本屋大賞、第3位、村山由佳さんの『PRIZE―プライズ―』読みました。
あらすじ
主人公の天羽カインは、数々のヒット作を生み出し、富も名声も手に入れた超人気女性作家。
すべてを持っているように見える彼女ですが、唯一手に入っていないのが最高峰の文学賞である「直木賞」のタイトル。「何としてでも、直木賞が欲しい」と執念を燃やすカインと、彼女の野望を叶えるために奔走する編集者たちの、熱くシビアな攻防戦を描いた物語です。
「直木賞」とはなんなのか
本で有名な賞といえば「直木賞」「芥川賞」「本屋大賞」ですよね。私もこの3つの賞は必ずチェックしています。「本屋大賞」は全国の書店の店員が選ぶものですが、「直木賞」「芥川賞」は文化的な地位が高く、ひとたびこの賞をとれば、世界がかわるほどの影響力があります。
その直木賞の圧倒的な影響力の凄さ、どのように選ばれているのか、本好きとしては、裏側が見れて興味深いです。
これでもかという承認要求が清々しく描かれている
認められたいーーーー承認要求は誰でも持っているものですが、主人公はこれでもか!というくらいに素直にだしています。それが逆に清々しく、気持ちがいい。
承認要求丸出しは恥ずかしいイメージがあったものの、ここまではっきりと出されると「もっと貪欲に、自分の人生を掴みに行っていいんだ」と肯定してくれるような、不思議な力強さを感じました。
賞をとるために、得たもの、失ったもの、超えてはならない一線などストーリーの展開もテンポよく進んでいくので、どんどん読み進められます。
作家という生き方
読んでいて面白いのは「作家という生き物の凄まじさ」です。作中の言葉を借りるなら、作家とは「自分の身を削り、魂を切り売りして物語を紡ぐ生き物」。どれだけ富を得ても、どれだけファンに愛されても、満たされない渇きを常に抱えています。
時にエゴイスティックで、周囲を巻き込み、自分自身さえもボロボロにしながら「最高の一行」を追い求める姿は、一見すると異常かもしれません。でも狂気とも言える執念があるからこそ、心を揺さぶられる傑作が生まれるのだと思いました。
2日くらいであっという間に読んでしまいました!
TB - あお
会社員 / 埼玉県 / LEE100人隊トップブロガー
40歳/夫・息子(14歳・8歳)/フルタイムの会社員、ワーママ歴は13年目に突入。39歳でリモートワーク中心の会社に転職しました。平日はとにかく質素に疲れないように過ごし、土日は子ども達の試合を見に行ったり、カフェに行ったりアクティブに過ごしてます。趣味は読書、料理、インテリア。特技は家計管理。日々、自分の心と身体を整えるために、ジャーナリング、読書、ヨガ、ウォーキングや筋トレに勤しんでいます。骨格ストレート、イエベ秋。身長153cm。
この記事へのコメント( 0 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。

















