【04】『東京人、畑始めます。』-雑草か野菜かわかりません-
-

008 つかごん
2026.05.01 更新日:2026.05.02
- 0

これは新芽ですか?雑草ですか?
種を撒き2週間も経たずして芽がでてきた、のだが。これは芽なのか?雑草なのか?半信半疑でちまちまと雑草と思っている小さい葉っぱを抜く。とにかく抜き続ける。虫がいればぴっとはらってどいていただく。地味な作業だけれど4月の心地よい温度の中で太陽を浴びながら無心になる時間が特別だった。こんな穏やかに丁寧に文章を綴っているがわたしがせっせと摘んでいるのは雑草ではなく新芽かもしれない。なんと危うい東京人の畑仕事。

怒涛の新年度によりそう15㎡の癒し
新年度がはじまり、だだだだだーどどどどーと生活と心持ちが変わって心身にダメージを食らっていたところに、生きることとレジャーの真ん中のような畑仕事がいい感じに凝りをほぐしてくれた。静かに黙々と自然に触れ五感を研ぎ澄ます。ご近所さんと他愛のない話をする時間も好きだ。息子も畑に行けば絶対に楽しい!とわかっていて、隙あらば畑に行きたがる。最初はおもちゃを持って土遊びに熱心だったのに、いまでは率先して水を汲み、畝の間をちょこちょこ上手に歩いて、芽をめがけてしっかり水やり、なんと頼もしいことか。もちろんどろんこ遊びもセット。
尽きぬ、東京人のお間抜けな悩み
雑草か新芽かわからないまま、のほほんとやっているうちに野菜的な形になり大きく育ってきたラディッシュ、小松菜、春菊、ルッコラ。ここまでくると「雑草ではない!」という確信が超初心者のわたしにも湧いてきた。しかし。これはいつ収穫するべきなのだろうか。大きさの揃った野菜が束ねられビニールにみちっと収まり季節関係なく売られているのが当たり前の環境に育ってきた東京人らしい悩みが発生した。間抜けな質問承知で、畑ベテランのご近所さんに「あの、これはいつ収穫すればいいのでしょうか…」と尋ねた。懐の深いご近所さんは「これくらいに育ったら近すぎものたちは間引いてもいいかもしれない!芽がでなかったところに間引いたものを植えなおしてもいいと思うよ。収穫はもう少し大きくなってからかな。なんとなくで大丈夫だよ!」とさっぱりと教えてくださった。心強い。心強すぎる。なんとなくで大丈夫だよ、の圧倒的な安心感。おおらかにやっていこう。そして、間引くという技(?)を覚えわたしはまた少しレベルアップした。間引いた葉っぱを洗ってかじると苦かった。

008 - つかごん
主婦兼イラストレーター / 東京都 / LEE100人隊
33歳/夫・息子(1歳)・ミニチュアダックス/手づくり部・料理部・美容部/描いたり、つくったり、伝えたりのお仕事をしています。ゆるっと子育てをしながら暮らしと表現のあいだを探る日々を送っています。自分の感覚を大切に「LOVE!」と思った物事を気張らずに綴ってゆければと思っています。つくり手やデザイナーさんの想いがこもっている物や作品が好きです。身長160cm。
この記事へのコメント( 0 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。
















