暮らし発見

BOUCHERONの腕時計「リフレ」

  • 041 ふくろう

2026.04.29

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今日はお気に入りの腕時計をご紹介します。

BOUCHERONの「リフレ」という時計です。自分で簡単にベルトをつけ外しできることが特徴で、私は気分に合わせて3本のベルトを付け替えて使っています。(この3本のベルトは、購入時にキャンペーンで無料で付いてきたもの)

一目惚れで購入したお気に入りの時計との出会いを今日は書いてみようと思います。最近小説を読むのにハマっていて…小説風の語り口にしてみました笑

ブラックの皮ベルト。一番のお気に入りで一番使用頻度が高いベルトです。

BOUCHERONの腕時計「リフレ」

「“Je ne sonne que les heures heureuses” 私はよろこびの時だけを刻む、というメッセージが刻まれているんですよ」

その一言がきっかけで、30年ほど生きてきた人生で最も高価な買い物を、下調べも比較もせずに購入することに決めた。

第一子の妊娠中、子どもが産まれたらひとりでゆっくり買い物になんて行けなくなるのだろうな、そんな想いからひとりでふらりとデパートを訪れたときのこと。

まずは最近結婚した友人への結婚祝いを探そうと上の階へ上がるエレベーターを探す。デパート1階を歩いていると、ジュエリーブランド、BOUCHERON(ブシュロン)のショーケースがふと目に止まった。

「わあ、綺麗」

キラキラとしたショーケースの輝きは、磨き上げられた床のタイルにまで反射して、一層その一帯を輝かせている。吸い寄せられるように近づくと、背筋をピンと伸ばし、真っ白のカッターシャツがよく似合うショートカットの女性に声をかけられた。

「良かったらご覧になりますか?」

店長と書かれた銀の名札をつけたその女性は、にこやかに私の目を見つめる。

有給を使って平日の昼間に訪れていたためか、店内には私以外に客の姿はない。店の女性も余裕があるタイミングだったからかもしれない。高級ジュエリーと縁がなさそうなラフな装いの私にも優しく声をかけてくれた。

煌めくジュエリーをショーケース越しに眺めていると、ふと、声を掛けてくれた女性の左手首にはめられた時計が気になり尋ねた。

「その時計もここのものですか?」

シルバーの腕時計。四角い文字盤には石がはめられキラキラと輝いていた。

「はい。『リフレ』と言います」

そう言いながら微笑むと、流れるような美しい所作で左奥のショーケースから時計を取り出して見せてくれた。

冒頭のフレーズが出たのはその時だった。

「“Je ne sonne que les heures heureuses” 私はよろこびの時だけを刻む、というメッセージが刻まれているんですよ」

シルバーのベルト。ネックレスやイヤリングも全てシルバーにして統一感を出したい時によく使うベルト

ーああ、どうしよう。出会ってしまった。

なぜだかその瞬間、そんな言葉が頭に浮かんだ。

これから訪れる母としての未知なる時間を、私は心から楽しみにしている。でも、楽しみであると同時にとても不安だった。

母になってしまったらこれまで生きてきたひとりの女性としての自分がいなくなってしまうのではないか。期待と同時にそんな不安も抱えていた。

母としての時間はもちろん楽しみたい。でもそれだけじゃない。生まれてくる子どもには誇れる自分でいたい。この時計に刻まれたメッセージを知ったとき、自分の内なる想いがふつふつと胸に込み上げてきた。

長年社会人を続けてきて、幸いにもこの時計を買うことができる程度の貯金はあった。

「母になっても、ひとりの女性としてこれからもっと輝く時間を過ごせる人でありたい」

そんな決意表明としてこの時計を買うことに決めた。自分で簡単に着け外しができるベルトの利便性や、オンオフ問わず使えるクラシカルな雰囲気が気に入ったのもある。でも購入の一番の決め手は、刻まれたメッセージが母になるそのときの私の心境にぴったりと一致したからだった。人生で一番高価な買い物だったにも関わらず不思議なほどに迷いは生まれなかった。

「お客様の大切な人生の節目に、私共のジュエリーが寄り添わせていただけること、大変嬉しく思います」

フラッと立ち寄った私があっさりと時計を購入したことに店長の女性は驚きもせず、ただにこやかに、そして丁寧に対応してくれた。

ホワイトの皮ベルト。カジュアルな服装に合わせることが多い

あのときお腹に宿っていた命は、今や7歳の少年に成長した。息子には輝く、という意味合いの名前が付けられた。

無計画な清水買いは果たして正解だったのか。7年目の今の答え合わせとしては大正解だったといえる。

1947年に誕生したという「リフレ」は時代を超えて色褪せないクラシカルな雰囲気を持ち、身につけると私に自信を与えてくれる相棒のような存在だ。気合いを入れたい時やちゃんとした場へ行く時に欠かさず左手首にはめるようになった。

私はこれからもよろこびの時だけを刻む。この時計とともに。

041 - ふくろう

会社員 / 東京都 / LEE100人隊

37歳/夫・息子(6歳・2歳)/手づくり部・料理部・美容部/都内の2LDKマンションで家族4人暮らし。おうち時間が大好きです。おうち時間を心地よく楽しく過ごすためのグッズやアイディアをブログで綴りたいと思っています。趣味はピラティスと英語学習(マシンピラティス歴5年)。料理上手な夫、博士になりたい長男、食いしん坊な次男と暮らしています。イエベ、パーソナルカラースプリング。

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