先日、平野啓一郎さんの短編集『富士山』を読みました。きっかけは、LEEの雑誌にも登場していた田内学さんが、インスタで平野さんの『ドーン』と『富士山』をおすすめしていたこと。興味はあったけれど長編は少し構えてしまうので、まずは短編から…と手に取ったのがこの本でした。
ページを開くまでは、難しい本かな?と思ったけど、読み始めるともう止まらなくて、ページをめくる手が勝手に進む進む。パラレルワールドのように、「もしこんな選択をしたら、こんな未来になるのか」という展開に何度も心がざわつきました。
中でも特に心に残ったのは「ストレス・リレー」という短編。人のイライラを受け取ってしまったり、逆に自分の苛立ちを別の人に渡してしまったり…これ、私もやってる!とドキッとしました。作品の中でルーシーが見せる、負の連鎖を断ち切る姿に強く憧れて、「私もこうありたい」と心から思ったのです。
読後、心の奥がスッと軽くなった気がします。短いけれど、じんわりと長く響く一冊でした。
すっかり平野さんにハマりそうです。次は『ドーン』とロングセラーで映画化もされた『マチネの終わりに』を読みたいと思います!
TB - みぽぽ
会社員 / 埼玉県 / LEE100人隊トップブロガー
39歳/夫・娘(7歳・5歳)/手づくり部・料理部・美容部/好きなことは.旅行・読書・料理・焼き菓子屋巡り・宅トレ・腸活です。16時間断食もゆるく続けています。今年度は発酵食品の料理にもチャレンジしたり、腸内フローラ検査もやってみたりと、健康情報についてシェアできればと思ってます!甘いものも大好き。よいものよいことを共有できたら嬉しいです。
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