひどい

カナダで暮らし始めて、気がつけば20年。

そして、自分自身ももうすぐ半世紀という節目を迎える年齢になり、最近はこれまでのこと、そしてこれからどんなふうに生きていきたいのかを考えることが増えました。

そんなタイミングで、たまたま期限の迫ったポイントを使って旅をすることになり、

「だったら今、私のアナザースカイに行っておきたい」

そう思ったのが今回の旅の始まりでした。

行き先は、アメリカ・カリフォルニア州のベイエリア。

飛行機から見たベイエリア

サンフランシスコを拠点に、懐かしい場所を辿る4泊5日の旅です。

アメリカに憧れていた、子どもの頃

なぜ、アメリカ・カリフォルニア州のベイエリアが私にとっての『アナザースカイ』なのか。

振り返ってみると、大きく3つの理由があります。

ひとつ目は、子どもの頃からずっと憧れてきたアメリカ文化。

『アーノルド坊やは人気者』に『セサミストリート』、『フルハウス』、『ビバリーヒルズ高校白書』、そして少し大人になってからは『SEX and the CITY』。

今思えば、私はずいぶんたくさんのアメリカのテレビ番組やドラマを見て育ちました。

『セサミストリート』にいたっては、NHKの教本まで毎月買っていたほど。

残念ながらその教本はもう手元にないのですが、今思えば、テレビを楽しむだけでは飽き足らず、「英語そのもの」にまで興味を持ち始めていた頃だったのかもしれません。

ニューヨークが舞台の作品も多かったけれど、青い空にパームツリー、どこか開放的な空気が漂うカリフォルニアの風景には、とりわけ心を奪われていたように思います。

『フルハウス』のオープニングで、ターナー家がピクニックしている公園から見える家々

画面の向こうにある暮らしや文化に憧れているうちに、いつの間にかアメリカという国が身近な存在になり、英語も自然と好きになっていきました。

青い空にパームツリー。

高層ビルにパームツリー、レトロな電車のコントラストが堪りません

そんな景色にずっと憧れていたはずなのに、その後わたしが暮らすことになったのは、パームツリーとはほぼ無縁のカナダ。あれ?

冬になれば、視界に入るのはヤシの木どころか雪、雪、雪。

パームツリーに憧れていた少女が、なぜか最終的には雪国カナダへ。

人生というのは、なかなか思い描いた景色どおりには進まないものです(笑)。

今はアメリカを取り巻く情勢にもいろいろと思うところはありますが、それでも国境を越えてアメリカに足を踏み入れる瞬間の、あの独特のワクワク感は今も変わりません。

普段はカナダの比較的のんびりとした環境で暮らしているせいか、街のエネルギー、人の多さ、次々と目に入ってくる新しいもの。

「ああ、アメリカに来たなあ」と感じるだけで、今でも少し気持ちが高揚します。

子どもの頃からテレビや映画の向こうに見ていた国だからなのか、それとも長年染みついた憧れなのか。

半世紀近く生きても、この感覚だけはなかなか消えないようです。

「いつか海外留学したい」「英語を自由に操って生きてみたい」と思うようになった原点のひとつは、やっぱりあの頃に憧れたカリフォルニアの空気だったのだと思います。

初めて「海外で暮らす」を体験した場所

ふたつ目は、大学時代。

短期留学で訪れたのが、カリフォルニア大学バークレー校でした。

親元を離れ、初めて海外でホームステイをし、公共交通機関を使って毎日学校へ通う。

今では何でもないように思えることも、当時の私には一つひとつが大冒険。

英語で生活し、自分の力で知らない街を歩き、これまでとはまったく違う価値観の中で過ごした時間は、

「海外で暮らすって、こういうことなんだ」

と初めて体で感じた経験でもありました。

公共交通機関のBARTに自転車をそのまま持ち込む人や、大学の芝生にあぐらをかいて座る学生たち。

このBARTに乗って、通学していました。懐かしくて胸が熱くなった。

今なら何気なく見過ごしてしまいそうな光景のひとつひとつが、当時の私にはちょっとしたカルチャーショック。

そんな小さな驚きも含めて、約30年前にこの街で感じたことは、今でも不思議なくらい記憶に残っています。

そして今回、その頃に歩いていた場所を、今度は夫と娘と一緒に歩くことに。

バークレー再訪は、この旅の中でも特に楽しみにしていた時間のひとつでした。

そのあたりは、またバークレー編でゆっくり振り返りたいと思います。

そして、人生のロールモデルに出会った場所

三つ目は、社会人になってから、仕事で訪れたシリコンバレー。

今回の旅で訪れたGoogle本社(Googleplex)

もともと新しいテクノロジーが好きで、日本での社会人時代にはIT関係の仕事に就いていて。

シリコンバレーで、海外で働き、暮らし、自分らしい人生を築いている人たちに出会って、

「世界には、こんな生き方をしている人もいるんだ!」

と感じたことを覚えています。

日本を離れて、一度ゆっくり海外で学んでみたいという気持ちが、この頃にはっきりしました。

結果として、シリコンバレーで出会った方々のような華々しいキャリアを築くことはありませんでしたが(笑)、その後ご縁があってカナダで暮らし始め、気がつけば20年。結婚相手もテクノロジー好きだった笑

思い描いていた人生とは少し違うところに着地しながらも、のほほんと、ほどほどに幸せに暮らしています。

今回の旅では、昔仕事で訪れたシリコンバレーを家族で巡るだけでなく、今のサンフランシスコらしい未来の技術も体験してきました。

そのひとつが、自動運転の無人タクシー「Waymo」。

今回の旅で、4回利用しました

運転席に誰もいない車が、ごく普通に街の中を走っている。

ほんの少し前までSF映画の世界だったような光景が、すでに日常になりつつあることに、家族みんなで大興奮でした。

このあたりはまた、シリコンバレー編、そしてWaymo編として別にじっくり書きたいと思います。



昔の自分と、今の自分を重ねながら

振り返ってみると、今の自分にたどり着くまでの途中には、いつもカリフォルニア・ベイエリアの記憶がありました。

子どもの頃に憧れたアメリカ。

大学時代に初めて海外生活を体験したバークレー。

社会人になって、これからの生き方を考えるきっかけをもらったシリコンバレー。

だからここは、私にとっての『アナザースカイ』なのだと思います。

我が家の小さな旅の記録。旅先で集めているマグネットも、今回ひとつ増えました。

みなさんにも、心に残り続けている場所はありますか。

あなたの『アナザースカイ』をよかったら教えてくださいね。

ではでは、また♪

016 - Umi

教育系 / カナダ / LEE100人隊

49歳/夫(ポーランド人)・娘(13歳)/手づくり部・料理部・美容部/気づけば、カナダ暮らしも20年。3年目のLEEラストイヤーは、心豊かに、彩りゆたかに。旅やネイル、ワークアウト、発酵生活やおいしいものを通して、海外にいても心の余白を大切に。「丁寧に」、そして「笑顔で」。少しの冒険心とユーモアを添えて、多面的に進化していけたらと思います。読む人の心に、ぽっと灯りがともるような瞬間を届けられますように。パーソナルカラー:イエベ秋 顔タイプ:エレガント 骨格:ナチュラル。

この記事へのコメント( 2 )

※ コメントにはメンバー登録が必要です。

Category

  • 今日のお買い物
  • 今日なに着てる?
  • 美容部
  • 手づくり部
  • 料理部
  • おでかけ部
  • 暮らし発見
  • 今月のお題
  • まとめNEWS

LEE100人隊の広告に関するお問い合わせはこちら

お問い合わせ

LEE公式SNSをフォローする

閉じる

閉じる