【マルタ親子留学】戦争博物館で感じた、戦時下の空気<-vol.9>

こんにちは、082ひでみんです。

先日ご紹介した「日本人旧海軍戦没者墓地」を訪れた数日後、息子の希望もあり、ビルグという場所にある戦争博物館「Malta at War Museum」へも足を運びました。

※施設の方にブログ掲載の許可をいただいております。

ガイド付きツアーで防空壕の中へ

第二次世界大戦中、イギリス海軍の拠点が置かれていたマルタは、

イタリアやドイツから激しい爆撃を受けていたそう。

当時住民が避難していた防空壕の上に作られたのが、この博物館です。

ちょうど、ガイドさんによる無料のツアーが行われており、そちらに参加。

実際に使われていた防空壕の中を歩いて、戦時下の空気を肌で感じる体験ができました。

狭く暗い通路を進むと、ベッドや治療スペースなど、当時の生活や緊張感がそのまま再現されていて、

「みんな、どんな気持ちで過ごしていたんだろう」と、息子とも静かに言葉を交わしました。

防空壕を抜けた後の展示スペースは、戦時中の映像や音声が流れる臨場感ある空間でした。

地中海の中央に位置することから、ずっとこの地をめぐる争いが続いてきたマルタ。

今や平和で穏やかな観光地のかつての面影に触れ、歴史の流れに思いを馳せることができました。

自分のペースで巡るのもおすすめ

今回はツアー形式でしたが、親子で自由に見学するスタイルの方が、わが家には合っていたかもしれません。

戦争というテーマの重さを受け止めつつ、親子で「平和って何だろう」と立ち止まる時間に。

個人的には、静けさの中で異国の地に眠る日本人やさまざまな国の若者にじっくりと祈りの気持ちを抱くことができた「日本人旧海軍戦没者墓地」のほうが、より深く心に残っているようにも思います。

今日も、それぞれの場所で、心に灯るひとときがありますように。

082ひでみん

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