こんにちは、しょこみです。
2025年もあと1週間ほど(嘘だー!)ですが、個人的に今年ナンバーワンの本に出会ってしまった!
たぶん年間10冊ぐらいしか読んでいませんが、でもナンバーワンはナンバーワン!
本がとなりにある人生。
昔は大好きな作家さんの新刊は常にチェックし、サイン会やトークショーに足を運び、新たな作家さんの開拓にも勤しみ、年間100冊は普通…と本は生きる糧そのものでした。推し活ですね。(でも益田ミリさんのイベント行ったことないんだよなぁ…行きたい)
休前日に布団にくるまり、徹夜でどっぷり夜の静けさと作品の世界に浸る幸福といったら…。
今は新刊情報にも疎くなりましたが、ほどよい距離感で、本がとなりにある人生は変わりません。
読む数が少なくなったからこそ一期一会感がより強まり、「これはいまこそ読むべき本だったんだ!」などとグッときます。
先入観なしで読んでほしい1冊
さて、前置きが長くなりました。
なぜかというとわたしはこの本を、とてもとてもおすすめしたい。けれどできることならば、なんの先入観もなく読んでいただきたい。
…となると書けることがなくて、本が好きだよってことをつらつら書いてみました。笑
わたし自身「あ、益田ミリさんの読んだことないやつ見っけー!」と、あらすじも何も知らないまま手に取った1冊です。
なにも語りたくはないけれど、今年一番の本でした。
ほっこり、ではなくどちらかというと人生の悲哀というか虚しさというか。
その中のかすかで、けれど誰にも侵されない尊さ、みたいなものがわたしが思う益田ミリさんの魅力。
そしてどの作品でもリアリティがすごくて。
自分のまわりの小さなことから、世界規模の大きなことまで、矛盾しているようだけど同じようなテンションで考えることってありませんか。
「あー今晩の夕食何にしよう。それにしても世界から戦争がなくなることってあるんだろうか」みたいな感じ。

流れるような毎日からそこを掬い取って作品にするというミリさんの感性に、救われるような支えられるような、背筋を正されるような試されているような、そんな気持ちになるのです。
この本は、根底のその部分は変わらないけれど、物語のスケールが壮大で。
益田ミリ作品は人生そのもの。
益田ミリ作品はほっこり系、と思っている人にはぜひ読んでほしい。
全然違うんだとびっくりすると思う。
画風のかわいさ、ゆるさに騙されてはいけない。ほっこりの対極にあるのが益田ミリ作品なのです。
益田ミリ作品はほっこり系じゃないよ、とすでに知っている人にもぜひ読んでほしい。
今までの益田ミリ作品を越えてくる。

つまりすべての人に読んでほしい。
いつのまにかツユクサナツコの一生と自分の一生を重ねているにちがいない。
わたしは深夜、枯れるくらい泣きました。
こんなにも揺さぶられる1冊に出会えたことも、揺さぶられる心がまだ自分にあったことにも。
【しょこみ】
TB - しょこみ
主婦 / 神奈川県 / LEE100人隊トップブロガー
39歳/夫・息子(1歳)/手づくり部・料理部・美容部/国内外問わず旅が大好き。特に北欧をはじめヨーロッパ贔屓で、目下の夢は息子とフィンランドを訪ねること。その土地ならではの手仕事や食文化に惹かれます。“衣食住すべてお気に入りに囲まれて暮らすこと”をテーマに、日々試行錯誤の等身大クリップを書いています。子ども服づくりが新たな趣味。顔タイプソフトエレガント、骨格ウェーブ。TB1年目、どうぞよろしくお願いします。身長164cm。
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