バルーンにくんち…11月は、佐賀がアツい!
福岡県のお隣、佐賀県。
佐賀県は年に二度、多くの人が訪れる時期があります。
まずは有田町で陶器市が行われるゴールデンウィーク。そして「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」と「唐津くんち」が被る11月の連休です。

↑こちらは以前行ったバルーンフェスタの「夜間係留」。たくさんのバルーンが並んで、とても美しく素敵な光景なんです!
期間中に、バルーンフェスタは約80万人、唐津くんちは約64万人の人出。佐賀県の人口を上回る人数が、この二大イベントに集まるのです(佐賀県の人口は2025年データによると約78万人)。
そんな佐賀のお祭り「唐津くんち」へ行ってきました♪
「ユネスコ無形文化遺産」のお祭り「唐津くんち」
「唐津くんち」とは、佐賀県唐津市にある「唐津神社」の秋季例大祭。「ユネスコ無形文化遺産」に登録されています。

↑くんち期間中、唐津神社では限定の御朱印も!今年はあまりに人が多い時間に行ってしまったので、こちら昨年の御朱印です。
11月2日〜4日の3日間行われます
11月2日、祭りの始まりとともに夜の唐津の街をライトアップされた曳山が廻る、幻想的な「宵山」、3日、「お旅所」への引き込み、引き出しと、曳山が一堂に集結し一番の盛り上がりをみせる「お旅所神幸」、4日、街を廻って「曳山展示場」へと曳山たちが帰ってゆく「町廻り(翌日祭)」と、3日間に渡り行われる行事です。
唐津っ子は、くんち愛がすごい!
唐津の人々にとって、この「唐津くんち」は一年のなかでも最大のイベント。周辺の学校はくんち期間はお休みになるそうで、おそらく盆正月よりも重視されているのではないか…。かける情熱は並々ならぬものがあります。JR筑肥線・唐津駅を出たらすぐにくんちの曳山の像がでんと構えており、もはや唐津の象徴。

私の周り、唐津出身の人がちょこちょこいるのですが、皆くんちの話になると盛り上がる盛り上がる(個人の感想です)。
遠くで就職した人も、くんちシーズンには唐津へ帰ってくることが多いようです。以前勤めていた職場に唐津の方がいましたが、その方も夏休みを夏に取らず、毎年くんちに合わせて取得されていました。
子どもの頃からの、秋の楽しみです
私は母が唐津出身で、子どもの頃は祖母に連れられてくんちに行くのが毎年楽しみでした(出店でりんご飴を買ってもらえるため)。
今年も…11月2日「宵山」へ♪
大人になってからもやはり思い入れのあるお祭りなので、ほぼ毎年行っています。3日の「お旅所神幸」に行くことが多かったのですが、結婚してからは夫が「宵山」にハマったため、2日が我が家のくんちの日です。
曳山は全部で14台!
唐津くんちの主役・曳山は、唐津中心部の町ごとに14台。作成年順に1番〜14番となっています。
「エンヤ!」と「ヨイサ!」の掛け声とお囃子で盛り上がります
私の住む福岡のお祭り「博多祇園山笠」の掛け声は「オイッサ!」ですが、「唐津くんち」は町ごとにお囃子と掛け声が違い「エンヤ!」と「ヨイサ!」があります。数えたことはないのですが「エンヤ!」のほうが多い気がします。
お囃子の音程やテンポも町で違うので、それも曳山鑑賞の楽しみのひとつ。
曳山14台、こんなです
さて、ここから曳山をご紹介させていただきたいのですが、14台写真を載せるとかなり長くなりますので、私の独断と偏見によりまとめたダイジェスト版でご紹介させていただきます。もし唐津の方が読んでいましたら「うちの町の曳山がはしょられとるやん!」となるかもしれませんがご了承くださいませ…。
1番曳山:刀町「赤獅子」

2番曳山:中町「青獅子」

大学の友人がこの町の人で、それはもう青獅子愛が深い!ということで思い入れがあります。個人的に、青獅子のお囃子がお気に入り。
3番曳山:材木町「亀と浦島太郎」

↑光のせいで浦島さんのお顔がのっぺらぼうになっていますが、実際は優しいお顔をしています。
きな母曰く「昔はもっと亀らしかったけど、新しくなったときに(曳山は定期的に新しくなります。技術継承などの意味もあるそうです)造形がガメラっぽくなった」そう。この亀の見た目なら、絶対いじめられないと思う。むしろ子どもは逃げるのでは。
4番曳山:呉服町「源義経の兜」

5番曳山:魚町「鯛」

獅子やら兜やら、いかつい感じが続いて突然マンガみたいな魚の曳山。前述の友人とも「鯛だけ造形がギャグっぽいよね」と意見が一致しました。

↑以前「御旅所神幸」の日に行ったときの鯛山。宵山だとちょっとかっこいいですが、日中正面から見ると、ゆるキャラ感…。
しかしこのかわいさにより、1番人気の曳山!グッズやポスターなども、鯛が使われることが多いです。
6番曳山:大石町「鳳凰丸」
7番曳山:新町「飛龍」

8番曳山:本町「金獅子」
9番曳山:木綿町「武田信玄の兜」

10番曳山:平野町「上杉謙信の兜」

11番曳山:米屋町「酒呑童子と源頼光の兜」

兜3連続!子どもの頃は、この兜が怖かったです笑。いや、今見てもちょっといかつい。
12番曳山:京町「珠取獅子」

以前また別の唐津出身の方と唐津くんちの話をしたときに「珠取獅子のおしりがかわいいんで、今度よく見てください」と言われ…。いつも正面ばかり見ていましたが、よくよく見ると、たしかに短足でおしりがキュート。「あ、これはかわいいわ」と正面よりも後ろ姿が見たくなります。

↑珠取獅子のおしり。
13番曳山:水主町「鯱」
14番曳山:江川町「七宝丸」

この曳山たち、実際には動く(というか曳き手の人が動かす)んでホントは動画でお見せしたい!
最近のお祭りのお店、ちょっと変わってきてます
お祭りのお店のイメージって、リンゴ飴やらいか焼きやらわたがし…ですが、最近ではおしゃれなカフェや飲食店が、お祭りに出店することが増えているようです。
宵山を見て駅に向かっていると、佐賀県の加部島というところにある「加部島珈琲焙煎所」の出張カフェが!一度行ってみたいと思っていたお店なので、迷わず注文!

あと、曳山を見ていた場所のすぐそばのセブンイレブンでは、駐車場で「BIGポークフランク」を炭火で焼いて販売していました。これがものすごく美味しかった!もともと美味しい「BIGポークフランク」の良さが4割増でした。
秋の佐賀、ぜひ一度訪れてみてください♪
今年の唐津くんちは終わってしまいましたが、ぜひ来年、バルーンフェスタと併せて訪れてください♪
…といいつつ、同じ佐賀県でも、バルーンフェスタの会場と唐津くんちはだいぶ離れています(列車で1時間ちょっと。さらに普段は1時間に1本もない路線なので、臨時列車が出ますがそこまで多くないです)。訪れる際はお気をつけください。
よく両方セットになったプランなど見かけますが、結構タイムスケジュールみちみちになるのでは…?と思います。そして唐津周辺は元々宿泊施設が少なく、唐津くんち期間はほぼ埋まっていますので(一年前から予約する人もいるんだとか…)、余裕ある計画をおすすめします。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました♪

040 - きな
事務職 / 福岡県 / LEE100人隊
40歳/夫/手づくり部・料理部・美容部/福岡生まれの福岡育ち、地元ネタ多めの2年目隊員です。飲むこと食べること大好き!そして収集癖あり(うつわやキャラものなど)。プチプラファッション好きです。趣味は食べ歩き、ドライブ、神社仏閣巡り、コスメ探し。釣りやキックボクシングでストレス解消しています。今年度もたくさんの「これ、いいな!」をみなさんとシェアしていけたら嬉しいです。
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040 きな