『Black Box Diaries』は、もともと原作の書籍を読んだときから強い衝撃を受けていました。
被害の記録であると同時に、「声を上げること」がどれほど困難で、どれほど孤独な行為なのかを、これ以上ないほど生々しく描いた一冊だったからです。
映画を観て、その衝撃は再び、しかもより重たい形で胸に迫ってきました。
文字で追っていた出来事が、映像と声を伴うことで、単なる「事件」ではなく、今も続いている現実として立ち上がってきたのです。
映画の構成
『Black Box Diaries』は、伊藤詩織さんが性被害の当事者としてカメラの前に立ち、事件後、自らの経験を記録したドキュメンタリー作品です。そのときの思いや気持ち、警察とのやりとりなどがすべて描かれています。一人の女性の記録であると同時に、性被害者の現実を問い直す映画でもあります。映画の中で詩織さんは、泣き崩れ、途方にくれ、激しい怒り、絶望し、事件のリアルな残酷さが痛く、でも非常にリアルに表現されています。
被害者への二次被害と権力
捜査に対し協力的だった警察から、ふと言われた不快な発言。記者会見のときの服装に対する批判。ネットでの攻撃、家族の個人情報の流出、突然怒鳴られる、、、
事件のことで、かなりダメージがあるにも関わらず、さらに傷つけられる。
逮捕寸前で上層部から逮捕のストップがかかる。
これが現実の日本社会だと思います。
被害者は、うつむかなくていい。Noはしっかり意思表示をする
この映画をみて思ったのは、被害者になったとき、堂々として、Noということははっきりと伝えていきたい、詩織さんの尊厳を守った姿を見て強くそう思いました。
たまたま私が見に行った日は、詩織さんが舞台挨拶にきており、制作への思いを聞くことができました。
詩織さんがこの映像を撮っていたのは、映画用ではなく、事件の被害届すら拒否され、なにかがおかしいと思い、自分自身になにかが起こりそうな予感がして撮り始めたそう。
質問や感想を言える時間もあったのですが、今まで似たような被害にあった女性からの意見が何件かありました。詩織さんのこの行動で勇気づけられた人も多かったのだと感じました。
正直、重いテーマなので、元気があるときに見たほうが良いと思います。
ただ、同じ女性として、勇気がでます。
色々な意見がある映画ですが、噂や他人の評価だけではなく、しっかりと自分の目でみて感じてほしい映画です。
TB - あお
会社員 / 埼玉県 / LEE100人隊トップブロガー
39歳/夫・息子(14歳・8歳)/フルタイムの会社員、ワーママ歴は13年目に突入。39歳でリモートワーク中心の会社に転職しました。平日はとにかく質素に疲れないように過ごし、土日は子ども達の試合を見に行ったり、カフェに行ったりアクティブに過ごしてます。趣味は読書、料理、インテリア。特技は家計管理。日々、自分の心と身体を整えるために、ジャーナリング、読書、ヨガ、ウォーキングや筋トレに勤しんでいます。骨格ストレート、イエベ秋。身長153cm。
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