暮らし発見

【みんなに聞いてみたい】子供が習い事を辞める時の話

  • 087 とと

2025.10.03

  • 18

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こにちは。087ととです。

タイトルに【みんなに聞いてみたい】と書きましたが、重い話ではありません。
ちょうど今年の5月に息子が5歳から習っていたバイオリンの習い事を辞めたので
ちょっとそのお話と習い事を辞める時の話ってあんまり周りでは聞いたことないなと
思ってブログにしてみました。

LEE世代だとまだお子さんも小さくて習い事はこれからって方も多いと思いますが、
ちょっと先の思春期中学生を育てる087ととの話と思って読んでもらえたら嬉しいです。

※ちょっと長いのでお時間のある方だけお付き合い下さい。

習い事何やってる?

我が家の息子、小さい時から水泳、英語、ピアノ、バイオリン、陸上など色々やって
おりました。単発のワークショップなども沢山連れて行き今となっては懐かしい日々。
第一子として親の期待を背負い(笑)、生まれた頃は脳科学とか小さい頃から
色々経験させるのが良いみたいな特集がテレビで盛んにやっていて私もかなり影響されました。

バイオリンの練習を頑張っている息子。この頃は結構真面目にやってたな…

そんな中、4歳になった息子がある日「バイオリンを習いたい」と言い出しました。
えっ?バイオリン?なんで?うちはそんなセレブな家ちゃうで、そもそもバイオリン
どこで知ったん?とハテナの連続。

ちょうどその頃、通っていた保育園で希望者にピアノの個人レッスンをやってくれていたので
先にそっちに行ってもらうことにして気が変わることを待っていたのですがなぜか変わらず。

じゃあ体験レッスンに行ってみようと連れて行ったところ、息子のキラキラした目と
バイオリンを弾かせてもらった時の誇らしい表情を目にして「これはやらせてあげたい!」と
一瞬で習わせることに決めました。

ただ、SNSも今ほど発達してない時代に働いている私が保育園に通う息子を通わせられる
バイオリン教室を探すのは大変でお教室を決めるまでにもいろいろあったのです。

バイオリンを習わせてみて

ようやく見つけたお教室はとても家庭的な雰囲気で、レッスンでやる曲以外にもお楽しみ会で
自分の弾きたい曲を弦楽四重奏で弾かせてくれたり親も発表会のお手伝いをするような所でした。
小さい時から通っているので生徒同士も親戚のような関係で、先生も「息子くん音楽好きやね~」と
言ってくれるようなとても温かい恵まれた環境でした。

発表会は間違えないか聴いている私がハラハラして心臓が止まりそうでした。

しかし、習い事あるある「家で練習しない!」問題が大きくなるにつれて表面化してきます。

小さい頃は練習が嫌にならないように「練習しなさい!」ではなくて「息子くん、お母さんに
バイオリン聞かせて~。息子くんのバイオリン聞きたい」と声掛けしていたのですがさすがに
毎日これを言うのも白々しく、直球で「練習は?(怒)」となってくるわけです。

そういう私も子供の頃全く練習せずにピアノ教室に通っていました。その時の事を思い返すと
レッスンが終わって気づいたら次のレッスンの日だったという感じで全く悪気はなかったのです。

小さい頃は楽しくやれていたバイオリンも曲が難しくなるにつれ本人にも色々な気持ちが生まれます。
練習を見ている私も「もっとこうした方が…」と口うるさくなることも多く、小さい頃の様に
無邪気に取り組めない日も増えました。

そうこうしながら小学3年生の2月には中学受験の塾に通うことになり習い事の整理をはじめ、
5年生の夏には最後まで続けたピアノとバイオリンも受験が終わるまでお休みすることにしました。

再開したものの

受験が終わりピアノとバイオリンの再開について息子と話し合い。
ピアノは辞めて、バイオリンはなんとか説得して渋々続けてくれることになりました。
ただちょうどフルサイズのバイオリンに買い換えないといけない時期で、息子に相談したところ
「いつ辞めるかわからんから購入せずにレンタルで」と言われる始末。
ここから辞めて欲しくない母VSいつでも辞める態勢の息子の根比べが始まります。

とても良い経験になった弦楽四重奏。人と合わせて弾く経験は何よりも成長できました。

こうして細く長く低空飛行で続けていたバイオリン。
中学生になり世界が広がって色々な事に興味を持って毎日を過ごす息子にとっては優先順位が
低くなるのも当然のこと。私もやっと理解し、ついに話し合いの末辞めることに。

長年お世話になった先生からは「またやりたくなったらおいで、またすぐに弾ける力は
十分に身についてるから大丈夫」と言ってもらえたのが何よりもありがたかったです。



無駄ではなかった…

バイオリンの音が家からなくなり寂しく思う日々。
高校生とかになっても音楽の習い事を続けている人を見ると羨ましく思ったり、
もっと私が上手くリードできたら続けてくれてたのかなと思うのが正直な気持ちです。

ただ、最近1つ良いことがありました。
息子が友達に誘われて吹奏楽部に入っていたのです。
音楽に躊躇なくチャレンジできるのは間違いなくバイオリンとピアノを習っていたからこそ。
音楽のタネはちゃんと息子の中で根づいているんだなと感じられた嬉しい出来事でした。

突然ですが、最近読んだ本です

ちょうど習い事を辞めたことについてブログに書いてみたいなと思っていた時に読んだのが、
本屋大賞を受賞した「アルプス席の母」です。
甲子園を目指す息子と母のお話ですが、子供の習い事や親の心情に通じる部分があり
共感しながら読みました。
特にスポーツ系の習い事をやっているお子さんをお持ちの方にお勧めです。

結局何が言いたいかというと…

子供の習い事を通して「あれは良かった」とか「全然身につかんかったな」とか
笑えたりツッコミたくなることもいっぱいあったな、でも楽しかったなと思える今。

周りを見ていると「スゴイな」と思う子もいれば、「親御さんも大変やな」と感じる
場面もあります。
習い事を続けるか辞めるかの基準は、本人のやる気や人間関係、費用や親の事情など様々。
でも共通するのは我が子のやる気や頑張り、成長する姿を応援したい親心ではないかと…。

このブログを書いてみて「子供の習い事には、100人いれば100通りのドラマがある」と感じました。
悩んだり迷ったり子供とバトルになったりするのは、それだけ子供の事を一生懸命に思っているからこそ。
今まさに習い事でモヤモヤしている方の心に私の経験が届けば嬉しいです。

087 - とと

会社員 / 大阪府 / LEE100人隊

48歳/夫・息子(15歳)/手づくり部・料理部・美容部/こだわりやとテキトーが共存する真面目人間です。やりたいことがたくさんあって、日々バランスを整えながら前進中。パーソナルスタイリストを目指して勉強しながら、ファッションやインテリアなど“好き”を発信しています。3年目のラストイヤーも悔いのないよう「とりあえずやってみよう!」を合言葉に突き進みます。よろしくお願いします。

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