暮らし発見

【こどもの入院手術】を通して思うこと

  • TB かね

2025.09.21

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小学校低学年

全身麻酔

「アデノイドを切除する手術」を経験しました

ずっとアレルギー性鼻炎持ちで
兄もそうだったので
気にしていませんでした。

が、次男の場合はよだれが小学校入っても
止まる事がなく
原因を辿ると口呼吸という事が判明しました。

長く通っていた耳鼻科に通院する事が難しくなり
約1年前に耳鼻科を変えました。

その耳鼻科はとてもよく診てくれるところで
耳鼻科を変えたことにより
難聴という事がわかりました。

授業も後ろの席では
あまり聴き取れていないという事がわかり
先生に事情を話し前の方の席にしてもらうよう配慮もしていただきました。

約1年聞こえは季節によってなのか
良くなったり
悪くなったりを繰り返し
まず片耳だけ鼓膜切開も経験しました。
オトベントという鼻息で風船を膨らまして鼻と耳の通りをよくする練習?のための
バルーンも試しました。

が、やはり繰り返すのでデッドラインを決めて
手術に踏み切りました

当初の予定はアデノイド肥大を切除すること
鼓膜チューブを両耳に装着する
この2つの手術が予定されていました。

アデノイドって何?

アデノイドは、のどの奥、鼻の突き当たりにあるリンパ組織(咽頭扁桃)
普段は口から見えません。
具体的には、のどの一番上である上咽頭に位置し
中耳と喉をつなぐ耳管のすぐ近くにあります。


幼少期(2歳~6歳頃)に最も大きくなり
10歳頃までに自然に退縮していくのが一般的と言われますが
うちの子はそれを待たずして手術に踏み切りました。

アデノイドが大きくなることで起こる問題の
• 呼吸障害(鼻の通り道を塞ぎ、鼻呼吸が困難になり口呼吸になること)

• 中耳炎の誘発(耳管の開口部を塞ぐことで、中耳炎を繰り返しやすい)

• いびき、集中力の低下などの症状

などが出て、日常生活に支障を来たしていると判断されたからです。

鼓膜チューブ挿入術

鼓膜の裏に液体が溜まる滲出性中耳炎の治療法
鼓膜に小さな穴を開けてシリコンチューブを挿入し
中耳の換気を改善させ、貯留液の排出を促す手術
です。

手術後の注意点として
• 耳への水の侵入(チューブが自然に抜けるか、または取り外されるまで、鼓膜に穴が開いている状態のため、シャワーやお風呂で潜らないようにし、水泳の際は耳栓の使用を検討する必要がある)



次男はプールの習い事をしている事
そのため、もし鼓膜チューブを入れる事になったらプールを続けるのは難しいかもしれない
また、自然にチューブが押し出されて穴が塞がった場合は良いが
そうでなかった場合
また、チューブを抜く手術をする事になるとの説明を受けました。

医師も極力避けたいとの事でしたので
鼓膜チューブを入れるほど鼓膜の状態が悪化していなくて良かったです。

眠れない、食べられない、見守りの負担

”三重苦”と言われている

「こどもの付き添い入院」どうする?

手術が決まったのがちょうどわたしが手術をするために入院した日でした。

病床で手術になるとの連絡を受け
こどももこの全身麻酔の不安とたたかうのか
小さいからそこまで恐怖心はないかな?
ただただ、わたしもこどもも無事に手術が終わり良い方向に向かう事だけを願いました。

こどもが入院するという事は
完全看護の病院なのか
付き添いありの病院なのか
二択かと思われますが
紹介された病院はどちらも付き添い有りだったため
付き添い入院が必須となりました。

●わたしは入院手術療養のためお休みをたくさんいただくこと
●出産による入院後もう2度と入院したくないと言っていた事
●わたしの夏休みは固定ですが、旦那は休みを選べる事
など考慮、また旦那の配慮で
旦那が2泊3日の入院に夏休みを利用して付き添う事になりました。
感謝です。

世間の目なんて気にしなければ楽なのに
だいぶ緩やかになってきた令和でも
夫婦で決めた事に
周りは母ではなく父が付き添う事を
理解できない意見もありました。

まだ男性が外で働き
女性は家を守るべきという考えが根付いている証拠でもあると思います。

付き添い入院はしなくとも
病院の送迎によるお休みや
入院期間が短かったため
その後学校をお休みする事になるであろう予測を立て在宅勤務申請
15歳以下の面会ができないため
長男の日常生活などもあります。

夫婦で決めて
役割分担してもやってないという目で見る人もいるのです。

結果、予想通り次男は退院の日も翌日も麻酔の副作用やら痛みが消えず
起き上がる事が出来ず
ずっと寝ていたので
休みや在宅勤務をしながら
次男の事を診ていました。

夫婦が協力して
交代で休みを取り
家族の生活と入院生活をサポートする1週間でした。
辛いのはもちろん付き添う側の旦那だったかもしれません。

それでも
夫婦で働くこと
今年は家族の半分が入院するという一大イベントが重なり
不安定になっていたという事を加味しても
思う事は男女の不平等さです。

理解ある旦那に恵まれたとしても
周りはそれを受け入れられる環境だとは限らないし
気にしなければ良いのに
わたしもどこかで母親がやるべきでは?
そんな考えがよぎってしまいました。



でも

なぜ?

母親が負担のすべてを背負わなければならないのでしょう?

こどもが体調が悪ければ
真っ先に電話で呼び出されるのは母親だし
同じように働いているのに
お迎え時間に間に合わないと
そわそわしながら仕事をするのも大半が母親で
出張や休日出勤、飲み会も全て段取りをしないと
いけない不自由さ

その反面、「今日遅くなる」や
スケジュールに出張と入れられるだけで
自由に動けるその身軽さ

親である事は同じなのに
母親と父親の違いを感じずにはいられず

あたっても仕方ない
苛立ちをぶつけてしまうこともあるのです。

すると、理解ある旦那だったとしても
稼ぎは上だから
稼ぎが下のものが犠牲になるしかない
と言われることもあります。

こどもの入院を通して
理不尽な社会の縮図が見えました。

母親だって働き盛りは待ってくれないし
仕事をさせてくれよと思うこともあると思います。
ほんと、誰かが少し手伝ってくれるだけで楽になるのにといつも思います。
そこに母親が全てカバーすべきという考えの日本社会のしがらみを感じます。

気を取り直して

不安を押しのけ決断してよかった

こどもの手術

こどもの入院手術

手術の話が出始めた頃も不安で
手術当日も不安で
この選択が間違いでなかったのか
何度も考えました。

術後2日は副作用がひどくて辛そうだったし
その後3日ぐらいは喉が痛くて食べることも積極的にしなかったけど
手術当日から聞こえは本人が良くなったと実感するほど
良くなっていたし(術後の検査でも良好)
いびきも凄くおさまったし
よだれはまだ出ますが、(おそらく鼻呼吸にまだ慣れていない)
気圧の変化で耳が痛いと言わなくなったし
(こちらはまだ観察が必要ですが)
わたしにはわからない
耳の詰まりによる生きづらさはきっとあっただろうから
それが緩和されただけでも
賛否両論ではありますが
決断実行して良かったと思います。

こどもの入院手術

個人差はありますが
次男の場合は術後3日目には食欲も出てきて日常生活が出来るようになり
1週間で喉の痛みはなくなったようです。
元気です。
鼓膜切開の後も術後1週間で傷は塞がりましたが、念の為1か月は水泳用の耳栓をして
プールの習い事も再開しました。

親戚も2人ほど同じような手術を
幼少期に経験していて
遺伝もあるのかな?
と思いますが

こどもが手術と言われて
不安になる親御さんが多いのは事実だと思います。

わたしたち家族の事が少しでも参考になり
誰かの勇気となり背中を押せるならと記しました。

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TB - かね

派遣社員 / 千葉県 / LEE100人隊トップブロガー

42歳/夫・息子(11歳・8歳)・犬(ヨーキー15歳)/料理部・美容部/2人の男の子を育てる派遣ワーママです。子育て、家事、育児、少年野球ママ経験中。元仮面ライダーゼロワン国宝級イケメン高橋文哉君をゆるく応援しています。面白い人と、面白いことが大好きです。ファッション、インテリア、街ブラ。取り組んでいることは週末の野球飯を含む料理全般(苦手だけど)頑張ります。観葉植物にも興味が出てきて増やしたいと思っています。どんどんおうちにいる時間が好きになっていて自分なりの、家を心地よくすることを常に考えています。みなさんの素敵な生活、日々勉強になります。身長154㎝。

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