こんにちは!
053 ブルーです。
2月も半ばに入り早くも寒さが緩み始めていますが、それでも外に出るのが億劫になるほど寒い時もありますよね…!
手がかじかむような寒い日のお出かけ先にぴったりなのは、やはり屋内の施設。
今回は室内を舞台に描かれた絵画が中心となっている、上野の国立西洋美術館で開催された「オルセー美術館所蔵 印象派 室内をめぐる物語展」(2026/2/15閉会)の感想をお届けします♪

オルセー美術館の「室内」を描いた印象派作品にスポット
フランス・パリにあるオルセー美術館は、「印象派の殿堂」とも呼ばれるほど印象派の作品が数多く所蔵されている美術館。
1900年パリ万博にあわせて、鉄道駅舎&ホテルとして建設された建物とのことです。
印象派と聞くと、海、緑あふれる庭、田園風景など自然あふれる風景や、そこで過ごす人々の日常の一部分を切り取ったような屋外制作の作品が多いイメージですが、今回の展覧会は「室内」の絵画が集結していました。
印象派好きとしては外せない美術展!
ということで去年の12月に伺ったところ、日本にいることを忘れそうなほど圧巻の作品の数々を目にしてきました…!

※以下掲載している写真は、撮影可とされた作品です。
印象派らしい本質を表した肖像
第1章は「室内の肖像」というタイトルのもと、集められた絵画が並びます。室内が舞台であるからこそ絵画に登場する人物の普段の様子が垣間見え、生活の豊かさや社会的地位をはかり知ることができます。
また個人的に好きなのは、画家のアトリエを描いた絵画!
残念ながらこちらは撮影不可だったのですが、『バジールのアトリエ(ラ・コンダミンヌ通り)』(フレデリック・バジール)は、第1章で展示されている絵画の中で私の一番印象に残った作品です。大きな窓が印象的なアトリエ内に本人であるバジール(しかもバジールの姿はマネが描き足したのだとか!)、マネ、また他にも描かれている人物はルノワールやモネたちでは?と推測されており、錚々たるメンバーが集結しています…!印象派の画家たちがこんな風に集まって、気を許して話し合ったり刺激を与え合う姿に、同じ志を持つ仲間たちならではのエネルギッシュさを感じました。
また第1章で撮影可能だったのは、この展覧会のキービジュアルにもなっている『家族の肖像(ベレッリ家)』(エドガー・ドガ)。

ドガの叔母家族を描いた絵画で、絵画の中の小さな肖像画の人物は亡くなった父親で、母親(ドガの叔母)と子どもたちは喪服を着用しています。と聞くと悲壮感たっぷりの絵画かと思いきや…全員視線が異なり、各々の個性がこの1枚で感じ取れます。
遠くをぼーっと見つめまだ現実が受け入れられていないかのように見える母親、唯一まっすぐに視線を向け「こんな時こそしっかりしなきゃ!」と自分に言い聞かせているようにも見える長女、「あ~退屈だな~」という声が聞こえてきそうな奔放そうな次女…実際のところは分かりませんが、私にはこの家族がそのように映りました。
「肖像」と言っても、すました表情で自信満々にポーズを取った人物ではなく、印象派の描く肖像はこういった自然体のリアルな姿。他の絵画も「どういう情景のもとに描かれた絵なのかな?」「この人物は今こんなことを考えているのかな?」と観賞というか観察してしまうほど、第1章は興味深い絵画のオンパレードでした。
私のお目当て絵画『ピアノを弾く少女たち』
第2章「日常の情景」の目玉となっているのは、何と言っても今展覧会のもう1つのキービジュアルになっている作品『ピアノを弾く少女たち』(ピエール=オーギュスト・ルノワール)。
私は今回この絵画を観るために、上野近代美術館に来たと言っても過言ではありません…!

あたたかな日差しに照らされた部屋で、柔らかな表情を浮かべてピアノを弾く2人の少女。
私が美術に興味を持つ前の小学生の時に、この絵画を何かの媒体で見かけ、ただ純粋に「きれいな絵だな」と胸をうたれ頭から離れなかった絵画です。
この時代にピアノを持てるという裕福さや文化への関心も表している作品であることは大人になって知るのですが、幼心にルノワール特有のやわらかくあたたかなタッチに初めて魅せられた作品。
『ピアノを弾く少女たち』を観ている時、小学生の頃の自分に「本物観たよ!!すっごくきれいだったよ!!!」とただ素直に感想を伝えたくなって、なんだか胸が満足感でいっぱいになりました。
当時の時代背景として女性は家を守る存在、そうなると自然と屋内を描いた絵画の登場人物は女性が多くなります。第2章の作品は女性の普段の姿にスポットライトが当たっており、作品内の読書している様子や体を拭く瞬間、爪を切られている姿などから、彼女たちのリラックスした様子を見ることができて、この展覧会の中で私としては1番見ごたえがあった章でした。
自然を感じさせる室内を描いた絵画、屋外にいるかのような没入体験をさせてくれる絵画
第3章は「室内の外光と自然」、第4章は「印象派の装飾」と、印象派らしい自然と調和した作品が並びます。

作品の隣りには、絵画内の人物が実際に着用していたドレスも展示されていました
屋内に居ながらも屋外の光を感じさせる作品、大きなキャンパスに自然の風景を描くことで室内装飾で没入体験を試みた作品…それらが並ぶ展示室には全く窓がないのですが、作品を観ているとまるで大きな窓から光がさしているかのような、森の中にいるような、不思議な錯覚に陥ります。
第4章ではモネの『睡蓮』などスケールの大きな絵画が並び、目の前で観賞すると圧倒されます。画家の死去により未完の作品『ヒナギクの花壇』(ギュスターヴ・カイユボット)からは、画家の無念さを感じながらも、描かれていないスペースはどんな風景が描かれていたのかな?と想像力がかきたてられたり、大きな絵画はこうやってスペース毎に描いているのか!という学びにもなりました。


オルセー美術館の作品が、上野にまた来る!
撮影可だった作品を主に紹介させていただきましたが、本当は他にも20くらい紹介したい作品がありました…!大変興味深く美しい作品たちがずらりと並ぶ大充実の展示内容で、ゆっくり観賞したつもりはないのに2時間以上滞在していました。
ルノワール、ドガ、マネ、モネ…「ここは本当に上野…?」と疑いたくなるほど、オルセー美術館所蔵の名作が集まり、印象派の魅力を再認識できた贅沢な美術展でした!

そしてやはり個人的に、『ピアノを弾く少女たち』を直接観賞できたことが何よりもの思い出となりました♪
このことから、自分の子どもたちにも、色んなジャンルにおいて興味の種を蒔いておきたいなと改めて感じました。まずはそろそろ子どもたちも一緒に美術鑑賞デビューしてもいいかな…でも1人でゆっくり観たいな…という葛藤を今感じています。。
「オルセー美術館所蔵 印象派 室内を巡る物語展」は2/15で終了ですが(閉会日の感想ブログアップで本当にごめんなさい…)、次はなんと今会場の国立近代美術館と同じく上野公園内に構える東京都美術館で「オルセー美術館所蔵 いまを生きる歓び」が11月~開催予定です!
今回の展覧会に行かれた方も、興味はあったけれど行けなかった方も、印象派好きは必見の美術館展。11月を楽しみに待ちながら、2026年もいろんな展覧会に行きたいと思います♪
053 - ブルー
主婦 / 神奈川県 / LEE100人隊
38歳/夫・息子(9歳)・娘(5歳)/料理部・美容部/岡山県出身・神奈川県在住。パン屋さんめぐり、旅行&お土産を買うこと、美術鑑賞(特にゴッホの作品)が趣味。きれいめカジュアルを軸に「自分にとって心地いいファッション」を模索中。子どもたちとのお出かけ&旅行、おいしいもの、ファッション、自分の心が動いた出来事。丁寧な生活とはほど遠いバタバタな毎日の中で見つけた「あ、これいいな」と感じたものを、皆さんと共有したいと思います。3年目もどうぞよろしくお願いします!身長156cm&イエベ秋。
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