こんにちは、canaです。
11月も下旬。すっかり外は冬の空気になってきましたが、私の中では11月までは秋!
ということで、「読書の秋」にお届けしたい私の好きな本を1冊ご紹介します。
フジコ・ヘミング 『パリ音楽散歩』
何年も前に本屋さんで見つけてから、もう何回もページを開いているこの本。
全4章構成になっていて、第1章はフジコ・ヘミングさん自身について、第2章はフジコさんによるパリ案内、第3章は、かつてパリで暮らした音楽家たちゆかりの場所をフジコさんが訪ねるエピソード、第4章はパリの音楽家たちとの共演の話。
すべてフジコさんっぽい口調で、「~なのよ。」とか、「~だったわね。」という文体になっていて、読んでいるとまるでフジコさんのインタビューを聞いているかのような気持ちになってきます。

本の中もデザインが美しい!
内容はもちろんのこと、この本は装丁や中のデザインも素敵。

写真がたくさん入っていて、パリの日常や街角の情景など、どの写真も綺麗。そして街歩きをするフジコさんの姿がすごくキュート!手書きのマップやフォントにもこだわっていて、見出しなどの文字の色も可愛くて…♡何度でも本を開きたくなってしまうデザインです。

憧れた私もパリ音楽散歩
第3章のフジコさんが音楽家ゆかりの場所を訪ねるエピソードを読んで自分でも行ってみたくなった私。もう7~8年前ですが、この本の情報を参考に、私も実際にドビュッシーの家に行ってみました。

遠出にどきどきしながらも、パリからRERという郊外電車に乗ってサン=ジェルマン=アン=レーという街まで一人でおでかけ。

ラヴェルゆかりの土地のモンフォール・ラモリというところにもいつか行ってみたいのですが、本を読む限り自力ではなかなか行きづらそうな場所…。でもこちらも行ってみたい!
かっこいいフジコ・ヘミングさん
他の誰にも染まらず、自分の道を自分らしく歩んでいたフジコ・ヘミングさんが好きです。コンサートなどで何度かピアノ演奏を聴く機会がありましたが、「魂のピアニスト」と呼ばれるぐらい、やっぱりフジコさんのピアノはソウルフル。人生の中でのいろいろな経験と感情が、自ずとピアノの音色にも伝わっているような気がします。きっと今も空の上で、猫ちゃんたちに囲まれてピアノを弾いているのかな♪
フジコ・ヘミングさんと一緒にパリ音楽散歩をしているかのようなおしゃれな一冊。若干マニアックかもしれませんが、私の好きな本のご紹介でした!

cana
会社員 / 東京都 /
38歳/夫・娘(0歳)/手づくり部・料理部・美容部/インテリアやお料理が好きです。素敵なお部屋や空間を見ると目が輝きます。本業ではないもののインテリアコーディネーター資格もあるので、今後何か活かせたらいいなと思っています。パリを始めとした海外旅行や、フランスの雑貨、映画も好きです。最近再び、手紙や手帳など「書く」ブームが自分の中に到来中。暮らしの中に楽しみを見つけて、ご機嫌な日々を送っていきたいと思っています。身長155㎝。
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