クリスマス絵本を(ちょっと熱量高めに)ご紹介しているシリーズです。
ビロードのうさぎ

こちらは、わたし的絵本ランキングトップ1、2といってもいいくらい…いつ読んでも涙してしまう、ハンカチ必須のお話です。個人的な思い入れもあるし、内容も少し大人向けかなあと思っていたのですが…6歳の娘があるときからこれを読みたがるようになり、そこから3日連続で読み聞かせ時間に選んだことがあったのです。
「子どもにはまだ早い」だなんて。私、浅はかだったなあと…。この絵本から発せられるメッセージは、小さな子にもしっかり届くんだと考えを改めたできごとでした。
個人的いちおしポイントは、やはり絵本作家・酒井駒子さんの絵と抄訳が物語にどこまでもマッチしているところ…(物語自体は古典作品)。
あまりに優しくて、尊くて。胸がしめつけられるような、心の奥をぎゅっとされるような言葉選びが、本当にすごい。もう巨匠と呼んでいいのでは…と思っちゃいます。
よるくま/よるくま クリスマスのまえのよる

こちらは絵・文ともに酒井駒子さんの作品です。『よるくま』……いいですよ~~~。本当にいい。毎回涙ぐんじゃう(涙腺弱め)。まるで大きくて暖かい毛布に包まれているような。母親の大きな愛を、こんなふうに描き出せるものなんだなあと…。(やっぱり巨匠…って言いたくなる)『よるくま』(左)の方は、もしかしたら働いているお母さんは、特にグッとくるものがあるかもしれないです。
『クリスマスのまえのよる』(右)は、世界中の子どもが当たり前にこの温もりを感じることができて、毎晩ぬくぬくと眠りにつけたらいいのにな…と。話は大きくなりますが、世界で起こっているいろいろに思いを馳せてしまいます。
いずれにしても、子どもへの愛がいっぱい。満たされる2冊です。
くまのコールテンくん

「これ、小さい頃に読んだことあるなあ」その記憶で、大人になってから再び手にとった絵本。いかにも外国の絵本といった色使いに惹かれます。
デパートのおもちゃ売り場に並ぶ、くまのコールテンくん。早く誰かぼくを買ってくれないかなあ…と待ち望むコールテンくんと一緒に、どきどきと「そのとき」を待ってしまいます。
誰かから愛されることの喜びが描かれているのはもちろんですが…。
自分が愛を注いだ相手がこんなふうに満たされてくれるなんて素敵なことだなあと、人間目線でも考えたり。子どもたちにもなんとなく伝わるものがあればいいな。そんなふうに思ったりします。
クリスマスにおすすめの絵本のご紹介でした。
TB - niki
パート / 東京都 / LEE100人隊トップブロガー
40歳/夫・娘(6歳)・息子(3歳)/手づくり部・料理部・美容部/平日は仕事、休日は子どもの習いごとと、毎日忙しく過ごしています。隙間時間に海外ドラマ鑑賞、読書をするのが趣味ですが、最近ピアノと編み物(かぎ針編み)を始めて夢中になっています。コーヒーやミルクティーを飲む時間を大事にしていますが、お酒も大好き。10年ちょっと、本(特に児童書)に関わるお仕事をしていました。本屋さんに入ると落ち着きます。絵本収集家です。
この記事へのコメント( 2 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。


















TB こもも