木工 ノニネのテレビボード｜家族とともに歩む一生もの

自宅を建てて、気づけば早9年🏠
あっという間に月日が流れましたが、ずっと「買い替えたい！」と思っていた家具がテレビボード。

ダイニングテーブルや椅子は新築時に揃えたものの、テレビボードだけは「子どもが大きくなってから」と腹をくくり、長らく見送っていました。

思えば、3年前には当時3歳の息子がミニカーをテレビにぶん投げて画面を割るという事件もあり😂 あのときは大打撃でしたが、子どもが6歳と10歳になった最近はようやく落ち着いて“本当に欲しいもの”を選べる時期に。

こちらがbefore図（リアル）。夫が1人暮らししていた頃のテレビボードを20年近く使用。テレビ幅とのバランスが△なのが一番気になっていた点でした。

木工作家さんにオーダーを決めた理由

今回製作をお願いしたのは、愛媛を拠点に活動されている木工 ノニネさん。

飛騨高山で修行を積んでから愛媛に帰郷して、お一人で家具を製作されている職人さんです🪵

以前からその存在は知っていて、「テレビボードをオーダーするならこの方に」とずっと心に決めていました🤝

市販のものではなくオーダーにしようと思った一番の理由は、テレビボードを壁付けにしたいと思っていたから。今の我が家のリビングにある家具ともマッチし、サイズや取り付けの要望も細やかに叶えてくださるノニネさんなら間違いない！と即決。

春ごろから何度か打ち合わせを重ねながら、サイズ、構成、細部の金具など、少しずつ理想のかたちに仕上げていってもらいました。

家族で工房を見学させてもらいました

完成目処の連絡をいただいた先月、飛び上がるように歓喜したわたし！

同じ愛媛で、人の手で丁寧に作ってもらっているものだから、せっかくなら見学に行きたい！ と思い立ち、急遽工房に家族でお邪魔させてもらいました。たくさんの機材が並んでいる作業場とってもかっこいいなぁ。

好奇心旺盛な息子はケースの中身にまで興味津々。

そして、ついに完成品に対面です。

う、美しい・・・

上質なオーラを纏っていて、そこまで大きくはないのに、どーんとした出立ちで、近づくのにドキドキするほど。笑　木目の出方もきれいで、想像以上の素敵さにうっとりです。

角のシャープさにも惚れ惚れ。経過で角アール仕上げと迷ったこともありましたが、こちらに決めてよかった！

家族みんなでまじまじと見させてもらいました👀

木材の特性を生かし、極力ネジを使わず木の形で組み上げられた作りなので、引き出しにも金属のレールは使われておらず、木そのものが生きています。

子どもたちの反応はあっさりしていたものの笑、「この場所でこんな人が作ってくれたんだな」というのが伝わったように思うと、見せられてよかったなぁ😌

緑豊かな場所にあり、見学後は子どもたちの虫探しが始まっていました。笑

いよいよ我が家にやってきた！

そうしてついに訪れた納品日。丁寧に、かつ素早く運びこまれ、いよいよ取り付け開始！

テレビボードの背面の板から壁に向かってビスを打ち、その跡を真鍮のチップで目隠ししてもらいました。壁のどこに下地があるかを工務店に確認して図面をもらっていたこともありスムーズに運びました🙌

取り付け完了✨

壁がけテレビに浮いたテレビボードの図。長年思い描いていたものがついに叶った〜とひそかに感無量😭

美しい真鍮の金具。向かって左の引き出しにはつまみタイプ、右の引き戸には丸いタイプの引き手を使っていただきました。

引き戸の下に埋め込まれた戸車まで真鍮製。見えないところまで、なんて贅沢〜！😂

ちなみに樹種はホワイトオークです。やっぱり木目もすごくきれいです。

3分割の構成のなかで、センターにはハードディスクや子どものゲーム類などのゴチャつくものを収納。コードが全部隠せてスッキリ！

右の開きには、タブレットと夫の愛蔵品（北の国からDVD全巻）を。可動棚にしてもらったので板の高さは調整可能。いつか入れるものが変わってもフレキシブルに使えそう💡

左の引き出しは、まだほとんど空っぽの状態。わたしのカメラや子どもの絵本を入れようかなぁと思っているくらいですが、ゆとりをもって使えたらなと思っています。

取り付け後、木工 ノニネの奥さま（カメラマンさん）が撮ってくれました♡

「この角度から撮るのもいい！」と2人でワイワイ盛り上がり、、楽しかった〜😆

一生ものの家具を迎えられて、大満足

いつか必ず、と思い続けたテレビボード。これ以上ないかたちで自宅に迎えられて、うれしい気持ちでいっぱいです🥹

ちなみにこれまで使っていたテレビボードにも次のもらい手が見つかりありがたい限り🙏

届いてからというもの、やっぱりこのテレビボードのまわりにはどこか品格のある空気が漂っていて、リビング全体がぐっと素敵になったような不思議な感覚に包まれています。

何十年先までも使い続けたいし、いつか子どもに受け継げたら。一生もの、いやそれ以上の価値を感じる家具です。これからも触れたり、眺めたり、木の香りをかいだりしながら、ゆっくり愛でていきたいと思います♡

TBたなやん