学生以来久しぶりに体験する「卒業」という節目を前に、何をどう書いたらこの10年間の感謝の気持ちを伝えられるのか考えあぐねています。
この10年間を振り返りながら、感謝の気持ちを伝えさせてください。
100人隊に応募したきっかけ
わたしがLEE100人隊に応募したのは10年前、まだ長男が1歳半頃のことでした。
長男の出産を機にそれまで勤めていた会社を辞めて専業主婦になり、育児に日々奔走する中で「また外の世界との接点が欲しい」と思ったのがきっかけでした。
応募する際にお買い物ブログを書いて提出したのですが、その時はHerschelというブランドのリュックについて書きました。
ありがたいことにご縁があり、ブロガーとして活動を始め、そこから10年に渡りわたしは本当に様々な貴重な体験をさせていただくことになりました。
発信することの楽しさと悩み
自分の好きなことを発信するのって楽しい！
これはブロガーとして活動を続けていく上で、原点になることだと思います。
発信することに楽しさを見出しているから続けられる。
でも時には、ただただ好きなことを発信するだけでここにいて良いのか、この発信は誰かの役に立てているのか、そういったことをぐるぐると悩むこともありました。
この悩みについては100人隊メンバーと本当によく話をしたと思います。
そしてこの悩みは10年間ずっと頭のどこかにあって、「自分が書くことの意味」は常に考えながら活動していました。
今でも正解はわかりませんが、ありのままであること、少し背伸びしてみること、まわりの期待に応えること、自分自身の様々な側面を意識して行動するのはブロガーに限った話ではないと思いますが、そういったことを折に触れて考える機会をいただけたこともまた、自分にとって貴重な経験になりました。
わたしの人生が大きく変わった！
LEE100人隊になったからこそ経験できたこと、成長できたことはたくさんあって、とてもすべては書ききれないのですが、
特に自分に大きな影響を与えてくれたことを書かせてください。
LEEレシピで毎日のごはん作りが楽しくなった。
2020年からLEE webにて「おいしいLEEレシピ」がスタートしましたが、それ以前からLEEに掲載されているレシピでごはんやおやつを作るのが大好きでした。
LEEレシピはどこの家庭にもある食材でいかに美味しく手間をかけずに料理できるかを研究され尽くしたレシピなので、家族の健康管理を預かる身としてすごく頼りにしています。
（LEE webの食材別検索、すごくおすすめです！）
名だたる料理家の皆さまがLEEを通して「時短でこんなに美味しくできるよ！」「毎日の料理がしんどいのはみんな一緒だよ！」といったメッセージを折に触れて発信してくださることで、心が救われた読者も多いのでは。
わたしもそんなひとりでした。
季節の行事やイベントをより大切にするようになった。
家族のお誕生日、子どもの学校行事、クリスマスといったイベントも、100人隊になって在り方が少しずつ変わってきました。
プロ並みのセンスを持つ100人隊メンバーから大きな影響を受け、テーブルコーディネートを工夫してみたり、何日も前からメニューを考えてみたり。
子どもたちと季節のイベントをもっと楽しみたいという気持ちも強くなり、梅仕事が毎年の恒例行事になったり、クリスマスのアドベントカレンダーも手作りするようになりました。
100人隊メンバーのすごいところは、そのセンスや技術はもちろんなんですが、「自分はこれが好き」「家族の喜ぶ顔が見たい」といった熱い気持ちが根底にあってそれが原動力になっているところ。
そういった気持ちがクリップから伝わってくるから、与える影響も大きいのだろうなと思います。
LEEマルシェでずっと愛せるアイテムにたくさん出会った。
LEEライフを語る上で外せないもの、それはLEEマルシェでのお買い物です。
いまやオンラインショップはほとんどのブランドが持っていると思いますし、いわゆるECサイトもたくさんあります。
その中でもLEEマルシェの取り扱いや限定コラボ商品は本当に魅力的で、メルマガが来ては（いや来なくても）サイトをチェックする日々。
LEEマルシェで購入したものは何年もずっと愛用しているものが多く、それだけわたしの心が掴まれているのだなと感じています。
これからも欲しいアイテムがあったらまずLEEマルシェをチェック！
この習慣はずっと続くと思います。
好きなファッションの軸が固まった。
センスの塊100人隊、そんな中ではじめてファッションの着画を投稿した時のことはよく覚えています。
家の中でミニ三脚を使って、ジレを着ている様子を撮って投稿したはず。
当時皆さんがあたたかいコメントを寄せてくださって、ホッとしたのを覚えています。
洋服は買うのも着るのも好きだけど、自分に似合う色もテイストもイマイチよくわかっていない、そんなわたしも10年かけて「きれいめなカジュアルテイストの服が好き」という軸がはっきり見えてきて、服を買う時にもだいぶ迷いがなくなったと思います。
自分が好きな服を着て自撮りして投稿する、その繰り返しは「自身を客観視すること」につながっていたと思います。
それがどれだけ読者の皆さまのお役に立てたのか疑問ではあるのですが…（汗
これからさらに年を重ね、取り巻く環境も変化していく中で、着るものも少しずつ変化していくかと思いますが、それでも好きなファッションの軸は大きくは変わらないはず。
そんな軸を見つけられたことに感謝しています。
たくさんの企画に参加させていただいた。
誌面やLEE webで撮影や座談会、お試し企画など、本当にたくさんの企画に参加させていただきました。
その中でも特に印象に残っているのが『ラシット×LEE100人隊コラボバッグ企画』『L.L.Bean×100人隊コラボバッグ企画』『ロシェ活部』です。
ラシットの企画は2020年の夏、コロナ禍の頃でした。
マスクをしてキドキ緊張しながら打ち合わせ場所の原宿へ行ったことを今でも覚えています。
それまでも様々な企画に参加させていただいていましたが、「ものづくり」に関わらせていただくのは初めてで、生地選びもバッグの形について考えるのも、すべてが新鮮な作業でした。
次に「ものづくり」に関わらせていただいたのが、L.L.Beanのグローサリー・トートでした。
2022年8月に第1弾が発売になりましたが、最初の打ち合わせは2021年の12月。
この時もまだコロナ禍が続いており、LEE編集部にてみんなマスクをしての打ち合わせでした。
（わたしとはづきちゃんは編集部にて、さりいさんはオンラインでの参加でした）
ここでも生地の色選びからスタートし、筆記体の位置にポケットの場所、ハンドルの長さなどたくさん意見を出し合い、おしゃれと使い勝手の良さを両立するトートバッグが完成してとても嬉しかったです。
その後2023年3月にダスティピンク、12月にモカブラウン、2024年3月にプラチナムとピスタチオと、新色の発売毎に企画に参加させていただき、本当に感謝しております。
そして10年目となる今年はロシェ活部部長をお任せいただいて、約半年間PR活動をさせていただきました。
ここでも、どうしたら商品の良さをユーザー視点で上手く伝えられるか、自分が感じたヘアケアの楽しさを写真と文章で最大限表現するにはどうしたら良いのか、悩みながら毎月ブログを書くことがすごく勉強になりました。
スタジオでの撮影時にイヴ・ロシェの担当者の方やライターの伊熊さん、関係者の方々とお話させていただいた時間にも多くの学びがありました。
尊敬できる、会うたびに刺激をもらえるたくさんの友だちに出会えた。
先日のLEEパーティーでのご挨拶でもお話させていただいたことですが、100人隊の活動を通して得た一番のもの、それはたくさんの尊敬できる友だちです。
大人になると仕事や子どもを介して知り合うことがほとんどで、純粋に気の合う友だちはなかなか出来なくなってしまいますが、100人隊は「LEEが好き」という大きな共通項があり、その上でファッションや美容、仕事、子育てなどLEE世代ならではの楽しさや悩みを共有しあえる、唯一無二の友だちになれるんです。
初めて会った時から、まるで昔からの友だちみたいに話せる。そんな特別な関係性は100人隊ならでは。
大人だけで会うのはもちろん、子どもたちもたくさん遊んでもらいました。
みんなのお子さんたちの成長を親戚気分で見守らせてもらったことも素敵な思い出です。
こうやって振り返ってみると、見出しに書いた通り、わたしは100人隊になれたからこそ得られたものが本当にたくさんあって、それによって物の見方や考え方も大きく変わりました。
30代～40代のはじめを100人隊として過ごせたことは、わたしにとってかけがえのない財産です。
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最後に。
編集長はじめ編集部の皆さま、100人隊メンバーおよびOGの皆さま、そしてブログを読んでくださったすべての方に深く感謝しています。
楽しい充実した10年間をありがとうございました。
ちひろ
40歳／夫・息子（10歳・6歳）／手づくり部・料理部・美容部／身長約155cm、きれいめカジュアルなファッションが特に好きです。料理も好きで、毎日のごはんやおやつのためにLEEレシピをよくチェックしています。子育てに追われつつも、家族が毎日心地よく暮らせるよう、よりよい暮らしを目指していきたいです。
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