みなさま、こんにちは。No.091 hiroです。
LEE12月号の「今、大人の”絵本界隈”がアツい!」の特集、私もとっても語りたいんです!
大人になると、「時間」を失っていく
仕事、家事、子育てに人付き合い…気づけば「自分のための時間」って大人になるとそんなに多くはないと思います。
やらなければいけないことに追われてバタバタと過ぎていく、そんな日々を過ごしています。
子どもの頃は当たり前にあった「余白」「想像」「ぼーっとする時間」が大人になるほどにどんどんなくなっていったように感じます。
絵本は、失った時間へ戻るためのとびら
私は子どものころは、しょっちゅう自分だけの空想の世界に浸っていました。
そのせいか、たぶん周りから「ぼんやりした子ども」認定されていたと思います。
絵本って、ページをめくるたびに、あの頃の時間感覚がよみがえる感じがするんです。
自分のために絵本を開くとき、私は「ぼんやりした子ども」に戻っている気がします。
文字の少なさにいやされるとき
忙しく過ごしていると、文字を追うのが辛くて本を読めなくなるときがあるのですが、そんなときでも、絵本はスッとこころに入ってきます。
絵本は、文字が少ないからこそ、想像の余白が広がり、絵の色彩や世界観とあわせて「ゆっくりと」物語がこころに染みるんです。

息子も私も大好きなバムケロシリーズとぐりとぐらシリーズ。いつ読んでも、物語の世界観に包まれる大好きな絵本。
まるで自分の思い出であるかのような多幸感を味わうことができる絵本です。
大人になったからこその味わいもある

息子に読み聞かせをしていた絵本たち。大人の私が読むとストーリーとはまた違った余韻に浸った印象深い絵本でもあります。
「ポケモンのしま」は、当時ポケモンが大好きだった息子にいいかなと思って買った絵本です。アニメのポケモンとは異なるストーリーで、ゆめたくんという小さな男の子がポケモンのしまにやってきて、大きくなって旅立っていくまでのポケモンたちとの交流を描いたお話です。
私、はじめて読んだとき泣いてしまいました。
なぜこんなにも心に響くのだろうと考えたとき、私はさまざまな経験を経て、”喪失”を知っているからだと気づきました。
人生には出会いと別れがあり、関係性も大人になるにつれて少しずつ形を変えていきます。けれど、その変化の中でも「ポケモンのしま」のような場所がどこかに変わらずあり続けているから大丈夫だよ、もしかしたらまたいつか出会えるかもねと、優しく肯定してもらえたような気がしたのです。
何度読んでも、その余韻に引き込まれる絵本です。
「だいすきぎゅっぎゅっ」は子どもとの朝起きて夜寝る前までのたわいない1日を描いた絵本で、「あなたのことが大好き!」と1日に何度もぎゅっと抱きしめ合う親子の姿にいやされます。
私は性格的になにごとも自分を責めてしまうところがあるのですが、40代になってそういう自分がすごく苦しくなっていました。
絵本のなかのぎゅっと抱きしめ合うかわいらしい親子をみていると、どんな自分もぎゅっと抱きしめてあげてもいいのかなと思考のクセを見直すきっかけになりました。
こころのままに感じる時間
大人になってからの絵本の世界は、子どもの頃の純粋な感覚を思い出させてくれるとともに、誰もが自由に想像したり感じたりできる「余白」が魅力だなと思います。
短い時間で深い感情に触れられて、自分のペースで読める、そこには心地よい静けさがあります。

島田ゆかさんの絵本が大好き。自分も物語の一員になったかのような没入感に浸っていると、子どものころの空想好きな私がでてきます。
好きな絵本はありますか?
みなさんにとって絵本はどんな存在ですか?
私にとっては、自分の心のリセットボタンのような存在で、かつ息子との大切なコミュニケーションツールだと思っています。
あらためて絵本が大好きだなと感じたLEE12月号の特集でした。
息子との絵本ライフについてはこちらで紹介しています↓↓↓
さいごまでお読みいただきありがとうございました。
091 - hiro
事務職 / 愛知県 / LEE100人隊
47歳/夫・息子(11歳)/料理部/家族で食べる毎日のごはんや、お気に入りの「今日のおやつ」や美味しいもの、子どもとのお出かけや知育グッズ、マンション暮らしのインテリアのことなどを書いています。私の憧れの人は、栗原はるみさんと内田彩仍さん。”いつも変わらずにある、ホッとできる場所”になれたらと思っています。
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