先日、テレビや雑誌、LEEレシピでもおなじみの東京・恵比寿にある日本料理店「賛否両論」笠原将弘さんのYouTubeで沖縄グルメ「ガーリックチキン」をご自身流に再現したレシピを紹介したその動画を見て、ハッとしました。気軽に買えるがゆえに、「買うのが当たり前」と思い込んでいて、それがいつの間にか私の中の常識になっているということを。
あえて作らなかった“ワケ”がある
なぜ今まで作らなかったのか？と、誰かに問われた気がしたので、勝手ながらお答えします。元祖と言われているお店は、特定の地域に根ざした地元ではかなり有名なお店。みんな「いなりとチキン」だけを目当てに、わざわざ買いに行くほどです。味付けはとてもシンプルで、親しみやすくて、分かりやすい。なのになぜか、どうしても“あの味”は再現できない。
その理由は、きっと秘密のベールに包まれた門外不出のレシピにあります。守られ続けてきた、あのお店ならではの味なのです。
沖縄ガーリックチキン
笠原さんの再現レシピで作った沖縄ガーリックチキン、これはかなり本家に近いんじゃないでしょうか？レシピやコツが気になった方はぜひ動画のご確認を！
次の挑戦は、最難関・沖縄いなり。果たして再現なるか？
笠原さんのYouTubeではチキンのみが紹介されていましたが、実はあのチキン、沖縄いなりと一緒に食べてこそ真価を発揮するのです。沖縄いなりは、本州の甘く煮つけたお揚げとは対照的に、甘さ控えめで酢飯もしっかりした味付け。素朴ながらついつい何個でも食べてしまう美味しさがあり、一口サイズで食べやすいのも特徴です。しかし、このシンプルな一品をおうちで再現するのは本当に難しい。なぜなら、そもそも沖縄いなりの皮が手に入らないからです。そういった理由もあり、過去に何度か挑戦したものの、チキンを再現する前にいなりの壁にぶつかっていたので再現を諦めていました。
挑戦の末にできた、似て非なる沖縄風いなり
完敗です。
全然違うものができてしまいました。全部違う、くぅ！（泣）それでも、ニンニク強めのチキンと、薄味でほんのり甘い沖縄いなり。この二品こそが、鉄板の組み合わせなんです！
究極にシンプル。断面図でお分かりいただけますでしょうか。
今回は笠原将弘さんの再現レシピで沖縄ガーリックチキンに挑戦し、かなり本家に近い味を楽しむことができました。しかし、最難関の沖縄いなりの再現は完敗。全然違うものが出来上がってしまい、正直悔しい気持ちでいっぱいです。それでも、ニンニク強めのチキンと薄味でほんのり甘い沖縄いなりは、この二品がそろってこそ沖縄ご当地グルメの鉄板コンビだと改めて実感しました。また再挑戦するかはわかりませんが、ぜひ皆さんもおうちで作ってみて、沖縄の味を楽しんでみてくださいね！（もちろん、買うのも全然ありです！）
TB - icoco
会社員 / 沖縄県 / LEE100人隊トップブロガー
46歳／夫・娘（18歳・9歳）・息子（11歳）／手づくり部・料理部・美容部／雑誌・Web「LEE」、そして100人隊が大好きです。小窓の住人として、書くこと・伝えることに夢中になっていたら、あっという間に5年目。これからも、LEEが大切にしているものを大切にして、ゆるりと日常を楽しみながら書き綴っていきたいと思います。衣食住はシンプルなカラーの中に時々はっきりとした色を取り入れるのが好き。北欧やビンテージの雑貨・家具・沖縄のものもお気に入り。服はきれいめカジュアルが多め。肩幅広め・中肉中背で、骨格ナチュラル。イエベ秋の濃いくすみ色が合うらしく、ブルべ冬にも少し寄っている（らしい）身長162cm。
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