最近の春めいた季節にとても調子がいいのです。体も軽いし、心も軽い。こういうとき、人はなぜか「何か始めたくなる」生きものらしいよ。でもね、冷静なもう一人の自分が言うのです。「落ち着きなさい。あなたはもう若くない」と(笑)。大人の階段は確実に上っていますから、無理は禁物。全力よりも、持続可能。心地よく、できる範囲で。今の自分にちょうどいいものは何かを探りながら、少しだけ丁寧に暮らす日々。というわけで気合いよりご機嫌優先のひなまつりごはんを作ってみました。
レシピはここにあり!蛯原友里さん表紙「2026年LEE3月号」

みなさん、もう何回読みました?わたしはというと、いま何ターン目か分からなくなるほど、休み時間にページをめくっていました。頭の中では全体レビューの文章が次々と湧き出て、だいぶ形になってきたのですが…そう、もうすぐ最新号4月号が発売されるのです。書きたい気持ちと、迫りくる発売日。
間に合うのか、わたし?いや、間に合わせたい。そんな今日この頃です。
P152~P153、私のための「ひなまつりつまみ」

ページをめくって胸が高鳴る、そんなレシピでした。全部作ってみたい、ときめいてしまうラインナップ。素人には到底思いつかない、小堀さんのセンスがきらりと光る、プロのレシピ。こんな組み合わせがあるのかと世界が少し広がる感覚です。普段はどうしても家族好みの味を優先しがち。みんなが安心して食べられる味、それももちろん大切。でも今回は、自分のために作ってみたい。自分の「好き」を基準に、キッチンに立ってみたい。そしていつか、気の合う友人たちにさりげなく振る舞えたら。そんな未来を勝手に思い描きながら、挑戦しました。
ローストビーフと桃缶のサルサソース

桃の節句には桃。桃と言えば桃缶。王道すぎるこの流れも(?)、大人が頂くソースをまとえば一気に化けるのです。

レシピに忠実に。教えていただいた通りに作っています。

見た目も本当に愛らしい桃ソース。でもその味わいは、ただ甘いだけではありません。きりっとした輪郭を持つ、大人のための味。

産直のお店で買うラディッシュは、どこかたくましい。均一じゃないその形に、土の気配が残っています。今回もそんな野性的な一株を添えて。

完成!と声高に言いたいところですが、肝心のお肉はというと、実はローストビーフにはなっていません。というのも、わたし、生っぽいお肉料理が得意ではなくて本当はここからバーナーでもう少し炙ろうかな、とも思ったのですが(こらっ)、そうするとレシピとかけ離れてしまうのでこのままで。
赤ワインビネガー酢飯のカップ寿司

赤ワインビネガーで作った酢飯は、ほんのりと上品なピンク色に。あとは手に入りやすい食材を用意して彩りをプラス。れんこんは…実は前日にうっかり全部炒めてしまい、きんぴらになったものを刻んで再登場。計画通りではないけれど、これはこれでいい味と思うようにしました。

赤ワインビネガーのすし酢なんて、はじめまして。どんな味になるのだろうと、混ぜながらそわそわしてました。

使った赤ワインビネガーはこちら。さっぱり系でしたよ。
ケーキ風に仕上げてみた

おうち用なので、時短という名のもとに、ケーキ型へ一気に敷き詰めました。でも友人に振る舞うときは、ちゃんとカップに入れてお出しします。そのときこそ、丁寧仕様で。

レシピより少ない材料で大丈夫かな、と少し心配していました。でもちゃんと豪華に見えて、美味しそうに仕上がってひと安心。素直に、うれしい。

横から断面チェック。自画自賛ですが、よし、可愛い。
ビーツとチーズのマリネ

いつからだったか思い出せないのですが、沖縄では生のビーツが年中買えるような気がします。気づけば当たり前のように並んでいて、季節を問わず手に取れる存在に。

せっかくなので、生のビーツから仕込むことにしました。半分に切って、アルミホイルで二重に包み、バルミューダトースターで230度・約30分。また運よくトレビスも発見。あの深い紫色に心が動いて、迷わずお買い上げ。

マリネのドレッシングは、オレンジの代わりに今が旬の島みかん「たんかん」を使ってみました。今の季節ならではの味わいです。そういえば、小学生の頃の遠足は「たんかん狩り」が定番でした。毎年それが楽しみで。ただ、いつも畑はなかなかの急斜面。食べる頃にはすでに息が上がっていて、甘さを味わうどころか必死だった記憶も(笑)。

乳化するまでぐるぐるぐる。

最後に、たんかんの皮をすりおろし、チーズとクルミをぱらり。香り、コク、食感。最後のひと手間で、ぐっと奥行きが出ました。
菜の花のトレティージャ

普段からよく作っているトルティージャですが、小堀さんのトルティージャレシピはもっと洗練されています。

わたしはチーズグレーター片手に、硬い皮の部分まで根気よく削るタイプです。最後の最後まで使い切りたい派。

焼く前に最後に散らしたつぼみの部分が、仕上げにしっかり一役。ほんの少しなのに、全体の印象をきゅっと引き締めてくれました。

プロのレシピって、こういうところなんですよね。細部に宿る計算と美しさ…惚れる。
フレッシュ紅芯大根カラスミがけ

年末にカルディで買った、イタリア産のカラスミパウダー。消費期限も長いし「パスタに使おうかな」と軽い気持ちでカゴに入れたもの。それがまさか、ひなまつりに大活躍するとは。

切って、シンプルに整える。余計なことをしない潔さが、色のコントラストを際立たせます。素材をそのまま楽しめるようになったことが、わたしもちゃんと大人になっちゃったなぁ。
おまけのひなまつりスイーツ

料理で燃え尽きまして。スイーツまで手が回らず、市販品に頼りました。でも、並べてみればちゃんと華やか。プロの力、ありがたし。

ひなあられのパッケージについていた花飾り。捨てるには忍びないほど可愛いなと思い、テーブルにちょこんと飾っておきました。
春を感じる食材や色合いの華やかメニューを

心がふわっと弾む全体図。背伸びしすぎず、でもきちんと向き合って、全部作ることができました。

完璧じゃなくてもいい。満足できたことが、いちばんうれしいです。

桃の枝は見つからなかったけれど、今年はミモザを飾りました。予定どおりじゃなくてもいい。今あるもので、きちんと楽しむ。それが今の私のためのひなまつりでした。
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会社員 / 沖縄県 / LEE100人隊トップブロガー
46歳/夫・娘(18歳・9歳)・息子(11歳)/手づくり部・料理部・美容部/雑誌・Web「LEE」、そして100人隊が大好きです。小窓の住人として、書くこと・伝えることに夢中になっていたら、あっという間に5年目。これからも、LEEが大切にしているものを大切にして、ゆるりと日常を楽しみながら書き綴っていきたいと思います。衣食住はシンプルなカラーの中に時々はっきりとした色を取り入れるのが好き。北欧やビンテージの雑貨・家具・沖縄のものもお気に入り。服はきれいめカジュアルが多め。肩幅広め・中肉中背で、骨格ナチュラル。イエベ秋の濃いくすみ色が合うらしく、ブルべ冬にも少し寄っている(らしい)身長162cm。
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