アラフォー・アラフィフ世代おススメ本「介護未満の父に起きたこと」

アラフォー、アラフィフ世代にささってます

介護未満の父に起きたこと

 コラムニストであり、大人気のラジオパーソナリティである、ジェーン・スーさんの本。

ジェーン・スーさんの80代のお父さまのケアを5年間綴ったエッセイです。ちなみにお父さまはご健在です。（現在進行形だからこそ、ささってます）

介護未満とは

「まだ本格的には介護が必要ではないものの、記憶力や体力が落ちてきた状態のこと」だそうです。

きっとこの状態の世代は思っている以上に多いのでは、そしてもはや当たり前の言葉になるのでは、と思うほどわたしにとって心に残る言葉でした。

テレビでもこの本についての特集が組まれていてとても反響があったそうです。関心の高さが現れていますよね。そのテレビを見てわたしも釘付けでした。

その関心はというと・・・介護を「まるで終わらないフジロック」だと思うこと。さらに

お父さまのことを大物アーティストのわがまま、ととらえると腹が立たない・・・と。

・・・まさに目からウロコでした。

家族だと、家族だからこそ言われて腹が立つことも多いし、家族だからこそ甘えてしまうことで一線を超える言葉を発することがあり、それで大ゲンカに。わたしももちろん経験アリです。

ですがそれを発想の転換1つで、自分の感情さえもコントロールできるジェーン・スーさんは本当に素晴らしい方だな、と改めて尊敬しました。

そんなスーさんもトライアル&エラーを繰り返して今に至ります。お父さまへの声掛けやいろんなプロジェクトを遂行している姿は実際は見てないけれど、読み進める度に、目に見えてめちゃくちゃカッコイイ。

いつかはみんなにきっと訪れる未来に。ぜひ読んでいただきたいです。

わたし自身も振り返って

母の「今」と向き合う

わたしの母もスーさんのお父さまと同い年世代。

母はオシャレが大好き。一人でよくZARAやH＆Mにも行って買い物をしています。

この写真も古着のオールインワンを裾上げして着こなしている玄人オシャレです。

そんな母は、わたしが幼い頃から今は亡き父と一緒に、小さいですが喫茶店を切り盛りしていました。地元では人気の豪快母。反対に、父はそれを優しく影で支える縁の下の力持ちでした。そんなパワフルな母を見ていると今でもパワフルなのでは、とそんな気持ちになりそうですが以前と比べると「疲れた」という言葉が多くなりました。

1日に１つのビッグイベントを大事に

今は母自身で1日に２つの行事は入れないようにコントロールしています。

実はわたしもそうでして。その１つの行事をその日のビッグイベントとして大事にしています。そして全力を注ぎ込む。そこは母と共感できて、寄り添うことができます。また、

最低限のスマホは武器。LINEは朝早めの時間に。QRコード決済もできるように

お互い早起きなのでLINEは早い時間にやりとりを。思い出して伝えたい時は人それぞれ。ですが私たちはお互い超早起きなのでスムーズにできます。またQRコード決済も姉が何度も教えてくれたおかげで日常の買い物も使いこなせています。

それは「今」を生きる武器として身に付けた母。本当に良かったと思っています。

きっとこれからいろんなことが、思いがけないタイミングでやってくると思います。その備えとして。こちらの本はアラフォー・アラフィフ世代にとってもおススメです。

ちなみに。ここまで本について熱く語っていますが実はわたしは読書はニガテです・・・(笑)

ですがエッセイ本はその人の実体験に基づいているからかすんなり読むことができるようになり、むしろ「好き」になりました。さらに、こんなこともして気分をアゲて読んでます。

本を読むときのマイルール

好きな本を好きな紙でラッピング&しおりもこだわって

昔のブックカバーを本のサイズに合わせてカスタマイズ。

そしてしおりも

こうやって少しずつ読書が楽しくなる時間を自分で作ると、ワクワクする時間に変わります。

年末のゆっくりした時間に。ワタシ的オススメ本でした。