【アレルギー治療】舌下免疫療法「ミティキュア」を続けて2年─“体質改善という贈り物”を子どもに
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むぎちゃん
2025.10.22
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10月は、一年の中でも喘息やアレルギーの症状が悪化しやすい季節。
実は3年前のこの時期、息子が喘息発作で入院してしまいました。

その際の血液検査で、息子のアレルギーの原因は「ハウスダスト」と「ダニ」だと分かりました。

寝具を清潔に保つことや家の掃除を念入りにすることはもちろんなのですが、それだけの対策では不安に感じていた時、お医者さんにすすめてもらったのが今回ご紹介する舌下免疫療法「ミティキュア」です。
ミティキュアとは?

ダニを原料とするエキスから作られているアレルゲン免疫療法の薬です。
薬に含まれるアレルギーの原因物質を毎日少量ずつ体に取り入れ、体を慣らすことでアレルギー症状を根本から軽減することを目指しています。
治療期間は3〜5年ほどで、毎日自宅で服用するのが基本です。

錠剤を、舌の下に1分置き完全に溶けたものを飲み込みます。(すっごく軽くて溶けやすいラムネのような質感で息子曰く味は特にないそう)
服用後5分間は飲食や歯磨きを控えることがポイントです。
また服用前後の激しい運動や入浴は避ける必要があります。(血液循環が良くなることによって副作用がより大きく出る可能性を防ぐため)
そんなわけで我が家では、すべてやることが終わった就寝前のタイミングで服用しています。
治療開始までの流れ
舌下療法、気になるけどどうやって始めたらいいのかな…?と思っている方へ、我が家が治療を始めた時の流れをご紹介します。
- 採血でアレルゲン(原因物質)を特定。
- 病院でミティキュアの説明動画を親子で視聴、服薬方法を確認。
- 初回は病院でお医者さんの立ちあいのもと服薬。
- 服薬後は30分、院内で体調を観察。
- 問題がなければ帰宅し、翌日から自宅で続ける。

最初の1週間はダニエキスが少ないタイプの薬(黄色のシート)から始まり、問題がなければ2週目から通常量(濃度の高いピンクのシート)に切り替わります。
以降1ヶ月ごとに病院へ行きお薬を処方していただきます。
こんな風に細かなステップが刻まれているので疑問や不安があれば都度お医者さんに確認しながら、安心して治療をスタートさせることができました。
見えてきた変化
すぐに目立った効果のある治療ではありませんが、息子は治療開始から8ヶ月ほどで吸入薬を使わなくても落ち着いて過ごせるようになりました。
来月でちょうど治療開始から2年が経つのでお医者さんから「そろそろ採血をして数値の変化を見てみましょう」と言われています。今から結果が楽しみです。
気になる副作用は?
息子の場合は、口の中の軽いかゆみが出る程度で、思っていたより穏やかでした。
元々喘息予防のためアレルギーの薬を常用していた影響も、もしかするとあるかもしれません。
低年齢からのスタートがおすすめ
実は昨年から中学生の姉も同じ治療を始めたのですが、部活や勉強などで忙しく、服用を忘れてしまうことが多々あります。
声かけをしても「あとで飲む〜」と言われそのままになってしまったり、併用しているアレルギー薬の飲み忘れで喉のかゆみを訴えることも。
小学生以下は生活リズムがシンプルで、親もサポートしやすい時期だと思います。(5歳から始められます。)
また、自治体によって医療費助成の対象となるので、気になっている方はぜひお医者さんに相談してみてください。
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何年も続けていくことができるか最初は少し心配でしたが、今では毎日の習慣として定着しました。
薬はこの先も数年続けていかなければなりませんが、人生という長いスパンで見れば、ほんの数年のがんばりでこの先の体質を根本から変えられることは大きな財産になると思います。
同じようなお悩みをお持ちの方へ、少しでも参考になればうれしいです。
(※治療の効果や副作用の感じ方には個人差があります。)
むぎちゃん
むぎちゃん
主婦 / 東京都 /
41歳/夫・娘(14歳)・息子(10歳・6歳)/手づくり部・料理部/3年目隊員になりました。転勤族、古くて狭い団地でも楽しく暮らす♪を目指し、少ない持ち物で自分なりに工夫しながら、ベランダ菜園や季節飾りなどを楽しんでいます。趣味は絵画教室・読書・刺繍など。LEE100人隊の皆さんのブログから伝わる暮らしぶりに憧れながら自身も真似できることは取り入れ、暮らしを彩ってもらっています。3年目も楽しく書いていきたいです。よろしくお願いいたします。
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