
エッセイを読みました。
意識したつもりはないのだけど、芸能に身を置いてる方の本ばかり。
いのちの車窓から 2:星野源

ミュージシャンで役者さん、文章も書いていてラジオで喋ったりもする。コントっぽいことやってるのも見たことあるし、センスとユーモアのある器用な人なんだろうなぁ。生まれ持った雰囲気っていうの?なのに気取ってませんよ、って感じでかっこいいわぁ。
ハイ、実は星野源という人をわたくしそこまで知りません(「逃げ恥」未視聴だし、何なら恋ダンスとか割と冷めた目で見てたタイプですスミマセン)。だから、さっきのはあくまでイメージ。
という前置きがありながらなぜか気になった書籍がこちら。
近況を面白おかしく語るエピソードトークもあるけれど、コロナ禍で書かれたという事もだいぶ反映されていて、意外だったのはどちらかというと閉塞感のある内容だったこと。
そして、先ほど私が書いたような”イメージ”に悩み苦しめられる様子が描かれていること。。。私、読み終えてから少し反省しました。
周りの目や日々の忙しさからくるメンタルの崩れもそれを受け入れるさまも鮮明に繊細に表現されていて、対峙というか、ある種の諦め?
あまりに脆くて、怖くなる。でもきれいごとは言わず「生きる」ということにスポットを当てた文章はほんとに光が差してるようだった。このタイトルがぴったり当てはまるようなまさに「記録」のようなエッセイでした。
すごくすごく余計なお世話だけど。
どうぞ心穏やかに、末永くのびのびと活動してほしいと願わずにはいられません。
Dearママ:吉川ひなの

カワイイ、キラキラ、お人形みたい。
ひなのちゃんといえばそんな印象だったけど、この本の出版前にふと流れてきた彼女のバックグラウンドに衝撃を受けまして。どうやら以前から公表されてたみたいですね。
彼女の親の章もあれば彼女の子供たちの章もあるのでけして悲しく辛い部分だけではないのだけど、ひなのちゃんも自分の中で目を逸らしたくなる事案に一生懸命向き合おうとしていて、それを精一杯のやさしさで綴ってあって、本当に健気で。
使う言葉も表現力がほんとうに豊かで素敵なのだ。すっごくピュア。抽象的じゃなくてちゃんと捉えてて。。。彼女を天然とかおバカキャラなんて呼ぶ人は誰?
種類は違えど毒気がある親を持つ身としては、子育ては親を反面教師にしたいけど時々「自分も同じ類じゃないのか」と我に返る苦しい部分もあって。
連鎖するのかしないのか。ひなのちゃんはそれを恐れながらも親の成り方を一歩ずつ進んでいるようで思わず拍手を送りたくなる。
でもその反面、子への愛が少し過剰じゃないかなと思ったり、辛い過去を抱えながらも結局「ママが好き、愛してる」と言えてしまうところに少しの危うさも感じるのです。
すごくすごく余計なお世話だけど。
ファンという目線とは違う目線から応援したいと思いました、本当に。
My Life:peco

りゅうちぇるのパートナー・ぺこちゃんの著書は前の2冊とは雰囲気がまた少し変わって。
こちらも悲しい事件については触れられてはいるのだけど、「乗り越えて」の先の、「乗り越えてハッピーになる覚悟」をしっかりと感じられる。
そうなの、幸せに生きる覚悟!
その先の未来が良くなることを信じてるところがとっても好き。
誰の否定もせず自分も他人も全肯定のポジティブマインドは、私の方がいくぶんも年上なのに本当に見習いたいところです。
すごくすごく余計なお世話だけど。
読んでいてハッピーになれる文章をこれからも綴ってほしいな。
「生きるのは辛いのか」それだけじゃないって思いたい。
「いのちの車窓から2」では「生きるのはしんどいけど、生きるの中にあるものをたどる」(まんま引用できないのでニュアンスです)と触れられていて。
なるほどな、と腑に落ちた。
楽しいや嬉しいは「生きる」の中にあるのだと。
当たり前と言われればそうだけど、そう思えなかった人生もところどころ踏んできた私には響いたんですよね。
以上の3名からはどなたからも気付きがあって、何様?という感じだけど本を読んでさらに好きになって、応援したくなって。
活躍や活動を、というより、彼らの人生を、です。←まじで何様?でも本当にそう思ったんだよ。
最後まですごくすごく余計なお世話だけど。
*****
夏ごろに読んだ本だったのですけど、メッセージ性の強い3冊なのでこれまでゆっくり推敲しながら書きました。
個人の感想文になります。もし失礼無礼がありましたらすみません。
TB - ゆかり
主婦 / 岐阜県 / LEE100人隊トップブロガー
45歳/夫・娘(9歳)/手づくり部・料理部・美容部/音楽大好きYUKI部・紙モノ大好き文通クラブもマイペースに活動中。わたわたしている日常の中で、ブログは大切な休憩場所。私なりのスキ・タノシイ・カワイイを目いっぱい綴りたいと思っています。ラストイヤー、ぜひお付き合いいただけたら!普段から割とにやにやしています。声は低め。猫を飼うのが夢。
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