あけましておめでとうございます。今年1本目のブログです。年末年始は、ドラマ、小説、映画をたくさん楽しみました。少しずつ紹介していきます。
最近マイブームの朝井リョウさんの小説の最新刊「イン・ザ・メガチャーチ」をよみました。
推し活が軸の話
現代らしい、「推し活」をテーマに、推す側、推し活の運営側の両面の目線で物語が書かれています。
主に「離婚をして孤独な40代男性」「意識は高いが現実は上手くいかない繊細な大学生」「推し活で人と繋がっている30代の派遣の女性」が交互にでてきます。
離婚をして孤独な40代男性はもともと音楽のプロデュースをしていましたが、今は経理部に異動し淡々と一人で暮らしています。妻とは離婚をしており、一人娘は「お金」が唯一のつながりになっています。とあることから推し活の運営側にたつことになります。
意識は高いが現実は上手くいかない繊細な大学生は40代男性の娘です。少し繊細なところがあり、集団が苦手で上手く自分の気持ちを伝えることができず、明るく活発な同級生と比較して落ち込んでいます。自分の気質と似ているアイドルグループに出会うことで、様々な変容があります。
推し活で人と繋がっている30代の派遣の女性は推し活つながりが唯一の人間関係で、どんどんのめり込み、思考が偏り、生活もどんどん堕落していきます。
3人の共通点、「孤独」
それぞれの孤独が痛いくらいに書かれています。
・一人で会話もせず、だまってインスタントのみそ汁をすする
・理由も意味もない雑談ができるような弱さや脆さを開示する恥ずかしさを超えて助けを求められる人はいますか?
・でもね、誰もいないの話す人。
その描写がリアルで、孤独だと「なにかにすがりたい」となる気持ちは理解できました。
心の支えでもある
私は「推し活」をしたことがないのですが、登場人物たちのように、「見るだけで心が高揚する」「すべてをささげて人生掛けたい」というものに出会えることは幸せでもあると思います。
ぎょっとしてしまう行動がちょこちょこでてくるのですが、人からどう見られようと、「これが好き」「これが私の幸せ」と思えることがあるのは生きていく上で支えになるし、誰に迷惑をかけているわけでもないのでそれはそれでよい気もします。
ただ親目線でみると、自分の子どもがこうなったら・・・と思うと少しヒヤッとします。
子どもが好きなものを否定することも違う、ほどほどにしてほしいとも言えない、、、。難しいと思いました。
解像度を上げなくていい。
すごく好きな表現がありました。LINEの既読について
「そこまで解像度をあげなくていい」
わかる・・・!と思いました。今はいつでもどこでも連絡がとれて、返信を求められる時代で、それが苦しくなるときもありませんか・・・?
ちょうど最近色々忙しくて、最近グループLINEなどもかなり飛び交い、先週LINEの通知をそっと家族以外OFFにしちゃいました。
本当解像度はそこまであげなくてもいい、と思ったタイミングだったので、この表現が心にぐっと響きました。
人との繋がり
「孤独」というのは人を変えてしまう大きな力だと感じました。
ハーバード大の研究で、「幸せな人生には良い人間関係が不可欠」ということが分かっていますが、良い人間関係さえ築ければ、きっとどの登場人物も良い方向に迎えた気がします。
面白くてあっと言う間に読めた小説でした。
TB - あお
会社員 / 埼玉県 / LEE100人隊トップブロガー
39歳/夫・息子(14歳・8歳)/フルタイムの会社員、ワーママ歴は13年目に突入。39歳でリモートワーク中心の会社に転職しました。平日はとにかく質素に疲れないように過ごし、土日は子ども達の試合を見に行ったり、カフェに行ったりアクティブに過ごしてます。趣味は読書、料理、インテリア。特技は家計管理。日々、自分の心と身体を整えるために、ジャーナリング、読書、ヨガ、ウォーキングや筋トレに勤しんでいます。骨格ストレート、イエベ秋。身長153cm。
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