手づくり部

[完成]編み込み三角ストールを作りました。【初心者の編み物話】

  • 031 accha

2025.12.21

  • 4

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こんにちは。031acchaです。

ようやく今週、ずうっと編みかけていた
編み物が完成しました。

編み物雑誌、amirisuのtigar lilyという
パターンの三角ストールです。

「ずうっと」がどれくらいかと言うと、

…5年。笑

以下、初心者の私の編み物話に
よろしければ、お付き合いください…

5年間のわたしの編み物ストーリー

5年前、まだ次女が幼稚園児だった頃、
仲良くしていたママ友たちの中に、
おしゃれな編み物の達人がいまして、
いつも可愛い手編みのニットや
ストールなどを身につけていて。

でもあまりに上手なので、自分にできるとは
思えず。

ある時、うち数名で「その友人に教えて
もらいながら、みんなでやってみよう」
と、私も誘われたのがきっかけでした。

その際に教えてもらった編み物雑誌の中の
作品があまりに可愛く、私も欲しい!と
思ったのと、みんなでやるならできるかも、
と思えたからです。

と言っても、
中学の時に棒針でマフラーを編んだことが
あるくらいで、それ以来の編み物。

本格的な編み物は、ほぼ初心者同然です。

まずは毛糸や道具を選ぶところから始まりました。

海外の毛糸のオシャレさに驚く。

それまでの私は、編み物といえば、
勝手に、手芸売り場の奥の方にある
毛糸のイメージで、少し年齢の高めの
方向けという印象を持っていました。

ですが、今回のパターンのamirisuの
雑誌や、そのサイトで取り扱っている
海外の毛糸のラインナップを見て、
私の編み物に対するイメージがひっくり返りました。

ニュアンスのあるような素材、
普通にいつも洋服を買うようなお店で
売っているニットのようなパターンや
毛糸がたくさんあり。

毛糸も、羊の種類や生息地によっても
ニュアンスが異なり、同じ「ウール」でも、
全く違う感触の糸になることも知りました。

もうその毛糸を見るだけでも幸せな気持ちに。



毛糸は ポルトガルのBRUSCAを。

今回の毛糸は、このパターンのお勧め毛糸に
書いてあった、ポルトガルのBRUSCAという
シリーズに。

ポルトガルの自然の丘や山の中の牧草地で
放し飼いにしている羊を手作業で毛刈りして
作られた毛糸。
全滅危機にあるポルトガル産の羊たちの毛を
毛糸にし販売することで、生態を守るという
プロジェクトを行なっているそう。

毛糸にまつわるエピソード、そして、
おしゃれなラベルにも、気持ちが上がります。

色は、”原毛そのものの色”をベースにし、赤をアクセントに。

30色近いカラーバリエーションの中で、
そのうち3色は、羊のそのままの色を使った
原毛の色とのことで、素敵だなと思い、
その2色と、赤をアクセントカラーにしました。

ママが編み物をすることのハードルにぶつかる

最初の方は、近所の公民館のような場所を
借りて、子どもたちを畳で遊ばせながら、
教えてもらいながら始めました。

そのおかげで、基本的な編み方や
編み図の見方などを覚えることができ、
あとは、家で各自進めてきて、たまに
集まりながら進捗確認、というペース。

ところが、各自家で進める、というのが
私の場合、なかなか難しく。

マルチタスクが苦手な私。
子どもがいる時間帯は、わちゃわちゃして
今どこを編んでいるのか分からなくなるし、
かといって、寝かしつけたあとは、
眠気に勝てず…

決まったすき間時間さえ見つけられれば、いい息抜きに。

しばらく間隔が空くと、たまに出てくる変則的な編み方を忘れます…
そんな時、今はYouTubeでその編み方の動画がたくさんあるので、助かりました。初心者にも優しい時代です。

そこで、家事の合間のちょっとした時間、
子どもの習い事の待ち時間などを使って、
編んでいきました。

今回は模様があるので、ただただ無心で
手を動かす、のようにはいきませんが、
逆に「ここまでやろう」と目安が立てやすく、
小さな達成感を積み上げられるのが
モチベーションに。

編むことだけに集中している編み物の時間、
一種の瞑想のような、息抜きになりました。

2度の引越しで中断、しばらくお蔵入りに。

編み始めて3ヶ月、完成までの5合目に
きたくらいで、転勤帯同が決まり、横浜に
引越すことに。

ここからの3年間、編み物はほぼお蔵入りします。

チャンスはあったように思うのですが、
横浜内でも更に一度引越しをしたので、
なかなか気持ちが落ち着かなかったのかなと
今となっては思います。

東京に戻り、友人と集まった際に編むスタイルに。

さて、約2年前に東京に戻ってからは、
当時一緒に編んでいた友人たちと
編み物サークルのような形で
1、2ヶ月に一度のペースで、
ゆるく一緒に編むという集まりに参加して
編む、というスタイルに。

都合さえ合えば、それにだけは参加して、
その日の前後1週間くらいは編む、
という生活を細々と続け、ようやく
7〜8合目くらいに。

その頃に100人隊の活動をはじめ、
慣れない投稿にワタワタし、8合目から
なかなか進まず、この冬を迎えたのでした。

今年のクリスマス、同じ毛糸を使って三つ編みし、クマの置物たちにもマフラーを作りました。
(こうやってしばし脱線して完成が遠のく…笑)

100人隊の活動が、仕上げの後押しに

11月、LEEパーティで同期に会って
編み物の話をできたこと、
素敵な編み物のクリップを見て、
モチベーションをもらったこと。

そして、先月・今月のLEE本誌を読み、
今年は私も赤の差し色をすることが増え、
せっかくだから、今年のうちに完成させて
コーデに加えたい!と思えたことが
モチベーションとなり、編み物を仕上げると
クリップで宣言。

楽しみにしているという優しいコメントも
もらえて後押ししてもらい、
この1ヶ月、ラストスパートできました。

ブラウンのニットに合わせてみました。

完成させてみての感想は

とにかく達成感がハンパないです。笑

最初は一本の毛糸だったのが、
徐々に面になっていき、模様が浮き
上がってきて。

しかも、それが次第に
自分の作りたい色や形になっていく。

編み物の楽しさを知れた気がします。

こちらは、黒タートル×ブラウンスカートに合わせてみました。

デジタルデトックスになる!

最後のラストスパート期間、
これをものすごく感じました。

両手を使うし、中途半端に手を止めると、
また取り掛かるのに時間のロスが出るので、
集中して編んでいる時間は、スマホは
離れた場所に置いていました。

そうすると、その時間が心地よく。

普段何気にデジタルに触れて消費している
時間に、改めて気づくことができました。

この三角ストールは、輪っかで編んで、最後、ハサミを入れて数列ほどき、
フリンジにするというやり方なのですが、最後の一目を終え、先日の集まりにてハサミを入れるところ。
断髪式のような気持ちで笑、ドキドキしました。

思い出も一緒に編まれている気持ち。

5年間のうちに、子どもも大きくなり、
編み物のじゃまをされるどころか、
応援したり、褒めてくれたり、
手伝ってくれたりもする存在に。

ハサミを入れたあと、ほどいてフリンジにするところを次女が手伝ってくれました。

畳の部屋でちびっ子たちを遊ばせながら
編んだこと。
今はもうない、習い事の待ち時間。
2度の引越し。
なんだか、編んでいる時々の思い出も
一緒に編み込まれている気さえしてきます。

きっかけを与えてくれた、
教えてくれた、一緒に編んでくれた
友人たちに感謝です、ありがとう!

大切に使いたいと思います。

とても長くなってしまいましたが、
最後までお読みいただいた皆さま、
ありがとうございました。

ちょっと見えにくいのですが…。ベージュ、濃ベージュ、濃赤の3色で編んだのですが、
先っぽの細ラインのモチーフだけ、色違いの糸を使っていた友人から余った毛糸をもらい、
茶色に。(トップ画の方が分かりやすいかな…)
一緒に編んだ友人たちなしにはここまで辿り着けず、感謝です。

次は、スヌードか、セーターに挑戦しようかと♩
また何年かかるか分からないけれど、
少しずつ頑張りたいと思います^^

031 accha

031 - accha

カラーコーディネーター / 東京都 / LEE100人隊

41歳/夫・娘(13歳・11歳)/手づくり部・料理部・美容部/福岡出身。ファッション、雑誌を読むこと、読書、インテリア、お茶……日々の暮らしを彩るモノやコト、そして暮らしを快適にすることが大好きです。156cmの身長、ベーシックとトレンド、差し色、バランスのよいファッションができたらと心がけています。日々のストレスは野球観戦とバイオリンで発散。。子どもたちの手が少しずつ離れはじめた今、「丁寧な暮らし」に近づくため、時間・モノと上手に付き合いたい隊員2年目です。

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