今月のLEEの特集は“なんとなく不調”をリセット。歩くことや心身を整えることで、なんとなく続く不調を解消する方法が掲載されています。
その中で私は「腸もみ」を実践させていただきました。「腸もみ」の方法や効果はぜひ誌面で確認いただけるとうれしいのですが、今回は私が2年前に経験した心身の不調による休職と回復までのみちのりを少しだけお話ししようと思います。
(少し重たいですが、同じような経験がある人や不調に悩んでいる人に届け!と思い、書かせていただきました。)
フルタイム勤務と子育て

20代のうちは無理しても大丈夫だった心身に変化が現れたのは、30代半ばの頃でした。
当時私は娘を保育園に行かせながらフルタイムで仕事をしていました。
仕事が好きで、認めてもらうことがうれしく、やりがいを感じていました。昇格試験を控え仕事に質や結果を求められるようになり、夜遅くまでPC作業をしている日がよくありました。
そうして気づかないうちに仕事と家庭のバランス、心身のバランスを崩していました。
身体のだるさや頭痛は常にありました。1番ひどかったのは不眠。朝早くから仕事をして頭を使い、夜は保育に家事にと疲れているはずなのに、ベッドに入っても一向に眠れない。
夜中の2時や3時にやっと眠れたと思ったら、1時間ほどで目が覚める。という日が続きました。
無理に無理を重ねる

不眠が続くと、今度は心に不調が出はじめます。
考えがまとまらなくなったり、感情がうまくコントロールできなくなってきました。
仕事のミスは増えるし、イライラしたり悲しくなったり。
今思うと本当はこのタイミングで生活を見直さなきゃいけませんでした。仕事をセーブする、周りに助けを求める、休む。方法は色々とあったのに、私はそのまま走り続けてしまいました。
睡眠薬で無理やり自分を眠らせて、仕事は全力、家事も育児もさぼりたくありませんでした。典型的な完璧主義者でした(今はさぼるの大好き)。
やってきた限界

そうして無理に無理を重ねた結果、いつかは訪れると思っていた「限界」。その頃にはもう“なんとなく”の不調ではなくなってしまっていました。
感情の波がひどくなり「辛い」「しんどい」が口からこぼれます。大きな理由もないのに涙が止まらなくなることもありました。
仕事がこなせず、夫とはぶつかってばかりでした。何よりも大切な娘のこともきちんと見れていなかったように思います。
ここでやっと決断できた休職。
泣きながら周囲に休みたいとお願いした記憶がありますが、それ以外のことは正直あまり覚えていません。(夫や家族、会社の上司にはたくさんの迷惑をかけてしまったのに、心配、サポートしてくれて心から感謝しています)
回復までのみち(心の回復)

それから2年。ゆっくりゆっくり時間をかけて回復していきました。
約2か月休職し、自分を縛っていたものを1度すべて手放して身軽になると自分の心身と向き合えるようになりました。最初の1か月は何もしていません。ただ寝て、好きなものを食べて、本を読んで過ごしていました。
そしてその際にたまたま出会った本が私を変えてくれました。
アメリカの心理学者アルバート・エリスが書いた論理療法の本「現実は厳しい でも幸せにはなれる」です。
物事をつい悪い方向に考えてしまう、1度考えるとそのことばかりを頭が占領してしまう、先を案じて不安になってしまう、など自分自身を苦しめてしまう考え方を根本から治してくれるものです。
読んで実践して、をただひたすら繰り返し、気づいたらとっても心が軽くなっていました。
回復までのみち(身体の回復)

そうして心が軽くなると今度は健康について考えるように。そう、ここにきてやっと身体と向き合えるようになりました。
薬に頼っていた生活習慣を見直し、漢方を学び、自分に足りない栄養素を知り、腸活もするように。(今では健康+美容に良いものまで考えられるようになりました)
心身が一定レベルまで満たされると今度は「整える」ことへの関心が。
身体の不調はまだ残っているので、今回のLEEの“腸もみ”実践は効果を感じることができたし、その他に紹介されていた歩く習慣やセルフタッチ、呼吸法なども実践しています。
中でも呼吸は今の自分を整えてくれる最善の方法だと感じています。私は朝や夜に数息観という呼吸法を行います。数を数えながらなるべく何も考えずにゆっくりと呼吸する方法です。
すっきりとした気持ちで1日を過ごせることができ、おすすめです。
最後に
大きな不調を経験して感じたことは、やっぱり心と身体は繋がっているということ。心がダメになると身体もダメになるし、身体がダメになると心もダメになります。どうか両方大切にしてください。
未来を憂いでしまう、同じことをぐるぐると考えて憂鬱になってしまう、“なんとなく不調”が“不調”になってしまいそう
など悩んでいる方がいれば、心や身体の声をしっかり聞いて、早めに対処してあげてください。
私のように1度折れてしまっても、またしなやかに立ち直れるはず。
30代40代、ご自愛しましょう。
083 - ina
メーカー宣伝 / 兵庫県 / LEE100人隊
38歳/夫・娘(6歳)/料理部・美容部/シンプル可愛いアイテムを集めることが好きです。料理は身体によくダイエットにもなるもの。美容は肌がよろこぶもの。ファッションは着心地のよいもの。その他、週末の家族とのお出かけやお洒落なカフェなどを紹介していきます。一緒に毎日のくらしをたのしみましょう。
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いな