子育てで悩むわたしを助けてくれた「ストア派の心の持ち方」

メリークリスマスイブ！フジコです。

ただいま大好きなクリスマス映画「ラブ・アクチュアリー」のサントラをかけてホリデー気分を満喫しております。

最近、娘がいらいらしていた

先月から夫が出張・検査入院（いまは元気です）などで不在の日が続きました。

ふだんから平日に夫と娘が関わる時間はほぼないので、あまり娘のメンタルの心配はしていなかったのですが…。

環境の変化に敏感な娘。「いつもと何かが違う」と感じたようで、そのストレスからか娘はささいなことで怒りがちに…。

わたしはそんなにイライラしやすい方ではないと思うのですが、娘に怒りを急に向けられるのはどうも苦手で、「娘怒る」→「母イライラする」→「娘さらに怒る」の悪循環に…。

そんなときに読んだ本が、日々の助けになってくれました。

心穏やかに生きる哲学

「ストア派に学ぶ ストレスフルな時代を生きる考え方」という副題がついています。

kindle Unlimitedで見つけて軽い気持ちで読み始めたのですが、とてもおもしろかった。

「ストア派」とは古代ギリシアで発展した哲学の一学派。と書くと難しそうに見えますが、この本ではストア派の考え方を現代のわたしたちの生活にわかりやすく落とし込んで解説してくれています。

それはあなたがコントロールできる範疇の問題ですか？

本書のなかで繰り返し「コントロールテスト」ということばが出てきます。

わたしたちは「自分の品性」「自分の行動と反応」「他者への対応のしかた」の3つ以外は自分ではコントロールできない。自分でコントロールできないことについて心配したり執着したりすることは無駄である。

行動を起こす前に「これはわたしがコントロールできることか？できないことか？」というテストに当てはめてみる、という考え方です。

（他人の行動がコントロールできないのはもちろんですが、「自分や自分の愛する人がいつ死ぬのかはコントロールできない」というのが全体の考え方のキーになっています）

ここから出発して、「コントロールできないことにどう対処・準備するか」「平静さを保つには」など参考にしたい考え方がたくさん出てきます。

わたしはとくに「怒っている娘（コントロールできない）」に対する「自分の反応（コントロールできる）」に悩んでいたため、関連する部分を繰り返し読みました。

2000年前の哲学が、いまのわたしの悩みのヒントになるなんてすごい。

この時期におすすめの一冊！

年末年始、「少し本を読む時間がとれそう！」という方や、「この時期はたくさんの人と会って、自分の軸が揺らいでしまう…」という方にもおすすめ。

わたしもストア派の考え方を取り入れて、家族と穏やかで楽しい冬休みを過ごしたいな～と思っています！

どなたかの参考になれば幸いです。

フジコ