【私の推し本】晩夏にピッタリのミステリー/『嘘つきたちへ』 小倉 千明 

さくさく読める！創元ミステリ短編賞受賞作

メディアで見て、とても気になりそのまま本屋さんへ向かい購入した一冊☺

全五編からなる短編のミステリーで、小見出し？は“嘘つきたちの競演”ということで複雑な騙し合いが想像でき、早く読みたい！の衝動に駆られました。私の中ではホラーと同じ感覚で、ミステリーも暑い季節に読むのがしっくり！何となく夏の終わりが特に読みたくなったりするのです😌

思わず声も出る展開！

「このラジオは終わらせない」「ミステリ好きな男」「赤い糸を暴く」「保健室のホームズ」「嘘つきたちへ」というタイトルの５つのお話しは、どれも見事に被ることのない背景で、どの作品も最後には思わずえー！とか、うわっ！と声を出して読んでいました。←子どもにうるさいとか、そんなに声出して読むのママだけ！とか突っ込まれながら🤣

まず最初のお話しで、そうくるの！と思い、なるほど。。。次は犯人当てたい！と意気込んで次の作品を読み出したはずなのに、もうその意気込みはどこへ？といった具合に、お話しの中へ入り込んでしまい、見事に一番の味方に裏切られていました🤣それだけ、そうくるか！とか、そういうほうか！みたいな、ネタバレしちゃうので上手く書けませんが、切り口というか視点というか、どれもミステリーなんだけど、色んなミステリーがあり、面白いしすごいと思える作品でした！そしてやっぱり一番怖いのは人間なんだなと再確認。笑

この嘘つきたちの競演。気持ちいいくらいに騙されるオススメの一冊です♪