ゴッホ展「家族がつないだ画家の夢」大阪市立美術館にて
しーさんも行かれていましたが、私も東京や年明けの愛知開催を待たず、ひと足早く【大阪市立美術館】で開催中のゴッホ展に行ってきました。
今回の展示は、オランダのファン・ゴッホ美術館の所蔵品を中心に構成されていて、ゴッホと弟テオの死後、テオの妻ヨーと息子(フィンセント・ウィレム)がどのようにしてゴッホの作品を守り、世に広めていったかが丁寧に描かれています。

絵の背景にある物語に惹かれて
「なぜこの人はこの絵を描いたのか?」「そのとき何が見えていたのか?」といった、絵の背景をたどるのが好きです。今回の展示はまさにその好奇心を満たしてくれるもので、時系列でゴッホの人生と作品が並び、ところどころに映像も挟まれていてとても見ごたえがありました。
音声ガイダンスで、各々のペースで鑑賞
音声ガイドは松下洸平さんのナレーション。彼の穏やかで優しい声が、ゴッホの繊細な心情や家族との絆をより深く感じさせてくれました。今回は家族3人で訪れましたが、各々が自分のペースでゴッホの物語にトリップイン。展示を見ながら耳からも物語が流れてくるようで、まるでゴッホの人生を旅しているような感覚になりました。(美術館に行く前に行った、あべのハルカスの展望台にて)

周囲の尽力があってこそ
特に印象的だったのは、ヨーがゴッホとテオとの手紙をまとめ、作品を守り続けた努力の記録。お手紙だけでなく家計簿も資料として保管されていました。ヨーは義兄の作品を世に出すことに人生を捧げ、作品を展覧会に貸し出し、戦略的に販売していたんです。
コレクションを散逸させないために尽くした、花咲くアーモンドの木の枝を送られた当事者の息子フィンセント・ウィレムは、コレクションを散逸させないためにフィンセント・ファン・ゴッホ財団を設立。芸術は、描いた人だけでなく、それを支えた人々の物語でもあるのだと改めて感じました。
お財布の紐、緩みました…。
かも、まだ公式オンラインショップがオープンされていないこともあって、お土産も含めてついつい…。でも、最近は息子がTシャツやパーカーをドヤっと着てくれるので、家に帰ってからも展示の記憶がふと蘇るんです。それって、ちょっとした贅沢だと思うんです。

「SKETCH!」コレクションのトートバッグとキーホルダーは自分用。

お土産には、青山デカーボの限定の「ひまわり缶」や、マグネット付きキャンディを。ひまわり缶の中にはかぼちゃのと米粉の焼き菓子が入っています。


ゴッホ展のおかげで心満たされる、穏やかな時間を過ごしてきました。
TB - サナ
会社員 / 岐阜県 / LEE100人隊トップブロガー
37歳/夫・息子(12歳)・猫/手づくり部・料理部・美容部/心も身体も「柔軟だけど芯のある人」を目指しています。シンプルなものやことに惹かれます。趣味はヨガ(RYT500)や登山でお菓子作りも好きです。なるべく衣食住バランス良く暮らしたいなと思っていますが、日々は……。LEE100人隊の活動では、素敵なみなさんに暮らしを楽しむヒントをいいただいてます。本年度もどうぞよろしくお願いいたします
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