【北米のパリ・モントリオール旅①】フランス語と時差2時間。3泊4日の旅プロローグ
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016 Umi
2026.07.17 更新日:2026.07.28
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カナダに暮らして20年。
それなのに、カナダに10ある州のうち、訪れたことがあるのは、バンクーバーが有名な、お隣のブリティッシュ・コロンビア州と、首都オタワや大都市トロントのあるオンタリオ州だけでした。
夏になると、つい日本やアメリカなど、国外へ目が向いてしまいます。
けれど、せっかくカナダに住んでいるのに、カナダの素敵な都市を旅したことがないなんて、なんだかもったいない。

そう思い、以前からずっと気になっていたカナダ第2の都市、ケベック州・モントリオールへ、3泊4日で出かけてきました。
同じカナダ国内、フランス語圏へ
カナダには、英語とフランス語という2つの公用語があります。
そのため、カナダの子供たちは小学校からフランス語を学びます。もちろんフランス語だけで学ぶ学校もあり。
スーパーに並ぶ商品のパッケージにも、基本的に英語とフランス語の両方が表記されています。
私が暮らすアルバータ州は英語圏。
首都オタワがあるオンタリオ州やニューブランズウィック州などでは英語とフランス語の両方が使われ、今回訪れたケベック州では、フランス語が中心です。
アルバータ州からケベック州のモントリオールまでは、飛行機で4時間少々。

さらに時差が2時間あります。
同じ国の中なのに、飛行機で4時間移動して、時計を2時間進める。
日本から海外へ行く時なら分かるのですが、国内旅行で時差があるというのは、何年住んでいても少し不思議。
カナダの広さを、地図だけでなく体内時計でも実感します。
そして、夏はカナダが一年の中でいちばん美しく、過ごしやすい季節。
長い冬を耐えた木々が一斉に青々とし、花が咲き、人々もここぞとばかりに外へ飛び出します。

そんな短い夏の間に、モントリオールの街を歩いてみたいと思ったのも、今回の旅先に選んだ理由のひとつでした。
「ボンジュール」の、その先が続かない
フランス語圏なのだから、街にフランス語があふれていることは、もちろん覚悟していました。
もう少し英語で併記されているのかな、と期待していたのだけれど、全くない!😢
街中の看板や標識は、容赦なくすべてフランス語です。

今回の旅では、レンタカーやUberはほとんど使わず、空港と市内の移動も含めて、地下鉄のメトロとバスを大活用しました。

モントリオールの公共交通機関はとてもよく整っていて、空港から市内への移動も、街中の観光スポットへのアクセスも便利。路線も分かりやすく、旅行者でも使いやすいと感じました。
ただし、駅や車内の表示もアナウンスも、すべてフランス語。
便利なのです。とても便利なのですが、肝心なところで何を言っているのか分からない。

乗り換え駅や降りる場所を間違えないよう、アナウンスを聞くというより、Googleマップと駅名をひたすら見つめながら移動していました。でも読めない。
カフェやレストランに入れば、店員さんの第一声は、
「Bonjour!」
私も、すかさず、
「Bonjour!」
ここまではよいのですよ。
「Merci」も言えます。
「Ça va?」も、分かるのです。
問題は、その先。
相手が「お、フランス語いけるのね?」と判断してしまって、フランス語で続けた瞬間、私の中にあるフランス語の引き出しが、音を立てて閉まります。バターン!
旅行前に、少しでもおさらいしておけばよかった。
大学時代に大の苦手だったフランス語ですが、年月を経ても、その苦手意識だけは大切に保存されていたようです。
ちなみに、「あ、英語の人なのね?」と分かると、すぐに英語に切り替えてくれます。優しい…。
KFCではなく、モントリオールでは「PFK」
街を歩いていて、特に驚いたのが、おなじみのケンタッキーフライドチキン。
世界中どこへ行っても「KFC」なのだと、勝手に思い込んでいました。
ところが、モントリオールで見かけた看板は…

え???だれ?
フランス語では「Poulet Frit Kentucky」。
その頭文字を取って、PFKなのだそうです。
見慣れた赤と白のロゴなのに、アルファベットの順番が変わっただけで、急によそよそしく、他のお店に見えてくる不思議。
「ケンタッキーまでフランス語なのね」
と、妙に感心してしまいました。
ちなみに、フランス語の本場、フランスでは看板はKFCだそうです。
国内旅行なのに、どこか異国を歩くよう
モントリオールの街は、私が暮らすアルバータ州カルガリーとは、雰囲気がまるで違いました。


少し路地へ入れば、ヨーロッパの街を歩いているような風景。
そして、想像していた以上に坂が多い。
美しい街並みに気を取られながら歩いていると、いつの間にか息が上がっています。
優雅な街歩きのつもりが、気づけば軽いトレーニング。
そのほかにも、ゴミの出し方や、飲食店の仕組み(お水やアルコールの出し方)など、私が暮らす地域とは違うことがたくさんあり、毎日が発見の連続でした。
「あれ、カルガリーとは違うね」
「これは、どういう仕組みなんだろう?」
旅先で見つけた小さな違いを、ごはんを食べながら家族であれこれ話す時間も、楽しいひととき。
景色や食事だけでなく、そうした何気ない会話まで含めて、旅の思い出になりました。
「カナダは」と、ひとくくりにできない
ブログを書いていると、ついつい、
「カナダでは」
「カナダの人は」
「カナダの夏は」
と、気軽に「カナダ」を主語にしてしまうことがあります。
けれど今回モントリオールを旅して、ひとことで「カナダ」とまとめてしまうには、この国はあまりにも広く、地域によって文化も言葉も暮らし方も違うのだと、あらためて感じました。
フランス語があふれる街。
歴史を感じる建物。
花で彩られた通り。
坂の多い街並み。
私が暮らすアルバータ州とは、同じ国とは思えないほど雰囲気が異なり、国内旅行というより、どこか異国を旅しているようでした。
これからブログで「カナダは」と書きそうになったら、少しだけ手が止まりそうです。
そして心の中で、
「それはアルバータ州の話です」
と、小さく呟いて書き方を改めなければって思うほど。
たった3泊4日でしたが、たくさん歩いて、たくさん食べて、教会を巡り、地下鉄とバスを乗りこなし、モントリオールらしさをぎゅっと味わってきました。
これから、旅の様子を少しずつまとめていきたいと思います。
まずは、フランス語と時差2時間のモントリオール旅、プロローグでした。
ではでは、また♪
016 - Umi
教育系 / カナダ / LEE100人隊
49歳/夫(ポーランド人)・娘(13歳)/手づくり部・料理部・美容部/気づけば、カナダ暮らしも20年。3年目のLEEラストイヤーは、心豊かに、彩りゆたかに。旅やネイル、ワークアウト、発酵生活やおいしいものを通して、海外にいても心の余白を大切に。「丁寧に」、そして「笑顔で」。少しの冒険心とユーモアを添えて、多面的に進化していけたらと思います。読む人の心に、ぽっと灯りがともるような瞬間を届けられますように。パーソナルカラー:イエベ秋 顔タイプ:エレガント 骨格:ナチュラル。
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