「お母さんはすぐ忘れるから」かつての私が放ったトゲのある言葉
子どもの頃、母に対してずっと抱いていた小さな不満。 それは、一度聞いたことをすぐに忘れて、何度も同じ質問をしてくることでした。友達の名前も、学校での出来事も。(トップの画像は小さい時の私)
当時の私は、自分の話を軽んじられているような気がして、「お母さんはすぐ忘れるから、もう話したくないよ」なんて、今思うと胸がチクッとするような言葉をぶつけていました。
でも、自分が親になった今。当時の母と全く同じ道を、私は歩んでいました。
「さっき言ったよ」すら言わない、娘の仏のような優しさ
仕事が終わり、保育園の帰り道。自転車の後ろに乗せた娘が、今日あった楽しい出来事を話してくれます。「へぇー!そうなんだ、よかったね」と、私は確かに相槌を打って聞いていたはずでした。
ところが、夜寝る前の布団の中。 「今日はどんなことがあったの?」と、まっさらな気持ちで聞いてしまう自分がいます。
娘は「さっきも言ったけどね」なんて言葉すら口にせず、まるで初めて話すかのように、また楽しそうに教えてくれるんです。その一点の曇りもない優しさに触れた瞬間、「……あ!さっき自転車で聞いたわ!」と血の気が引く思いがします。
お母さん、わざとじゃなかったんだ。忘れたくて忘れてたんじゃないんだ。

「忘れたい」わけじゃない。大人の脳内を占拠する「暮らしのタスク」
若い頃は、自分の仕事や自分の予定だけを考えていればよかった。 今はどうでしょう。
- 今夜やっておくべき家事(洗濯、作り置き)
- オンライン発注(生協、Amazon、子どもたちの服)
- 土日のスケジュール調整
確かに仕事そのものの負荷は、昔よりコントロールできているかもしれません。でも、暮らしを回すための「小さな名もなきタスク」が、脳内のメモリーを常に占拠しているんです。
お母さんも、忘れたくて忘れていたわけじゃなかった。 私には見えないところで、家族のために、脳のキャパシティを使い果たしていたんだな……と、今さらながら当時の母の忙しさに思い至りました。

子どもたちの言葉をこぼさないために。今の私にできる「外部メモリー」
「子どもたちとの会話を自動でログに残してくれる機能が脳に内蔵されていればいいのに!」なんて切実に思う毎日ですが、最近は自分なりの解決策を見つけました。
それは、「これは!」と思った子どもたちの言葉を、忘れる前にすぐ夫に話すこと。
誰かにアウトプットすることで自分の記憶にも定着しやすくなります。もし私が忘れてしまっても、夫が覚えていてくれれば安心という「バックアップ機能」も兼ねて笑
皆さんは、日々溢れ出す子どもとの愛おしい会話、どうやって大切に保存していますか?

088 - よーこ
会社員 / 東京都 / LEE100人隊
34歳/夫・娘(3歳)・息子(1歳)/料理部・美容部/未就学児2人を育てながら、フルタイムで働く日々。ミラノ、サンフランシスコでの暮らしを経て、今は東京で奮闘中です。海外旅行、ミュージカル、Netflix、ディズニー、おいしいものが心の栄養。慌ただしい毎日だからこそ、日々の小さな喜びを皆さんと分かち合い、少しでも励ましになれたら嬉しいです。身長164cm。
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