ちょうど1年前の夏、はじめて更年期の不調とその付き合い方についてブログに綴りました。
思いがけずたくさんの反響があり、
特に同世代の方からは一様に「まったく同じ!!共感した!」と熱い言葉をいただきました。
わたしのその当時の現状と自分なりの対策や工夫が、少しでも誰かの役に立ったり、「同じような人がいるんだ」と気楽に思うきっかけになったのだと思うと本当にうれしかったです。
1年後の今のわたし
当時頭を悩ませていた症状のうち、月経過多や貧血は随分改善されました。
婦人科で漢方薬とHRTの治療を受けていましたが、症状が落ち着いたタイミングでHRTは一旦終了。
イライラや気分の落ち込み、やる気のなさなどメンタル的な症状も一時期に比べると気にならなくなっています。とはいえ、全くなくなったわけではありません。
また、これまでなかったホットフラッシュ的な症状は今現在も出現していませんが、この夏は例年に比べ汗のかき方に変化がありました。
元々見えるところに大汗をかく体質ではなかったわたしですが、今年はなぜか後頭部から首の辺りに汗をかくようになりました。
この話を周りの同世代の友人にしたところ、更年期あるあるだよ〜と一笑に付されました。
今も諸々の年齢的症状とはうまく付き合っています。(だいぶ扱いに慣れてきた)
人間ドックの結果から 糖質コントロールをはじめる
6月下旬に人間ドックを受けました。
今年も幸い大きな変化はなかったものの、気になる数値があり、やや注意のコメントが。
わたしは普段の食生活は、自分で言うのもなんですが、野菜が中心で割とバランスよく3食を食べていると思う。
お酒も普段はほぼ飲まず、特段大食いというわけでもない。
ただ、甘いものを日常的に、とてもたくさん食べてはいるのでした。
焼き菓子を、食べるのも作るのも好きなので、しょっちゅう作っては食べていたし、(おまけに息子が独立して食べ手が減ってすべて自分で食べていた)
もちろん自作のお菓子だけではなく、お気に入りの洋菓子店や和菓子店がいくつもあったし、季節ごとのお目当てを楽しみに食べていた。
とにかくわたしはお菓子とお茶の時間をこよなく愛していたのでした。
加えてパンが好き。
朝食は365日中360日はパン、と決めている。
パンにたっぷりバターを塗って(時には乗っけて)食べる朝食は至福の時間。
白米も同様に好きでしたが、ここ数年はさすがにこれまで通りおかわりしてまで食べることは無くなっていたものの、1膳たっぷり食べていました。
野菜中心でドカ食いはせず、お酒も飲まない生活でも、長らくこんなことしていたらそりゃあよくないわ、と今ならよく分かりますが、渦中は気づきもしませんでした。
食生活の見直しを
ちょうどそのタイミングで、LEE DAYSみわこちゃんと糖質コントロールや美容の話をする機会があり、おすすめの本やご自身の取り組みなどを教えてもらいました。
さっそく本を読んだり、周りの有識者友人たちのアドバイスのもと、まずは食生活(糖分コントロール)を中心に、生活を見直す工夫をしました。

本はいろいろありすぎて情報の整理が難しくなったりもしましたが、ミワコちゃんにおすすめしてもらった医師の牧田先生の本がわかりやすかったので、とりあえずこちらを読み込んでみました。
わたしは良くも悪くも昔から、0か100かみたいなことが往々にしてあります。
いいこともあるけれど、食生活の見直しについては、あまり最初から飛ばしすぎると続かない気がしたので、少しずつ自分自身の様子を見ながらトライすることにしました。
ひとりじゃない、仲間がいる!という気持ちも後押しとなり(こういうのとても大事です!)やる気に火がつきました。
暮らしの見直し3つ
・毎日必ず食べていたお菓子を週末のみにする。
・夕飯の白米は基本は週末のみ。(平日に食べる場合は60g程度に。)
※外食はこの限りではない。(基本的に気にせず楽しむ!)
・運動習慣;自宅でのピラティスは短くてもいいからできるだけ毎日。
ウォーキングも週に2.3回はする。
とりあえずルールはこれだけに決めました。
一見、あまあまに見えるかもしれないルールですが、毎日洋菓子を必ず食べて、夕食の白米も山盛り食べていたわたしにとっては甘くないルールです。
朝食のパンは楽しみとして許すことにしました。
ある日の夕食

白米がない日の夕食、
タンパク質は意識的に摂りたいのでその点は注意してメニューを考えます。
とはいえ、基本的に食べたい物が中心なのでそこまでストイックではありません。
この日は
・豚しゃぶサラダ
・豆とセロリ、蓮根のスープ
・焼き茄子
・牡蠣のジョン
・冷奴とキムチ

また別の日の夕食。
好きでよく作るパテドカンパーニュ、パテカンは豚肉、鶏のレバーなどが材料に含まれており食べ応えも栄養素的にも満足度の高いメニューなのです。
ゆで卵と合わせてサラダ仕立てにしていただきます。
にんじんと生姜のスープも一緒に。
おやつについて
ミワコちゃんから、
甘いものを摂りすぎていた人は、まず2週間やめてみると不思議なくらい食べたいと思わなくなるよ、と聞いていました。
当初は半信半疑で、そんなことないだろうな、と思っていました。
しかしながら本当だった。
わたしの場合は2週間と言わず、10日ほどおやつをやめただけで、食べていいはずの週末にもそこまで欲しなくなっていたのです。
本などにもよく書かれていて、すでに知識として知ってはいたことでしたが、実際にこれほど体感できるとは思わなかった。ここまで実感すると腹落ちできるというもの。
一番心配していた甘いおやつを控えられるのか問題は、サクッと解決できたのでした。
週末だけは食べたいお菓子を存分に楽しむ、と決めたのが良かったようで、これまでとは違った形でおやつの時間も楽しみつつ、糖質コントロールも継続できたのです。

栗の季節到来!
大好きなパティスリーのモンブランをさっそく。

週末の朝食を久しぶりにあまあまメニューにした日。
たまにはこんな日も許します。

こちらも栗の季節の定番、マロンパイ。
イギリスのお土産にいただいた紅茶とともにいただきました。
普段の食事も然り
夕食の白米も習慣になってしまえば控えるのも辛くはなくなりました。
このメニューにはどうしたって白米がマスト!という日は無理せず食べて、他で調整するなど、フレキシブルに対応したのも良かったのだと思います。
運動習慣について
運動習慣のピラティスに関しては、どうにもやる気が出ずにすっ飛ばす日も多々ありましたが、そのうち、やらない日が続くとなんだか違和感を感じるようになってきました。(というほどハードにはしていませんが)
今は、1日一度、軽いメニューでもいいので体を動かして寝る、というのがルーティーンになっています。
週に2回は1時間程度のウォーキングをするのもようやく習慣になりつつあります。

もう2ヶ月ほどこの生活を続けてこれたので、いい具合にわたしの日常になじみました。ここまでくればもう一安心。
2ヶ月続けて感じたことはたくさんありますが、大きくは以下の2つです。
①体のだるさ、重さが軽減された
ここ数年、たっぷり睡眠をとっても、朝起きた時に体がだる重いと感じることが多かったのです。
年齢的なこと、更年期によくあることだと半ば諦めていましたが、甘いものを控えるようになって明らかに変化がありました。
だるい、重いという感覚が随分減り、疲れやすさは格段に違うと感じます。
ついでに、日中眠たくなることも減りました。
また、肌のくすみや疲れも少し軽減されてる気がします。(自分比)
②週末のおやつの時間を今まで以上に楽しめるようになった
子どもの頃から甘いお菓子が大好きな人生だったので、食べられなくなったら人生の幸せが減るのではないか?と、大袈裟ではなく不安でした。
食べることはもちろん、作ることも好きだったので、趣味の観点からも寂しい気がしていた。
しかし、週末はお菓子を楽しむと決めてから、その時間にお菓子人生を全集中させようと、逆にワクワクする習慣になりました。
お気に入りのとっておきのお菓子や、友人からいただくお菓子なども、週末のお茶時間に取っておくのが楽しみになりました。
気持ちのゆらぎの扱い方も慣れたもの
以前ほどではないけれど、今もやる気のなさやふと気持ちが下がることがあります。
そんな時は、無理せず受け入れる!
今ちょっと気分が落ちているなーと客観視できるようになってきたので、そんな時は自分の機嫌が良くなることを積極的にするようにします。
友人と会ってたわいのない話をする、
お気に入りの韓国ドラマをひたすら見る(今さらすぎますが、ここ2、3ヶ月でどハマりした)、
とっておきのおやつ時間を過ごす、
猫と心ゆくまで遊ぶ、
ジャムをひたすら煮る、
本屋さんで欲しい本を買う
好きな香りで満たす
などなど。
自分のご機嫌を取る方法をいくつもストックして置くことは、すこやかな心身を保つためにとても重要だと思います。
ささやかなことでもいいので、試してみると少し気分が上向きになるのです。

ホワイトセージを焚くのも気分がリセットされるので好きです。

猫と心ゆくまでもふもふ遊ぶのも幸せな気持ちになる。
あんまりしつこく構うと、ぷいっとどこかへ逃げてしまいますが。
婦人科の定期的な受診も変わらず
婦人科にも定期的に通っています。
HRTを一旦終了したので以前ほどの頻度ではなくなったけれど、今も漢方薬を出していただいて服用しています。
そして先日からプラセンタ注射をはじめました。
今のわたしの症状を先生に話したところ、プラセンタ注射を試してみましょうか、ということになり、現在は2週間に1回程度接種しています。
わたしの場合は保険対象なので継続しやすいのもポイントです。
こちらはわたしに合っているようで、ついでに肌の調子も良くなってちょっとうれしい。

長々と書き綴ってしまいました。
ゆらぎ世代、といってもその症状はひとくくりにはできないほど多岐にわたりますし、個人差も大きくて、対処方法もさまざまだと思います。
最初はいいと思った対処法も、しばらくすると合わなくなったり。
情報も溢れるほどで悩ましくもあるのですが、その時どきの自分のからだと向き合って、少しずつ調整していくのが良いと感じました。
一つに決め打ちで挑むのではなく、いろんな方法を試しながら微調整していくイメージです。
そして一番大切なのは、楽しみながら、時に友人と情報交換などしながら、少しずつでも続けること。
わたしもこの先も、楽しみながらおおらかにゆらぎと付き合っていきたいと思います。
あき
会社員・料理教室主宰 / 福岡県 /
49歳/夫・息子(24歳)・猫/手づくり部・料理部/インテリアコーディネーター、ジュニアベジタブル&フルーツマイスター。料理と、そのまわりの空間づくりと、インテリアが好き。季節を感じながら、料理をして盛り付けてしつらえて。いただきますと食べることがなによりの幸せだと思っています。おしゃれすること、本を読むことも好きです。生まれも育ちも生粋の関西人ですが、福岡に住んでもう15年以上が過ぎました。日々の暮らしを丁寧に楽しく。よろしくお願いします。
この記事へのコメント( 2 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。

















あき