【台湾・松山文創園区】クリエイターが集まる元たばこ工場がおしゃれ観光地に!TB icoco
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2025.11.26
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台湾ではバス移動がメインでした。路線がとても充実しているので、安くて、しかもラクに移動できるのが本当に助かります。市内ならほとんど 15元(約75円) で乗れてしまうのもありがたいポイント。そんなバスに揺られて向かったのが「松山文創園區」。英語にすると 「Songshan Cultural and Creative Park 」です。名前のとおり“文化とクリエイティブが集まる大きな公園”みたいな雰囲気のスポットへ!
敷地の広さは6.6ヘクタール「東京ドーム約1.4個分」

バス停から降りて公園の中に入ると個性的なショップや雰囲気のいいカフェが点在していて、歩いていると自然と「次はどこに何があるんだろう?」とワクワクしてきます。
かつてのたばこ工場が、いまや台湾クリエイティブの最前線に

公園内をぐるっと歩いていると現れるのが、日本統治時代の1937年に建てられた国営のタバコ工場をリノベした建物たち。外観は当時のままのレトロな雰囲気を残しつつ、中に入ると驚くほどスタイリッシュに生まれ変わっています。
建物内部の様子

工場時代の渡り廊下が残っていて、その無骨さが逆にいい味になっています。

渡り廊下が中庭へと続き、レトロな雰囲気とスタイリッシュな空間がうまく融合しています。

窓マニアとしてはときめきが止まらない外の景色が見える窓からの眺め。

あちこちで 何やら準備中 の様子も見られ、静と動が混ざった独特の空気感がなんだかいい感じ。

レトロなアートを満喫したあとは、モダンアートも見てみるとまた違った楽しさ。

こちらは、思わずカメラに収めたくなる 小さな図書館。

有料ですが、静かに読書できるスペースもあり、ちょっとひと息つくのにぴったり。靴を脱いで上がるスタイルもあって高感度ポイント高かったです!

ブースがなくても、十分映えますね。
台湾らしさが盛りだくさん「松菸風格店家・Songyan Style Gallery」

台湾らしさが感じられる雑貨がぎゅっと詰まったお店でした。台湾の伝統モチーフをあしらったアクセサリーや小物、手作りの生活雑貨などが並んでいて、見ているだけでワクワクします。おみやげ用にも、自分用にも日本ではなかなか手に入らない、台湾ならではのデザインと雰囲気にあふれた雑貨に出会えるそんなお宝探し的な楽しさがありました。
紅烏龍の干し梅!

沖縄でおなじみの梅スナック「スッパイマン」に似たものが台湾にもあって、台湾ではLi hing mui(中国語では話梅)という伝統的な干し梅スナックとして親しまれています。甘酸っぱさと塩気、そしてほんの少しのクセがある“大人の梅味”。わたしが買ったものは、紅烏龍茶に漬けて乾燥させた無添加タイプで、自然な風味が魅力的でした。

歩き疲れてベンチに腰かけたら、目の前に見えたのがたばこ柄が刻まれたこの窓。

ヤシの木や地図が描かれた窓もあって、そのユニークなデザインに思わず見とれてしまいます。何気ない場所なのに、ずっと眺めていたくなります。

トイレも需実しているので安心。

中から外に出る時、今どこにいるのか分からなくなっていて、方向感覚はほとんど失っていました。それくらい広いんです!
Taiwan Design Museum

施設内を移動して行けるTaiwan Design Museum。こちらではデザインを主な展示テーマとした、中国語圏では初の本格的なデザイン専門ミュージアムだとされています。デザインを通じて台湾の文化やライフスタイルを感じることが出来る内容で、台湾発のプロダクトやデザインの“今”を知るにはぴったりな場所でした。
夜の施設内も必見!

数時間の滞在のはずが、気がつけばあっという間に時間が過ぎていて、夢中でまわっていたらすっかり日が暮れていました(笑)。でもそのおかげで、こんなに美しい夕景も目に焼き付きました。

昔ながらの風合いある建物と、近代的なビル群との対比が生み出す風景もまた魅力的。

近隣には台湾発のライフスタイル型書店「誠品生活」もあります。書籍だけでなく、雑貨、インテリア、ファッション、小物、カフェやレストランなどを含む複合商業施設です。

日が暮れると「誠品生活」もきらきらまばゆい。
地図を見ながらまわるべし!

地図では「すぐにまわれそう」と思っていたのに、実際、数時間で全部はとても見てまわれませんでした。もともとたばこ工場だったという広大な敷地に、ギャラリーやカフェ、ショップ、緑あふれる庭園などがぎゅっと詰め込まれた複合施設ですものね。一階だけでもすべてを見終えることはできず、二階や奥のエリアにはたどり着けませんでした。でも、その詰め込まれた多様性こそが、松山文創園區の一番の魅力なのかも。「古き良き歴史」と「現代の創造」が混ざり合う場所で、次回また訪れたくなる、そんな余地を残してくれたと思います。
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会社員 / 沖縄県 / LEE100人隊トップブロガー
46歳/夫・娘(18歳・9歳)・息子(11歳)/手づくり部・料理部・美容部/雑誌・Web「LEE」、そして100人隊が大好きです。小窓の住人として、書くこと・伝えることに夢中になっていたら、あっという間に5年目。これからも、LEEが大切にしているものを大切にして、ゆるりと日常を楽しみながら書き綴っていきたいと思います。衣食住はシンプルなカラーの中に時々はっきりとした色を取り入れるのが好き。北欧やビンテージの雑貨・家具・沖縄のものもお気に入り。服はきれいめカジュアルが多め。肩幅広め・中肉中背で、骨格ナチュラル。イエベ秋の濃いくすみ色が合うらしく、ブルべ冬にも少し寄っている(らしい)身長162cm。
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