芸術を楽しみたい秋。先日訪れた『藤本壮介の建築』展に加えてもうひとつ、万博と繋がりのある「岡本太郎記念館」へ、小3・次男と行ってきました。
異空間に迷い込んでしまったような、“非日常”なアート体感スポットでした!
この一角だけ別世界!
表参道駅から歩いて10分程。ハイブランドのショップが並ぶ通りから少し入った路地に、ここだけまるでジャングルのように植物が生い茂る一角が突如現れます。


「岡本太郎記念館」は芸術家・作家の岡本太郎さんがアトリエ兼住居としていた場所を公開している美術館。当時のまま保存されたアトリエや庭を見学することができ、展示室では企画展も行われています。観覧料は一般650円、子ども300円。

「生命の樹」展
現在、2Fの展示室では「生命の樹―もうひとつの太陽の塔―」を開催中。
岡本さんの代表作といえば、テーマ館プロデューサーを務めた、1970年の大阪万博のシンボルとして建てられた「太陽の塔」。2、3年前、家族で大阪を旅行した時に、万博記念公園を訪れ見学しましたが、その独創的な姿、そびえ立つ存在感には圧倒されました!

その時に、2018年より再公開されている「太陽の塔」内部も見学。生物の進化を表現した巨大な「生命の樹」はこれまた壮大で、制作当時の技術も考えると、そのスケールと独特の世界観には感情を揺さぶられるものがありました。
企画展は、その「生命の樹」にスポットライトを当てています。

1970年当時の「太陽の塔」と、修復されて再公開された2018年の「太陽の塔」内部をモデルで見比べることができたり、



「生命の樹」の縮尺1/15モデルで、巨大なオブジェの全体像を観ることができます。

建設当時や、修復時の様子を捉えた映像もあり、とても興味深かったです。
サロン&アトリエ

企画展のほか、1Fでは岡本さんが実際に使っていたサロンやアトリエを見学することができます。
サロンは、応接や打ち合わせに使われていたスペース。

マネキンはなんと、岡本さん自身がシリコンに埋まって作られたものだそうです!
隣のアトリエは、テーブルの上の道具から、描きかけの絵まで、岡本さんが作品を生み出していた頃のまま残されていて、当時の空気まで感じられるような空間でした。

驚きの庭と彫刻

「岡本記念館」で特に印象的だったのが、庭です。
東京では見たことのないような大きな葉っぱの植物が自然のまま茂っている中に、埋もれるように岡本さんの作品が点在する庭。青山という都会にいることを思わず疑ってしまうような、本当に不思議な空間でした!



植物が茂りすぎて、作品が隠れていたりするので、全部見つけ出すのも楽しかったようです。


2階ベランダから覗いているのは…!

子どもと感じるアート

岡本太郎さんの作品は、世界観が独特で、分かりにくいものも多いですが、だからこそ子どもでも「なんだか面白い!」と興味を持ちやすい気がします。どういう意味が込められているのか?何を表しているのか?素直な子どもの想像力で、一緒に考えるのも楽しい!子どもの感性でどのようなところが響くのか、色々な発見があって面白いです。
「生命の樹―もうひとつの太陽の塔―」は11月3日(月・祝)まで。
館内はコンパクトで、お買い物やお出かけの途中に立ち寄れる便利な立地なので、気軽に覗いてみては♡
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*撮影・掲載の許可をいただきました。
010 - アイコ
教育系 / 東京都 / LEE100人隊
47歳/夫・息子(15歳・9歳)/手づくり部・料理部・美容部/男子2人に振り回されながらも、それがけっこう楽しい毎日。インテリアはシンプル派、ファッションはモノトーンメイン。“好き”のある暮らしを大切に。子どもとのお出かけ、日々の素敵な発見や心動く出会いを、みなさんと共有できれば嬉しいです。LEE100人隊2年目もよろしくお願いします。NY育ち・身長156cm。
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