9月に入り、カナダは少し秋めいてきました。
7月〜8月に夏休みを利用して、北関東→東北→北海道を巡ってきた旅の記録。
だいぶ北上して青森県まで到達しました。
前回のクリップでは、青森県のおいしいものの記録を綴りましたが、
今回は、現代アート・伝統祭り・縄文時代という、全く違う3つの世界について綴ります。
いつもお読みいただき、ありがとうございます。
十和田市現代美術館で、アートと遊ぶ
SNSで話題になっていて、ずっと気になっていたユニークな『十和田市現代美術館』。
敷地内の展示の魅せ方やレイアウトもとても工夫されていて、ワクワクする心をくすぐられます。
常設展示の作品は撮影OKなので、「どうやってこの魅力的な作品を撮ろうか。」とついつい悩んでしまうほど。
最初に驚かされるのは、《スタンディング・ウーマン》

高さ約4メートルの巨大な女性像で、近づくほどにそのディテールの精密さに圧倒されます。
皮膚のしわやたるみ、血管の透け感までリアルに表現されていて、まるで本当にそこに生きている人のよう。
さらに、見る角度によって表情が違って見えるのもとても不思議でした。
栗林 隆さんの《ザンプランド》では、椅子の上に一人ずつ上って、天井裏を覗く仕掛け。

何が見えるかは、覗いてからのお楽しみです。
この美術館が楽しいのは、敷地内だけではなく色々な空間にもアートが隠れていたり

外にも作品が点在していて、大人も子供も一緒にアートの世界を体感できます。

奈良 美智さんの《夜露死苦ガール2012》。
ゆるいようで、どこか強さを感じるその佇まいに、じわじわ惹き込まれます。
他にも、オノ・ヨーコさん、草間彌生さんなど、日本人に馴染みの深いアーティストの作品が展示されていて、見どころたっぷり。

青森に来たら、是非足を運んでほしい美術館でした。
ねぶたの家 ワ・ラッセで、祭りの魂に触れる
青森県といえば、やっぱり「ねぶた」。
私が本物のねぶた祭りを見たのは小学生のときでしたが、

今回訪れた『ねぶたの家 ワ・ラッセ』では、展示を通してねぶたの成り立ちや制作工程、
そしてねぶた師の方々の魂のこもった仕事ぶりを間近に感じることができました。

ねぶたの目力、筋肉の躍動感、そして灯りの迫力。
ただ大きくて華やかなだけではない、日本人の祭りに対する熱量が、全身に伝わってくるようでした。
お祭りの期間に青森に足を運ぶことができなくても、こうしてたくさんのねぶたを見ることができるのはありがたかったです。
三内丸山遺跡で、縄文にタイムスリップ
そして、こちらもどうしても訪れたかった場所、『三内丸山遺跡』。

私が縄文時代に興味を持ったのは、小学校高学年のとき。
とてもユニークな担任の先生がいて、校庭に竪穴式住居を作ったのが忘れられない思い出。

実際に足を踏み入れると、復元された住居や展示物から1万年以上前の暮らしがリアルに伝わってきて、思わず何度も「へえ〜!」と言ってしまいました。

娘も意外と真剣に見入っていて、カナダの歴史と比較する時間にもなりました。
青森県でこんなにアートと文化を体験できるだなんて。大満足の青森ステイとなりました。
さて、次はついに北海道へ上陸です。
016 - Umi
教育系 / カナダ / LEE100人隊
48歳/夫(ポーランド人)・娘(12歳)/手づくり部・料理部・美容部/気づけば、カナダ暮らしも20年。3年目のLEEラストイヤーは、心豊かに、彩りゆたかに。旅やネイル、ワークアウト、発酵生活やおいしいものを通して、海外にいても心の余白を大切に。「丁寧に」、そして「笑顔で」。少しの冒険心とユーモアを添えて、多面的に進化していけたらと思います。読む人の心に、ぽっと灯りがともるような瞬間を届けられますように。パーソナルカラー:イエベ秋 顔タイプ:エレガント 骨格:ナチュラル。
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