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【読書記録】雨の日の心理学 こころのケアがはじまったら

  • 002 みなっこ

2026.01.25

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2024年9月に発行された臨床心理士、公認心理士の東畑開人さんが書かれた本です。

SNSのおススメに現れ、題名に惹かれて手に取ったもの。以前から心理学に興味があったことと、読みやすいものを探していた私にヒットしました。

オンライン授業を書籍化

大学での授業、しかも楽しくわかりやすい人気の先生の授業を受けているような軽妙な書き方。
あとがきでオンライン授業を書籍化したものだと知りました。どうりで読みやすいはずです。

人の心の動きを天気に例えていて、心理学が身近なことに置き換えられているので想像しやすい。

本書の心理学

・晴れの日の心理学。いわゆる素人のための心理学。自己啓発本とか、子育て中にかける言葉とか、部下の育て方など。心が元気なときに力を発揮する心理学。
・専門家のための心理学。精神科医、臨床心理士など、専門家が活用する心理学。
・雨の日の心理学。素人の晴れの日の心理学では対応できない心理学。
ただ、日常のケアは素人が大半、いや、90%以上を素人が担っているのが現実。この心に元気がないことを雨の日に例えて、素人のための雨の日の授業は進みます。

切っても切れない人間関係

家族、同僚、友人、いつ誰に雨の日が訪れるかはわかりません。一緒に豪雨の中を歩いて、ずぶ濡れになるかもしれないし、通り雨で折りたたみ傘を持っていたら傘を差せるかもしれない。自分も含めて心の天気は一定ではいられないのです。



『わからないこと』が『わかる』

結論からいうと、もっと早くに読んでおきたかった。亡父が倒れたとき、いきなり豪雨に見舞われました。母からすれば、暴風雨だったと思う。亡父のケアは病院でされていたけれど、母の心のケアは家族(私、弟、近くに住む叔母)が担うことになりました。

これを読んでいれば、少しは理解できたあろう当時の母の気持ち。渦中に巻き込まれた私は、かなり辛かった。亡父の病状とともに乱高下する母の気持ち。終業時間とともに鳴るスマホの着信音。母のマシンガントークを仕事の帰り道に一心に聞く日々。『聴く』でありたかったけど、『聞く』だった。それを心苦しく思ってはいたけれど、これを読めば『聞く』で良かったということもわかりました。当時の私が救われた。

父が亡くなって二年が経ち、母もすっかり元気に。別のマシンガントークをしています。時間が解決してくれることもある。

本を読んで『わからないこと』が『わかる』というのはケアする心の支えになるようです。

全5限の授業

1、2限は理論、3、4限は具体的に何をするか、5限はケアする人が元気にいるために心がけること の全5限。

あと、キレイごとでは済まされないお金の考え方も書いています。元も子もないけど、お金で解決できることは沢山あるようです。

今、雨の中にいる方には傘を、晴れの日の方には折りたたみ傘になるような本です。
備えあれば患いなし、まではいかなくとも道標にはなりそう。

あ、雨が降ってきた。さて、傘を差しましょうか。

002みなっこ

002 - みなっこ

事務職 / 大阪府 / LEE100人隊

44歳/夫・娘(16歳)/手づくり部・料理部・美容部/LEE100人隊3年目、フルタイム勤務のサラリーウーマン。趣味はソーイングと布をめぐる旅。日々のストレスは夜な夜なミシンを踏み踏み、布に縫い込んで発散しています。3年目の目標はLEE100人隊の活動を通して自分の好きなことを新たな場所に繋げることです。ご一緒に最高の自己分析してみませんか。拙い文章ですがお付き合いいただけると幸いです。

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