こんにちは、くろねこです。
子どもも大人も、大好きな絵本の世界。
お子さんに読み聞かせをしたり、自分自身が楽しむために手に取ったり。
好きな理由はさまざまですが、きっと誰しもが「お気に入りの絵本」を持っているのではないでしょうか。
私自身も大好きな絵本がいくつかありますが、今回はあまりお子さんには読んでほしくないブラックな絵本をご紹介したいと思います。
繊細なペン画に圧倒される
おどろおどろしいタイトルが並んでいますが、その作者はアメリカ出身の「エドワード・ゴーリー」。
ストーリはさておき、とにかく私が好きなのが、ペンで幾重にも重ねるように描かれる、そのモノクロのイラストです。

昔から、モノクロで緻密に描かれた絵に魅かれてしまう性分で、同じ理由で、ゴヤの銅版画(これまた残酷な世界観)や、テニエルの木版画(「不思議の国のアリス」の挿絵が有名)も大好物。
そして、肝心のストーリーはというと。。。
続々と、悲惨なことが起こります。
例えばこの「不幸な子供」は、名作「小公女」になぞらえているかと思われますが、ヒロインの身に起きる数々のできごとは、北半球と南半球くらいに真反対。そしてそのままバッドエンドを迎えます。
感情移入する隙を与えない
およそ「絵本」のカテゴリーには該当しないのではないかと思われる、残酷かつ不快なストーリー展開は、ブラックユーモア・ギリギリ(アウト)ライン。

ただ、身の上に降ってくる災難とはうらはらに、登場人物たちの表情は一様に他人事の様相。どこを見ているかわからない無感情な面持ちが、物語の狂気性にそっと可笑しみを与えています。
みんなどこか、心ここにあらずフェイス。

そしてとても短い文章で1ページずつ淡々と進んでいくので、感情移入は置いてきぼりになり、逆にめちゃくちゃ客観的な目線で読ませてくれるのです。
「あら悲惨」とか「やだむごたらしい」とか「ダメだねこれは」などと短く感嘆しながら、サラッと楽しむのがおすすめの読み方です。
巡回展も行ってきました
全国を巡回している、特別展・「エドワード・ゴーリーを巡る旅」がようやっと関西にもお越しいただけたので、一昨年は奈良県立美術館まで足を運びました。

ゴーリーの描く、繊細で美しい原画は、とてもとても小さく、皆さま文字どおり「食い入るように」鑑賞されていたのが印象的でした。
たまに遊びにくる小学生の甥っ子が、ふと手に取って読んでいると、「わ、取り上げたほうがいいかな」「隠しておくんだった」とハラハラせずにはいられない、そんなエドワード・ゴーリーの絵本。
あまり食指を動かされないかもしれませんが、機会があればぜひ一度ご覧ください。
気を取り直して大塚健太さんの世界へ
今月発売の「LEE3月号」では、大人気の絵本作家・大塚健太さんのインタビューも掲載されています。

ご自身が「楽しい」と思えることを大切にされている大塚さんの作品だからこそ、大人である私たちも楽しんで読むことができるのですね。
そして今月号の特別付録には、大塚さん作の絵本が!(コンパクト版にはつきません)
こちらは甥っ子たちにも自信をもってお薦めできる作品なので、堂々と本棚の目につく場所に並べて置こうと思います。
068 - くろねこ
会社員 / 大阪府 / LEE100人隊
45歳/夫・娘(23歳)/手づくり部・料理部・美容部/社会人の娘は家を離れ、現在は夫と二人暮しです。ヴィンテージ家具や雑貨などのインテリアが大好きで、数年前にマンションをフルリノベしました。ファッション、美容、料理、旅行、リトモスなど、他にも好きなことが盛りだくさんです。好きなことを共有しながら、みなさんと楽しく過ごせたら嬉しいです。身長156cm。
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