1-2週間で3冊読了
読書の秋。
その名の通り、この1-2週間で3冊読了。
割と完読に時間が掛かる私なので、
家族も驚くほど、のめり込んだこちらの3冊。

3冊一気にご紹介させて頂きたいのですが、
今回は、とにかく胸を打ったこちらの1冊を…
アルプス席の母|早見和真さん

きっかけは 087.ととちゃん のこちらのblog。
blogを読ませて頂き、すぐにととちゃんへ連絡しました。
そして、オススメしてくれたこちらの本を購入。
自宅に届いたその日から、
(言い方はアレですか)何かに取り憑かれたように読みました。
大袈裟ですが「藁にもすがる思い」だったのかもしれません。
ちょこっと小話
我が家の現状をお伝えすると…
ちょこちょこと小出しに書いていますが、
小学4年生の娘は、
今年1月から地域のスポーツ少年団(スポ少)に入団し、
日々、熱心にバレーボールに汗を流しています。
クラシックバレエ、水泳、絵画教室…と、
これまで習ってきたお稽古の中で、群を抜いてのめり込んでいます。
…と、ここだけ切り取るとシンプルなのですが…
スポ少は、やはり良くも悪くもイロイロあります。
ここからは私のグチ
▶︎保護者の役割が多い
・練習・試合・遠征の車出し、付き添い
・監督・コーチのお茶、お弁当準備
・予定表作成、施設使用管理・調整、備品チェック、経理経費、広報活動
もはや「仕事」と私は捉えています。
▶︎古き良き時代が残る指導方法
いわゆる「THE 昭和」な指導方法。(チームによって大きく差があると思います)
外まで聞こえるほどの罵声が飛び交う体育館…
娘が叱られている時だけでなく、
メンバーのお子さんたちが叱られている様子にも耐えられず、
しばらく体育館へ足を運ぶことを控えていた時期もあります。
ただ、娘自身のダメージはほぼゼロ(それはそれでどうかと思いますが…)
指導者に厳しい言葉を投げ掛けられても、
良いパフォーマンスが出来ず、コート外に出されても、
それでも「明日も練習に行く!」と前向きなのです。
「娘さんが熱心になれるものを見つけられたのなら良いじゃない!」と、
よく言われます。それはそうだと思います。
でも、今のこの環境がどうしてもベストだと思えない自分がいるのです。
親のエゴ
私は、母の影響で小学3年生からクラシックバレエを始めました。
それこそ、一気にバレエの魅力と楽しさにのめり込み、
40歳の今も、細々と踊っています。
娘が生まれ、バレエ教室へよく連れて行っていたこともあり、
3歳頃から自宅で踊るようになり、そのままバレエを習わせました。
小学2年生で初めてのソロを踊らせて頂き、
いよいよこれからだな…という小学3年生の冬。
次の舞台の配役も決まっていた時期でした。
たまたま参加した地域のバレーボール体験会で、
一気にバレーの虜になり…
その後は、書かずともご想像の通りです。
クラシックバレエどころか、
同じく熱心に取り組んでいたスイミングも辞めてしまいました。
全ての習い事を辞めなければ、
バレーチームの練習スケジュールはこなせないのです。
▶︎せっかく今日まで続けてきたのに…
▶︎次の舞台も決まっていたのに…
ブラックな感情が次々と出てきて、
最終的には「体験会なんて連れて行かなければ良かった」と思ってしまい、
そんなことを思う自分にも腹が立ちました。
どうにか、こうにか、日々やり過ごしてきましたが…
そんなこんなで始まった「完全なるスポーツ漬け」の生活。
驚くほど、家族の日常にバレーは食い込んできます。
夏の北海道旅行も、
9月末に予定していた大阪旅行も、いずれも直前にキャンセルをしました。
「練習を休むと試合に出られないから」という娘の主張です。
何をバカなことを…
そんなチーム辞めなさい…と、何度も衝突しました。
ちょうど学校の中間考査・期末考査も重なり、
いよいよ私自身が限界で、初めて心療内科の門を叩きました。
特にこれといった病名はつきませんでしたが、
数種類の漢方薬をお守りとして飲んでいます。
そんな時に出会った本「アルプス席の母」
「さきちゃんに何か刺さる部分が少しでもあれば…」と、
ととちゃんが教えてくれた「アルプス席の母」
割と分厚い本なのですが、ほぼ3日ほどで読み終えたと思います。
主人公のお母さまの気持ち、置かれた状況…驚くほど、痛いほど、分かるのです。
その一方で、あぁ…こんな考え方もあるのか…と、新しい気付きもありました。
お子さんのスポーツを応援されている方なら、
主人公のお母さまと、何かしら通ずるものがあるのではないかと思います。
とにかく現状維持、いや少しだけ…数ミリだけでも上向きで!
ただ、現実はそう簡単ではありません。
本を読んで、心がスッキリしたとはいえ、
すぐ目の前にはいつもの慌ただしい日常が待っています。
それでも「バレーボールを頑張る娘の母」として生きている自分を、
もう少し大切に、もう少し褒めて、もう少し労わってみよう。
そんな気持ちです。
素敵な本に出会えて良かった!
ととちゃん、どうもありがとう!!
そして、お子さんの習い事のお付き添いや送迎、保護者会などなど…
きっと忙しい毎日を送っている方が多くいらっしゃると思うのですが、
健康第一で(私が言うなという話ですが)たまには自分を大いに労わって、
今しかない子供たちとの時間を、少しでも楽しめますように…!!!
054 - さき
主婦 / 神奈川県 / LEE100人隊
40歳/夫・娘(11歳)/料理部・美容部/朝は娘のお弁当作りに始まり、夕方は習い事の送迎に追われるバタバタの毎日。40歳を迎え、心と身体の声に耳を傾けたい今日この頃。クラシックバレエのお稽古とジムでのトレーニンングは大切な運動習慣です。メンズライクな洋服や、キッチングッズ・食器集め、推し活……LEE100人隊に参加させていただいてから、行動範囲や視野が広がったような気がします!ファッションも日々の暮らしもシンプルを目指して……。LEE100人隊3年目、身長168cm。
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054 さき