寒くなったら上海蟹!
上海の寒さが冷え込む季節は、上海蟹の季節。


ガイドブックには載らないけれど、おすすめのローカル店が「孔乙己酒家」です。ここは、上海蟹の季節になると行列。上海人がこぞって通うお店です。上海人にとって上海蟹は「寒い季節のご馳走」。そんな暮らしの楽しみのひとつなんです。
TIPS
「孔乙己」は日本でも有名な作家、魯迅の短編小説のタイトルです。「酒家」は居酒屋、レストランという意味で、この短編の舞台の居酒屋がオマージュになっています。ここは紹興酒で有名な紹興の料理のお店でもあります。(魯迅は紹興の出身で、晩年は上海で暮らしていた日本でも有名な作家)店舗は色々ありますが、老西門近くのお店がおすすめ。歴史ある建物のなかで、上海蟹を気軽に楽しめます。(上海蟹コースは季節によります)
お手頃!
気軽に楽しめる上海蟹コースがおすすめ!
ここの魅力は何といってもお手頃な上海蟹コースがあること!上海の地元民からするとここはオールドスタイルの上海蟹レストランだそう。前菜から最後まで蟹の料理をいっぱい楽しめるのに、コースは198元。(1元=約22円。約4,356円ほど※2025年12月現在)
このお値段なのに、メインに姿1匹の蒸し上海蟹もついてくるし、その上海蟹はお店の人が剥いてくれます。






あと、ここは紹興酒の飲み比べなど、紹興酒のラインナップも豊富なのが嬉しいポイント!お酒のお値段もお手頃なので、20年ものの紹興酒なども気後れせずに楽しめます。
TIPS
日本で、中国のお酒といえば「紹興酒」ですが、実はこちらではマイナーなお酒。紹興酒は「紹興地方のの黄酒」。「黄酒」=米と麦麹で造るお酒で広く愛されています。紹興酒は、中国では一地方の黄酒にしか過ぎません。ここは紹興料理のお店なので、そのマイナーな紹興酒を楽しめる、珍しいお店です。(例えるなら、日本酒でいうところの、福岡の日本酒だけが日本のお酒としてある外国で愛されているような状況🍶)実は「蟹」は中医学で言うところの「寒性(身体を冷やす)」の食材。その食材を温めるのが紹興酒です。上海蟹と紹興酒は切ってもきれない関係であり、味もすごく合うんです。
初めての「上海蟹」におすすめのお店
上海蟹は、ご馳走だからこそ、お店によってはとんでもない高級品。手頃に食べられる上海蟹麺や上海蟹小籠包も、初めての上海蟹におすすめですが、ここは同じくらい気軽に食べられるいいお店。
建物も歴史あるオールド上海を感じられて、観光にこそいいかもしれません。

ぜひ初めての上海蟹をここで楽しんでください🦀
上海のトレンドを発信!
お店の人に撮影の許可はいただいています
043 - ひろぱんだ
会社員 / 中国 / LEE100人隊
40歳/夫・息子(6歳)/料理部・美容部/上海で暮らしています。現地採用で上海で働きはじめたワーママ。ファッションもコスメも、インテリア、料理もなんでも好きなミーハー迷子になりがち。趣味はおいしいものを食べて飲むこと。旅行、お出かけも大好きです。上海で見つけた素敵なコト、モノを発信していきます。身長168cm。
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